週末になると子どもと一緒に、おもちゃ量販店「トイザらス」に足繁く通っている、と言う方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 様々な新商品に目を輝かせるトイザらスキッズと、お財布と相談しながら何を買おうかと真剣に悩む我らトイザらスアダルツ……。

 でもふと、店名をよく見ると何かがヘン……カタカナの中に、ひらがなが1文字だけ混じってる……?

■ 英語表記のニュアンスを表現

 その回答の答えは、英語表記にあります。

 英語表記だと「ToysЯUs」…RがЯと反転しているのです。

トイザらスの看板(撮影:山口弘剛)

 つまり、日本語表記する際にЯ部分にあたる「ラ」を、カタカナではなくひらがなにすることで、それを表現したわけですね。

■ 反転させた理由は?

 では、なぜ英語表記でRをЯと反転させているのでしょうか?ここには、トイザらスという会社名に込められた思いがあったりします。

 「鏡文字」という現象をご存知でしょうか。文字を反転して書いてしまうという、多くの子どもに見られる現象です。様々な要因が考えられているそうですが、利き手がまだ分化していなかったり、文字を図形として捉えていたりすることなどが理由として挙げられています。

トイザらス店内ポスター(撮影:ゆっくりドットコム)

 トイザらスはそんな子ども心を忘れないよう、店名のRを鏡文字にしたわけなんですね。流石はおもちゃ量販店、遊び心を忘れないデザインセンスに、ただただ脱帽です。

 なおこの件は、トイザらスFacebookページで2013年10月20日に投稿された『なんで「トイザらス」の「ら」だけが平仮名なの?』でも紹介されています。

トイザらスFacebookページの2013年10月20日投稿より。

<参考・引用>
トイザらスFacebookページ:なんで「トイザらス」の「ら」だけが平仮名なの?
幼児の認知 : 特に鏡文字を中心にして
※本文中画像の1枚はトイザらスFacebookページ2013年10月20日投稿のスクリーンショットです。

(ゆっくりドットコム)