眼科医である「ドクターK@眼科医パパ」さんが自身のSNSを通じて、「歩きタバコ」に関する“ある”健康被害について紹介し、話題となっています。

 タバコの健康被害といえば、すぐおもいつくのが副流煙。でも「歩きタバコ」の場合には、それ以外にも重大な危険があるそうなのです。

■ タバコの火で周囲がやけどする可能性も

 ドクターK@眼科医パパさんが指摘した問題は、「子どもや車椅子の方の目線にタバコ」が来てしまうこと。

「条例で禁止されているとか関係なく、歩きタバコは絶対にやめてください。目線の高さにタバコが来ると、お子さんや車椅子の方の目線にタバコがあり非常に危険です。まぶたの火傷などで怖い思いをしている人もいます。大事なことなのでもう一度言います。歩きタバコは絶対にやめてください」

 歩きタバコをしている人にとってはただ手にもって歩いているだけでも、子どもや車椅子の方からすればちょうど目の高さ。すれ違いざまにやけどをする恐れがあるのです。最悪な事態を考えると、失明する可能性も0ではありません。

 これは確かに危険な行為。特に人の多い街中で歩きタバコをされれば、喫煙者との接触機会も増えてしまいます。

■ 実は筆者も子どもの頃に経験アリ 大人になってものこる傷跡

 実は筆者も幼い頃同じような経験があり、今でもそのタバコの火による「傷跡」がのこっています。下手すれば筆者のように、一生モノの傷になることだってあり得るのです。

歩きタバコによる火傷の傷

 投稿者であるドクターK@眼科医パパさんに今回の投稿についてうかがうと、今回の投稿内容は自身に経験がないものの「以前に類似した投稿(Tweet)をした際に何名か被害にあったと言っていたので、それを考慮して」改めて注意喚起として投稿したそうです。

 ちなみに副流煙だけでも目に影響を与えることがあるのかうかがうと、「副流煙はもちろん影響ありますね」という回答。「火が人にあたらなければいい」というだけの問題でもないのです。

 つまり歩きタバコは、子どもや車椅子の人に限らず、周囲の誰にでも影響を必ず与えてしまいます。しかし現在の条例や罰則では完全に防ぎきることは困難。同じようなトラブルが度重なることで、やっと厳しいものとなることが予測されます。

 もちろん、喫煙者のすべての方が悪いというわけではなく、一部のマナーの悪い喫煙者がこのような問題を起こし物議を醸しているわけです。ルールを守ってタバコを吸っておられる方は、むしろ風評による被害者でもあります。

 このようなトラブルを今後お互いスッキリと解決していくにはどうしたらいいのか?少しでも改善できるよう、行政に頼るだけでなく、一般の人からもSNSで情報を拡散・共有して広めるなど、働きかけていくことが重要になってくるのかもしれません。

<記事化協力>
ドクターK@眼科医パパさん(@doctorK1991

(たまちゃん)