バレエの魅力と言えば、ダンサーのポーズや動きの美しさ。しなやかな曲線美はつい見入ってしまうものですが、踊れるのは人間だけではなかったようです。

 「にゃんこバレエ団」というつぶやきと共に、1枚の画像を投稿したのは、Xユーザーの小野一俊さん。そこにはなんとバレエを踊っているかのような猫の姿が写っています。スーブルソーしながらのカンブレかな?これはかなりの上級者だ……!

 3枚の写真を1枚にまとめて投稿された画像には、左と真ん中がジンくん、右がウミちゃんの姿が写っています。いずれも小野さんと生活を共にする愛猫たちです。「一連のバレエの流れになるように調整した」と語る、構図の見せ方もお見事ですよね。

 それもそのはずで、実は小野さんは世界最大規模の国際写真コンテストにおける日本部門賞を受賞するなど、多数の受賞歴を持つ腕前の持ち主。写真はあくまで趣味としながらも、その活動には大きな注目が寄せられています。

 SNSではジンくん、ウミちゃんの成長記録を発信しており、今回の写真も、それぞれがおもちゃで遊んでいる瞬間を捉えたもの。

 まさにバレエのようなポーズを決める猫ちゃんたちについて「ウチの子たちは、野生児のように家の中を駆け回っているので、その子たちがこんな美しい姿をたまに見せてくれる時は、感動すら覚えてしまいます」と、小野さん自身も驚きを隠せない様子でした。

にゃんこバレエ団

 そのポーズの美しさから「どんなおもちゃを使っているのですか?」と聞かれることも多いそうですが、使っているのはごく普通のボールや紐とのこと。やはり、小野さんの腕前によるところが大きいのでしょう。

 あえてコツをあげるならば、と教えてくれたのが「毎日、猫ちゃんとコミュニケーションをしっかり取る」こと。遊ぶことはもちろん、ブラッシングや歯磨きも毎日欠かさず行っているそうです。

 「ローマは一日にして成らず」ということわざがあらわすように、こうした小さな積み重ねが、飼い主との信頼関係を生んで、今回のような美しいポーズを撮る機会を与えてくれているのかもしれませんね。

<記事化協力>
小野一俊さん(@kazutoshi_ono_

(山口弘剛)