ヒューレット・パッカード エンタープライズ（HPE）（日本ヒューレット・パッカード合同会社 本社：東京都江東区、代表執行役員社長：望月 弘一）は本日、セキュリティファーストのAI搭載ネットワーク管理ソリューションであるHPE Aruba Networking CentralにOpsRampを統合し、Cisco、Juniper Networks、Palo Alto Networksなどのサードパーティ製ネットワーク機器を監視する機能の追加と、AI機能により得たインサイトに基づいた対応の拡張を発表しました。
HPE Aruba Networking Centralの新しい機能では、ネットワークデバイス構成エンジンが改善され、ネットワーク可観測性を拡張、急速に増加しているお客様の利用により強化されたAIインサイトに基づいてAIが生成するネットワーク最適化機能も強化されています。
HPE Aruba Networkingの最高製品責任者であるデイビッド・ヒューズ（David Hughes）は次のように述べています。
「AIによるインサイトを活用してネットワークの自動化を改善するよう強化したHPE Aruba Networking Centralは、次世代のクラウドネイティブ管理によりAI Networkingを加速し、変化するお客様のニーズに対応します。様々なベンダーが提供する機器のネットワーキングとセキュリティが可視化され、AIで強化されたインサイトが獲得できるようになれば、ネットワークの挙動を予測、制御、管理する際に多大なメリットを享受でき、お客様には、AI Networking戦略に基づいた遂行を優位に進めていただくことができます」
2023年にHPEが買収したOpsRampにより、様々なベンダーが提供する無線アクセスポイント、スイッチ、ルーターなどのネットワーク機器やファイアウォールから得たインサイトがHPE Aruba Networking Centralに追加され、ネットワーク状況の可観測性が向上します。これにより、異機種が混在するネットワークの盲点を解消し、健全性の監視および迅速なトラブルシューティングを可能にします。
HPE Aruba Networking Centralが備える、利用者の体験を監視するDigital Experience Monitoring（DEM）機能にHPE Aruba Networking User Experience Insight（UXI）監視機能をネイティブに統合することで、インサイトを強化します。 HPE Aruba Networking UXIセンサーとの組み合わせにより、ユーザーからアプリケーションにわたるSLA（サービスレベルアグリーメント）の順守状況を継続的に監視できます。
大規模なネットワークを効率的に構成する支援にあたって、HPE Aruba Networkingの有線、無線、ゲートウェイ製品を構成するための構成モデル、新しい階層型構成機能、90の新しいAPIをHPE Aruba Networking Centralのデバイス管理機能に追加します。
ヘンケル・コーポレーションのデジタルインフラストラクチャサービス部門のグローバル責任者であるケビン・マッカモン（Keven McCammon）氏は次のように述べています。
「グローバルに展開しているネットワークのアップグレード、パッチ適用は複雑で時間がかかります。HPE Aruba Networking Centralの最新バージョンの自動化が強化されるということで、400を超える拠点展開にかかっていた数週間が数時間に短縮されることを期待しています」
前述のすべての機能強化は、直近の6か月間にトレーニングしたAIモデルが3倍に増えたことで実現し、ネットワークの計画、展開、管理、トラブルシューティング、最適化にかかる時間と労力を大幅に削減します。2024年にテレメトリデータが指数関数的に増大しており、460万以上のネットワークマネージドデバイスと16億以上のユニークなお客様エンドポイントからのテレメトリデータを蓄積したデータレイクのデータを利用して、分類AIモデルを新たにトレーニングおよびチューニングしています。
HPE Aruba Networking Central関連の他の発表
著しい進化を続けるHPE Aruba Networking Centralに関する主だった発表は以下のとおりです。
- 2024年3月27日 生成AI駆使によりHPE Aruba Networking CentralプラットフォームのAIOps機能を強化
- 2024年8月26日 AIで強化した新しいネットワーク脅威検知と対応、キャンパスのゼロトラストネットワークアクセスでサイバー防御を強化
パブリックプレビュー（一般公開）開始時期
HPE Aruba Networking Centralは、SaaSとして販売しているクラウドスケールのネットワーク管理ソリューションであり、HPE GreenLakeクラウドを通じて利用可能なHPE GreenLake for Networking（NaaS）サブスクリプションとしても提供しています。
- AI Networking機能： 2024年10月中にパブリックプレビューで利用可能
- サードパーティ製機器の監視、UXIの統合、一部のデバイス構成機能： 2024年末までにパブリックプレビューに追加予定
■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ（HPE）について
Hewlett Packard Enterprise （NYSE: HPE） は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
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