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Spectee、気象業務法に基づく「洪水予報業務」の許可を取得

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株式会社Spectee
~国内初、AI(機械学習)モデルを用いて洪水予報業務の許可を取得。多様なデータ×AIで河川水位予測を提供し、災害リスクの軽減と迅速な対応を支援~



 防災テックスタートアップの株式会社Spectee(東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、読み:スペクティ、以下「Spectee」)は、2025年1月6日に、気象庁より、気象業務法に基づく民間事業者による洪水予報業務の許可を取得したことを発表します。
 なお、AI(機械学習)モデルを用いた洪水予報業務としては国内初の許可取得となります。

 今後も、AI防災・危機管理ソリューション『Spectee Pro』にて、河川の水位予測をはじめとする迅速かつ精度の高い「危機」情報を提供し、自治体・企業の災害対策を支援してまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16808/235/16808-235-e0256e806c0ac9ad842c79dc18c3759d-1280x780.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■許可取得の背景
 気候変動の影響で自然災害が激甚化する中、局地的な豪雨に迅速かつ正確に対応するための情報提供がこれまで以上に重要になっています。こうした背景を受け、政府は2023年5月に「気象業務法」を改正し、これまで国や都道府県が担ってきた洪水や土砂災害の予報業務に民間事業者が参入しやすい仕組みを整えました。この改正により、国が定める基準に適合する技術であれば民間事業者も洪水予報が可能となり、大雨災害による被害軽減が期待されています。

 Specteeはこれまで、SNSや気象データ、河川カメラ等の多様なデータとAIを活用して、「危機」情報を分析・通知し、迅速な情報提供を通じて災害対策を支援してきました。特に、ゲリラ豪雨や線状降水帯といった局地的な豪雨で短時間に河川水位が急激に上昇する中小河川の水位予報業務は、Specteeが持つリアルタイムデータやAI技術との親和性が高い分野と考えています。 
■取得した予報業務の概要
 今回、Specteeが許可を取得した洪水予報業務は、水位観測データや降水量予測データなどをもとに、AIモデルを活用して、リアルタイムに精度の高い河川の水位予測を提供するものです。中でも、豪雨時にまず危険性が高まる中小河川を対象とした水位予測を強化することで、被害の軽減や迅速な避難行動の促進に貢献することを目指しています。

 さらに、Specteeは、これまでもリアルタイムに浸水の影響範囲を地図上に表示する「リアルタイム浸水推定」を提供しており、今回の技術を組み合わせることで、洪水リスクをより広範囲にわたり可視化し、災害対応の迅速化と高度化を支援していきます。

 Specteeでは、今回の許可取得を契機に、より多くの地域で災害リスクを軽減できる情報提供を目指していきます。
■Spectee 代表取締役 村上建治郎 コメント
 2024年の日本の年平均気温は、1898年の統計開始以降で最も高い値となりました。特に直近10年の伸びは急激で、背景にある気候変動などの影響が顕著に現れてきています。また、この傾向は日本だけでなく世界でも同様で、これからも世界各地で極端な高温や大雨による洪水が増えると予想されます。
 Specteeでは、近年増加する洪水等の水害に対応するため、AIを活用した予測技術の研究を進めてきています。今回、気象庁からの認可が得られたことは、その技術の社会実装に向けた大きな一歩となります。
 さらに、現在洪水のみならず、災害に関わる様々な事象の予測技術の確立を目指して日々開発を行っています。これらの技術がいずれ災害から社会を守る、我々Specteeの目指す「レジリエンス社会の構築」につながるものとなると考えています。

※参考:予報業務の許可事業者一覧(火山現象・津波・高潮・洪水)
気象庁ホームページ https://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/minkan_sonota.html

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16808/235/16808-235-82a02fa48f9b7ec1b921597102d2aa55-1200x308.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社Spectee
「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。
 また、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。

<会社概要>
本社:〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階
代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎
設立:2011年11月11日
公式サイト:https://spectee.co.jp

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