おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

【新・仮想通貨トラブル実態調査】詐欺被害が最多、半数以上が100万円から500万円の資産喪失

update:
   
株式会社GOODREI
外部要因が全体の58%を占め、個人の対策だけでは防げない深刻な実態が浮き彫りに



株式会社GOODREI(本社:東京都中央区、代表:末吉 謙佑、以下「GOODREI」)は、日本国内での仮想通貨に関するトラブルに遭遇した人について、その被害状況を調査しました。本調査により、仮想通貨のトラブルの原因として最も多いものは「詐欺」であり、被害にあった人の半数は100万円から500万円の損害を被っているという実態が明らかになりました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/147234/12/147234-12-a939610149dc0790b6181f6f62b15725-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■調査の背景
近年、仮想通貨市場の拡大とともに、詐欺やハッキング、不適切な運用による資産消失などのトラブルが急増しています。特に、個人投資家や企業が被害を受けるケースが後を絶たず、規制やセキュリティ対策の強化が求められています。
しかし、実際にどのようなトラブルが発生し、どの程度の影響を及ぼしているのか、具体的な実態を把握することは容易ではありません。そこで、GOODREIは仮想通貨に関するトラブルの実態を調査しました。今回の結果を広く共有することで、投資家のリスク管理意識向上や業界の健全な発展に貢献することを目的としています。

■調査結果
1.仮想通貨に関するトラブルの原因
今回は仮想通貨のトラブルに遭遇したことがある方を対象に調査を実施しました。なお、遭遇したトラブルの内容は以下のものです。

・価格暴落による価値の喪失
・アカウントへのログインができない
・詐欺的な仮想通貨プロジェクト
・ハッキング・不正アクセスによる盗難
・取引所の破綻・倒産
・ハードウェアウォレットの紛失
・レンディング・ステーキングで預けた仮想通貨が返却されない、利息が支払われない
・2段階認証デバイスの紛失
・秘密鍵・リカバリーフレーズの紛失・喪失
まず、これらのトラブルが発生した原因を調査しました。

図1仮想通貨のトラブル原因
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/147234/12/147234-12-368f982c743886a9ba5ff29e2ed47db3-1299x607.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1仮想通貨のトラブル原因

トラブルの発生原因について、まずは大きく外部要因によるものと、自身の要因によるものに分けたところ、外部要因が58%、自身の要因が34%と外部要因によるトラブルが多いことがわかりました。この結果から、自身で気を付けていてもトラブルを防ぎにくい状況であるといえると考えます。一方で、トラブルに遭遇した際に問題の原因を外部に求める心理が働くとも考えられ、実際には自身の要因によるものがもっと多いという可能性もあります。

原因の中で最も多かったのが詐欺で全体の16%でした。仮想通貨は急拡大した市場であるため、詐欺的なプロジェクトに遭遇してしまうリスクが多いようです。詐欺が仮想通貨のトラブル要因として最多であるということは、投資家にとっての信頼を損ないかねない状況であると考えられます。
次に、取引所のミス・不具合、仮想通貨の技術的な問題(脆弱性など)、第三者による不正アクセス、と続きます。

2.仮想通貨トラブル遭遇時の資産額と損失額
次に、仮想通貨のトラブルによる損失額を調査しました。まずはトラブル遭遇時に仮想通貨をどの程度資産として保有していたかを確認しました。

図2 トラブルに遭遇した時点での仮想通貨資産額
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/147234/12/147234-12-e4bf15b19ac07700275065f5fd8ad3a7-2726x1198.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2 トラブルに遭遇した時点での仮想通貨資産額

トラブルに遭遇した時点での仮想通貨保有額は100万円未満が28%と最も多く、次いで500万円未満が24%となりました。500万円未満の資産額の方が全体の52%と過半数を占める状態です。一方で5,000万円以上が3%、1億円以上が4%と高額の資産を保有している方も一定数見られます。
一方、トラブルによる損失額は以下の結果となりました。

図3 トラブルによる損失額
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/147234/12/147234-12-34a29c4d1a03a312579123ea379ca76c-3044x1311.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3 トラブルによる損失額

トラブルには遭遇したものの、運よく損失はなかったという方が17%に対して、100万円未満の損失が28%、500万円未満の損失が22%と、500万円未満の損失が半分を占める結果となりました。先に示した仮想通貨の保有額で500万円未満の方が約半分だったことと合わせて考えると、保有資産額に対してかなり大きな損失を被っている現状がうかがえます。
一方でこちらも5,000万円以上の損失を被った方が6%おり、非常に大きなトラブルとなる事例があることがわかりました。

このような結果を踏まえ、GOODREIは今後も仮想通貨市場の健全な発展を支援し、投資家の安全を守るための情報発信を続けてまいります。

■弁護士 坪内清久氏コメント
ITセキュリティの現場に相対する弁護士として、今回の調査結果には現場で感じていることが数値として実体化したという印象を持っています。本調査の結果からも明らかなように、仮想通貨を取り巻く環境では、依然として詐欺やハッキングといった外部要因によるトラブルが多発しています。仮想通貨に関する法規制は国内外で整備が進んでいるものの、新たな手口の詐欺やハッキングが後を絶たないため、投資家自身のリスク管理が不可欠です。特に今回のトラブルの原因として挙げられている中でも、「詐欺」「第三者による不正アクセス」「端末の紛失」「自身の操作ミス」については失った資産を取り戻せる可能性が非常に低いというのが実態です。
ご自身の大事な資産を仮想通貨で運用される際は、今回上位に挙がったトラブルに巻き込まれることの無いよう、最新の注意を払って行動いただきたいと思います。

Sfil法律事務所 代表弁護士 坪内清久氏

■調査概要
目的:国内仮想通貨トラブル状況の把握
時期:2025年1月
方法:Webアンケート
対象:国内仮想通貨トラブル経験者(20代以上)
人数:360人
企画・実施:株式会社GOODREI

■株式会社GOODREIについて
私たちは、デジタル遺品整理と暗号資産復元のスペシャリストとして、個人から中小企業まで幅広いニーズにお応えしています。高度なデジタルフォレンジック技術を駆使し、失われたデジタル資産の回復と継承をワンストップでサポート。私たちの使命は、あなたの大切なデジタル資産を守り、未来へ繋げることです。
最近では、カルダノ(ADA)やリップル(XRP)の復元に関するお問い合わせが増えており、弊社のサービスの重要性がますます高まっています。仮想通貨ウォレットの復元からデバイスのパスワード解除まで、あなたの大切なデジタル資産を安全に守り、次世代へと引き継ぐお手伝いをさせていただきます。
代表: 末吉 謙佑
本社: 東京都中央区日本橋室町1丁目11番12号 日本橋水野ビル7階
URL: https://goodrei.tokyo/
主な復元実績
Bitcoin (BTC): 二段階認証エラーで利用不能となった約300万円相当の資産を完全復元
Cardano (ADA): アクセス不能なDaedalusウォレットから約200万円相当の資産を救出
Ripple (XRP): サービス終了したウェブウォレットから約20万円相当の資産を回復
その他暗号資産: MetaMaskウォレット内の各種アルトコインやNFTの復元に成功

■本件に関するお問い合わせ
お問い合わせ先: 株式会社GOODREI 広報担当 | Mail: news@goodrei.tokyo

■引用・転載について
引用・転載の際には、掲載媒体について news@goodrei.tokyo までご一報ください。
本プレスリリースは、以下の条件を満たす限り、許可なく引用・転載可能です。
- 差別、名誉毀損、プライバシー侵害、わいせつな情報の発信、その他法令違反を目的としないこと。
- 引用元として「引用:株式会社GOODREI 国内仮想通貨トラブル実態調査(2025年)」と明記すること。
- 引用・転載部分に、該当プレスリリースへのリンクを設定すること。
- 内容を改変せず、引用元の記事と趣旨が変わらない形で引用・転載すること。

最近の企業リリース

トピックス

  1. ANAを名のるフィッシングメール

    ANAを名のる不審なメールに釣られてみた、何が起きる?

    日々送られてくる迷惑メール。最近では、AIによる自動判別が進み、私たち自身も慣れてきたため、怪しげな…
  2. 「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo」が5月22日に一般販売開始

    「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo」が5月22日に一般販売開始

    任天堂が手掛ける目覚まし時計「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo」の一般販売日が決定。5月2…
  3. Googleで「NARUTO」を検索してみて イースターエッグ登場

    Googleで「NARUTO」を検索してみて イースターエッグ登場

    Google検索で「一回転」や「斜め」など、特定のワードを入力することで特殊な演出が見られる、通称「…

編集部おすすめ

  1. 井の頭線1000系(自動運転設備搭載車両)
    京王電鉄は、井の頭線全線において自動運転(ワンマン運転)の実証試験を3月中旬から開始すると発表した。…
  2. 飼い主の肘肉をかぷり!繰り返し見たくなるリクガメの「求愛アピール」
    ヘルマンヒガシリクガメの「ぽーちゃん」は、トマトやオクラ、カボチャといった野菜が好物。しかし野菜と同…
  3. ガンダム「シャリア・ブル」のアクスタ新登場 まさかのファースト版に騒然
    「プレミアムバンダイ」は3月7日より「機動戦士ガンダム」に登場する「シャリア・ブル」のアクリルスタン…
  4. 大谷翔平は呼吸の使い手だった!?MLB×鬼滅の刃コラボ動画で「打撃の呼吸」がSNSトレンド入り
    シカゴ・カブスとロサンゼルス・ドジャースのメジャーリーグ開幕戦が日本・東京ドームで開催されることを記…
  5. YouTube、オンラインギャンブルの規制を強化 3月19日から新ポリシー適用
    Google社が運営する動画共有サービス「YouTube」は3月5日、「オンラインギャンブルコンテン…

【特集】STOP!ネット詐欺!

  1. さまざまなネット詐欺に潜入調査!

    さまざまなネット詐欺に潜入調査!

     インターネット上にまん延する、さまざまな詐欺サイトに「わざと」引っかかる潜入調査記事をまとめました。
ネット詐欺へ潜入調査!記事特集

提携メディア

ページ上部へ戻る