この度、西日本電信電話株式会社（代表取締役社長：北村 亮太、以下「NTT西日本」）は、奈良県（知事：山下 真）、奈良県天川村（村長：車谷 重高）、株式会社地域創生Coデザイン研究所（代表取締役所長：北山 泰三）と協働し、生成AIを活用した観光向けプロモーション動画を制作しました。本取り組みはNTT西日本と奈良県との連携協定（令和６年９月17日締結）に基づき、第一弾の奈良公園バスターミナルでのオープンローミング実証実験に続く第二弾の取り組みになっております。
１． 背景
観光分野において動画は、SNSやホームページでの訴求効果が高く、現代の観光プロモーション施策において幅広く活用されています。しかし、従来の動画制作では、高コストを理由に制作本数が制限され、多様なプロモーション動画や柔軟な観光コンテンツの制作が難しいのが現状です。
一方、近年では生成AIによる動画制作が、制作工数を大幅に削減可能であることもあり、国内外において主にCM（コマーシャルメッセージ）やMV（ミュージックビデオ）での活用が進んでいます。生成AIの活用は非実写で自由度の高い動画制作を実現し、さまざまな分野でのプロモーション活動への利用が期待され、観光プロモーションにおいても動画制作の新たな手法として有効であると考えられます。
２． 取り組み概要
動画による観光プロモーションにおいて、生成AIを活用し、天川村の観光促進にいっそう資する動画を制作しました。この取り組みにより、稼働の軽減を図りつつ、自由度の高い多彩な動画制作を実現しています。また観光プロモーションの効果として、SNSでの反響を高めることが期待されます。AIの利用による著作権侵害のリスクについては、実写やCG（コンピューターグラフィックス）等の制作時と同様に、AIに対して既存のキャラクター名は使わない等の指示文章（プロンプト）を出す等の各種対策を講じています。
※プロモーション動画は天川村公式インスタグラムで公開されています。
https://www.instagram.com/tenkawa_official?igsh=YnQ3NHN2dWVmYnNm
３． 今後の展開について
生成AIを使ったプロモーション動画の制作を他自治体や観光事業者に向けて行います。また、観光プロモーション業務の効率化を進めていき、観光事業全体のDXを推進していきます。
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生成AIで作成する動画のイメージ
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。変更になる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
