
エコモット株式会社(本社:札幌市中央区、代表取締役:入澤拓也、以下「エコモット」)は、AI映像監視アプリケーション「monimott(モニモット)」(以下「monimott」)を開発し、2025年7月にプレリリースしたことをお知らせします。
monimottは、WebRTCを利用した低遅延リアルタイムビューアーを搭載し、柔軟に拡張できるAI映像解析プラグインを活用することで、高度な映像監視を実現する次世代映像監視アプリケーションです。
タブレット・スマートフォン対応や画面分割(最大16分割)機能、カメラ管理機能により、様々な用途での映像監視と管理を効率化し、リアルタイム監視とデータ解析のための柔軟なアプリケーションを提供します。今後は、利用者の皆様からのフィードバックを積極的に取り入れ、機能改善と品質向上に努めてまいります。
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■AI映像監視アプリケーション「monimott」の開発背景
近年、様々な分野において、人手不足の深刻化や遠隔地での状況把握の必要性が高まっており、従来の目視による監視や巡回だけでは対応しきれない課題が顕在化しています。特に、建設現場、インフラ設備、広域施設、防災・防犯といった分野では、リアルタイムでの状況把握と迅速な意思決定が不可欠です。
このような状況下で、既存の監視カメラシステムは高コストであったり、操作が複雑であったり、リアルタイム性に欠けるといった課題がありました。また、膨大な映像データの中から必要な情報を見つけ出すには、多くの時間と労力を要することも少なくありませんでした。
エコモットは、これまで培ってきたIoT・AI、クラウド技術のノウハウを活かし、これらの社会課題を解決すべく、より手軽で、より高機能な映像監視アプリケーションの開発に着手しました。
■システムの特徴
monimottは、WebRTC技術を利用した低遅延でのリアルタイム映像配信、パソコンやスマートフォンなどマルチデバイスからのアクセス、柔軟なAI映像解析プラグインの適用、PTZ操作や録画データ再生&ダウンロード機能、最大16分割のマルチ画面表示、カメラ・契約管理といった機能を提供し、監視業務の効率化と運用の簡素化・コスト削減を実現することで、社会の安全・安心および業務効率化への貢献を目指します。
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○monimottの主な機能
低遅延リアルタイムビューアー: WebRTC技術を活用し、ネットワーク環境にもよりますが、約1~4秒程度の遅延でリアルタイム映像を提供します。また、PTZの設定が行われているカメラのみ(Onvif対応の必要)アプリ上での操作が可能です。
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マルチデバイス対応: タブレットやスマートフォンからアクセスが可能で、外出先でも監視が可能です。
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高度なAI映像解析プラグインに対応: 柔軟なAI映像解析プラグイン(ガイドラインに沿った開発が必要)に対応しており、WebUIから簡単に追加、削除、適用が可能です。プラグインが適用されたカメラはGPUを搭載したサーバーで動作します。
マルチスクリーン表示: 1画面で最大16台のカメラ映像を監視でき、2分割/4分割/9分割/16分割といった分割画面設定を自由に作成できます。オリジナル映像と解析映像の両方を表示可能です。
録画データ再生&ダウンロード: 録画されたデータの再生機能を搭載、オリジナル映像と解析映像を切り替えて確認できます。録画された動画はカメラ本来の映像品質でダウンロード(MP4)が可能です。
カメラ状態監視&利用契約情報による自動管理: カメラの稼働状況を視覚的に確認でき、映像の流れやSIMの通信量(参考情報)も表示されます。また、利用契約情報に基づいた機能の自動制御や各種情報の一元管理ができ、管理者に負担をかけることなくスムーズに複数台のカメラを利用することができます。
■今後の展望:お客様との共創で進化する「monimott」の未来
プレリリースを通じてお客様からいただく貴重なフィードバックを機能改善に活かしつつ、社会の課題解決に貢献する新たなソリューション開発を加速します。特に、以下の重点領域において、実用性の高いAI映像監視ソリューションを提供してまいります。
1. 生産性向上AIカメラ「PROLICA(R)」との連携による高精度・効率的な映像解析ソリューション
監視現場でリアルタイムな判断が求められる一方で、クラウドでの映像解析にはコストの課題があります。生産性向上AIカメラ『PROLICA(R)』(https://www.gembaroid.jp/product/prolica.html) とmonimottの連携により、これらの課題を解決し、より迅速かつ高度な映像解析を実現します。
エッジAIとクラウドAIの協調解析: PROLICA(R)のエッジAIは、目視による状況認識や異常検知等(工事車両出入口への一般車両の接近検知や特定車両の検知など)を代行し、パトランプ点灯やカーゲートの開閉といったリアルタイム制御を行うことで、現場の省人化・生産性向上を支援します。さらに、PROLICA(R)が一次解析済みの必要な情報のみをフィルタリングや画像加工してmonimottに送信することで、クラウド側のAI処理コストを削減します。 monimottのAIプラグインでは、PROLICA(R)から送られた一次解析結果に基づき、より高度な二次解析(例:監視対象の平均稼働率検出や移動距離、滞在時間の検出など、あるいは複数の一次解析結果を複合的に判断する高度な状況認識)を実施し、データから得られる知見を深め、業務運用の効率化に最大限貢献します。
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オーダーメイドのカスタムAIプラグイン開発 PROLICA(R)の一次解析で得られたデータを活用して、お客様の特定のニーズに合わせたAIプラグインを開発し、monimott上に適用することにより、多種多様な現場や用途に合わせた柔軟なソリューション展開を可能にします。
2. 積水樹脂との共同開発「ICOT-LINK(R)」との連携強化による道路監視ソリューションの展開
高速道路や有料道路における逆走は、死亡事故に直結する極めて危険な行為であり、その未然防止は喫緊の課題です。積水樹脂との共同開発であるICOT-LINK(R)とmonimottの連携により、この重大な社会課題に対し、先進的な逆走車未然防止ソリューションを提供し、道路の安全性を飛躍的に向上させます。
高精度逆走車検知: ICOT-LINK(R)とmonimottのAI映像解析プラグインを連携させ、高速道路や有料道路、サービスエリア・パーキングエリアの出入口での逆走車をリアルタイムで高精度に検知するソリューションを開発します。検知時には即座にアラートを発し、ICOT-LINK(R)を通じて道路管理者への通知を行うと共に、検知地点から逆走方向に複数の電光表示板、パトランプ、そして警告音声を連携させ、運転者に対し多段階的かつ継続的な警告を発します。これにより、夜間や悪天候時でも視認性・聴覚性の高い複合的な警告で運転者に異常を確実に伝え、重大事故の未然防止に貢献します。
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3. 幅広い分野への展開と他社連携の推進
monimottは、その柔軟なAI映像解析プラグインと低遅延リアルタイムビューアーの強みを活かし、多岐にわたる分野での展開を目指します。ユースケースとして、一次産業の熟練技術を支援するAI画像解析による養殖場のモニタリング、河川の水位監視や土砂災害の兆候検知といった防災関連(水害、土砂災害)対策への適用、太陽光発電所の防犯対策における不審者侵入検知や設備異常監視の活用を想定しています。また、これら単独のソリューションに留まらず、既存の監視システムや各種業務管理システムなど、他社システムとの連携も視野に入れることで、monimottの機能を拡張し、より幅広いニーズに対応することで、社会の安全・安心、そして様々な産業の効率化に貢献します。
■エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社、2023年3月に積水樹脂株式会社と資本業務提携いたしました。
所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル 7階
代表 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 6億1,796万円(2025年5月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
URL : https://www.ecomott.co.jp/