
当社は、当社グループ各社や、東急線沿線を中心とした事業エリアの企業・団体と連携し、沿線住民の方々やお客さまと一緒に取り組むサステナブルアクション「美しい時代へ みらいアクション」を推進し、その輪を広げるプロジェクトを開始します。
当社は、「美しい時代へ」のグループスローガンのもと、地域の皆さまと信頼関係を築きながら、住み続けられるまちづくりを進めています。これまでも2022年3月に公表した環境ビジョン2030において、環境と調和する街のコンセプトとして「なにげない日々が、未来をうごかす」を掲げ、環境に良い行動が特別な負担感なく選択でき、誰もが持続可能な社会と地域環境の再生に貢献できるまちづくりを目指してきました。近年、気候変動に伴う気温の上昇や水害、物価の上昇や人手不足など、生活に直接影響を及ぼす社会課題が次々と顕在化しており、持続可能な社会の構築に向けた取り組みの重要性が一層高まっています。
「美しい時代へ みらいアクション」は、SDGsの目標期限である2030年を超えた明るい未来を見据え、皆さまと一緒に取り組むサステナブルアクションの総称です。地球環境保全や豊かな地域づくりにつながる5つのアクションテーマを設定し、核となる行動「コアアクション」に関する情報発信やイベントの開催などを通じて、皆さまが具体的な行動を自然に意識し、特別な負担感なく取り組める環境づくりをさらに推進し、東急線沿線を中心とした事業エリアの魅力向上と、サステナブルな街と社会の実現を目指します。
なお、本日付けで策定した環境ビジョン2040において、5つのアクションテーマのうち、3つ以上のテーマにコミットする人の割合を示す「美しい時代へ みらいアクション」指標をモニタリング指標として定め、指標の数値や詳細データを分析することを通じて、皆さまの声を取り組みに反映していきます。
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詳細は別紙をご覧ください。
【別紙】
■「美しい時代へ みらいアクション」の概要
SDGsの目標期限である2030年を超えた明るい未来を見据え、当社グループ各社・各団体や、東急線沿線を中心とした事業エリアの企業・団体と連携し、沿線住民の方々やお客さまと一緒に取り組むサステナブルアクションの総称です。
専門家の監修のもと、5つのアクションテーマを設定し、情報発信やイベントの開催などを通じて、事業エリアの魅力向上と、サステナブルな街と社会の実現を目指します。また、本日策定した環境ビジョン2040においても、「美しい時代へ みらいアクション」にコミットする人の割合を「美しい時代へ みらいアクション」指標と定め、今後、モニタリングと開示を行います。
(参考)環境ビジョン2040(2025年9月30日策定)
URL:https://www.tokyu.co.jp/company/news/detail/58991.html
■「美しい時代へ みらいアクション」のロゴ・コンセプト
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今日から未来をうごかそう。いま、何を選び、どう行動するか。 その積み重ねが、未来になっていくから。 よろこびが続く未来をつくるアクションを、 私たち東急グループと、ごいっしょに。 さあ、今日からはじめませんか。
■「美しい時代へ みらいアクション」 5つのアクションテーマ
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コアアクションと当社グループにおけるサービスの例【コアアクション】
□いつもの移動はマイカーを避け、なるべく鉄道やバスを使う。
【当社グループにおけるサービスの例】
□東急電鉄は、全路線を再エネ由来電力100%で運行しています。また、バリアフリールート整備率100%、ホームドア・センサー付ホーム柵設置率100%(世田谷線、こどもの国線を除く)、各駅構内トイレの大便器洋風化・ウォシュレット※設置・洗面器の⾮接触・自動水栓化100%を達成しています。
※ 「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
□東急バスは、環境にやさしい燃料電池バス、電気バス、ハイブリッドバス、連節バスなどを導入しています。また、都内2営業所で使用する軽油の一部にバイオディーゼル燃料を使用しているほか、全営業所における再エネ由来電力の導入を行っています。
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コアアクションと当社グループにおけるサービスの例【コアアクション】
□子育てや地域活動に積極的に参加する。
□災害の発生に備え、防災グッズを準備したり、訓練・勉強会に参加したりする。
【当社グループにおけるサービスの例】
□地域コミュニティアプリ「common」は、自治体活動や地域のつながり支援を行っています。
□当社グループの子育て関連施設やサービスのさらなる強化・連携に取り組む「子育て・学生応
援 東急スクラムプロジェクト」のほか、東急グループの学校法人支援や、東急キッズベースキャンプによる保育園や学童の運営を行っています。
□「みど*リンク」アクションを通じて、東急線沿線のまちづくり活動や緑化活動を支援しています。
□イッツ・コミュニケーションズでは防災番組の放送などを通じて、お客さまの防災への備えのア
クションを促す「イッツコム防災Action」を実施しています。
□渋谷駅周辺帰宅困難者対策協議会を通じた帰宅困難者対策のほか、東急線沿線を中心に沿線地域の行政や地域の方々と協働で、防犯・防災活動を行っています。
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コアアクションと当社グループにおけるサービスの例【コアアクション】
□国産・地産地消商品を選ぶ。
□社会課題解決につながる寄付を行う。
□サステナ認証商品を選ぶ。
□リユース、アップサイクル品を選ぶ。
【当社グループにおけるサービスの例】
□リテール事業各社では、森を守るマーク(FSC認証)、海のエコラベル(MSC認証)やフェアトレードコーヒーなどのサステナブル認証商品を取り扱っています。
□東急モールズデベロップメントは、地域の魅力を発信するFIND LOCALや都筑野菜などのマルシェを実施しています。また、フードロスやリユースをテーマにしたテナントさまにも入居していただいています。
□TOKYU POINTのポイント交換では、ユニセフ(国際連合児童基金)や、公益財団法人東急財団の環境事業および芸術顕彰助成事業へのポイント寄付が可能となっています。
□引退した鉄道車両の部品を活用したアップサイクル商品を販売しています。
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コアアクションと当社グループにおけるサービスの例 【コアアクション】
□古着回収BOXやアプリなどでリユースを行う。
□シェアリングサービスを使う。
□自宅でも再エネを利用する。
【当社グループにおけるサービスの例】
□地域コミュニティアプリ「common」を通じたユーザー同士の不用品譲渡が可能で、街中には受け渡しに活用できる「common ボックス」を設置しています。
□東急モールズデベロップメントが運営する一部の常駐型ショッピングセンターでは、古着回収BOXを設置しています。
□東急線各駅(一部を除く)に傘のシェアリングサービス「アイカサ」のスポット、また、東急線沿線を中心に、一部の東急バスの営業所や折返所、東急ストアにシェアリングサービス「HELLO CYCLING」および「LUUP」のステーションが設置されています。
□東急でんきは全てのプランを実質再生可能エネルギー100%で提供しています。
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コアアクションと当社グループにおけるサービスの例【コアアクション】
□賞味期限を考慮して商品を選ぶ。
□食べきれる分を注文し、残さず食べる。
【当社グループにおけるサービスの例】
□東急ストアでは、需要予測システムの活用や、棚の手前にある賞味期限の近い商品を優先して選ぶ「てまえどり」の促進、食べきりサイズ総菜販売などに取り組んでいます。
□しぶそばでは、ねぎやワサビ抜き、麺少なめなどを選択していただくと、認定NPO法人を通じて子ども食堂へ5円を寄付する取り組みを行っています。
■当社グループの社会貢献活動について
事業ではカバーできない領域も、社会貢献活動として継続的に取り組むことで、収益事業と社会貢献活動の両輪で社会課題の解決に挑戦しています。教育、文化、環境、健康・福祉の分野を中心に、自ら主催する社会貢献プログラムの運営、文化施設や病院などの運営、東急グループの財団法人・学校法人への支援、寄付・協賛、ボランティアなどを行っており、毎年経常利益の1%以上を社会貢献につながる支出に充当し、安全・安心の追求、街のレジリエンス向上、脱炭素・循環型社会の実現に向けた取り組みと合わせて、社会に還元しています。
■「美しい時代へ みらいアクション」指標について
当社では、ステークホルダーの皆さまとの対話の一環として、東急線沿線にお住いのお客さまへのサステナビリティに関する独自調査を2019年度より毎年行っています。皆さまのお声を「美しい時代へ みらいアクション」推進の取り組みに生かすべく、環境ビジョン2040において、5つのアクションテーマのうち、3つ以上のテーマにコミットする人の割合を「美しい時代へ みらいアクション」指標と定め、モニタリングおよび詳細データを分析のうえ、開示を行います。なお、2025年7月のプレ調査の結果、東急線沿線では31.7%でした。
■慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 蟹江憲史教授からのコメント
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2015年に国連で採択されたSDGsは2030年を目標達成期限として定めています。ところが、コロナ禍以降も、国際関係や気候変動をはじめ、さまざまな分野で課題が顕在化しています。こうした課題は複雑に関連していますが、逆に言えば、様々な角度から課題を解決する糸口が見いだせる、ということでもあります。
こうした中で始まる「美しい時代へ みらいアクション」は、様々な方が自分たちの視線で、自らができる行動を進めながら、それらが結びつくことによって大きな課題解決にもつながるという新しい取り組みです。SDGsの目標期限まであと5年ですが、持続可能な社会の実現に向けた取り組みは決して2030年で終わりではなく、50年後や2100年も見据えて着実に歩みを進めていくことが必要です。ビヨンドSDGs※も見据えて設定された5つのアクションテーマを通じて、沿線住民とともに未来へ進んでいくことが目指されており、また、指標の開示や毎年の住民調査によって、未来への歩みを見える化することも考えられています。
政府や自治体、企業が先駆的に取り組むことはもちろん、消費者や若者とともに行動を起こし、その意見を取り組みに反映することが大きな力になるという考えを実践していくチャレンジ。東急線沿線や周辺においてさまざまなアクションが生まれ、それらが大きな力となって未来をリードしていただくことを期待しています。
※2030年に目標期限を迎えるSDGsに代わり、今後国際社会において議論がなされる国際目標を指す。
≪蟹江憲史教授プロフィール≫
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、同大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)、Keio STAR 副所長、SFC研究所xSDG・ラボ代表。博士(政策・メディア)。国連大学(United Nations University)の非常勤フェロー、ビヨンドSDGs官民会議理事長などを兼務。
専門は国際関係論、サステナビリティ学、地球システム・ガバナンス。国連事務総長の任命を受けた独立科学者15人の1人としてグローバル持続可能な開発報告書 (GSDR 2023)の執筆を行った。また、日本政府SDGs推進本部円卓会議構成員、Earth Commission大使など、SDGsや地球環境問題を中心に、国際的、国内的な研究・政策関連活動で多方面にわたり活躍中。
<参考>
■当社のサステナブル経営への取り組み
https://tokyu.disclosure.site/ja/
<東急株式会社(連結)が貢献するSDGs(SDGs宣言)>
“美しい生活環境の創造”を目指し、交通をはじめとした生活インフラやサービスと一体となったサステナブルな「まちづくり」に取り組み、事業成長と社会課題解決を両立させ、
SDGsに貢献します。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10686/1185/10686-1185-8d655be8636092846f91fb146218145e-317x297.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]