小さな手で一生懸命トランプを持ち、ママとババ抜きを楽しむ3歳児。しかしその中には、しっかりとこちらを向いたジョーカーが……。
わざと引いてあげるか、それとも勝負に徹するべきか。「3歳児に“試されている”ババ抜き」というつぶやきを添えたXユーザー・gapaoさんの投稿に、親としての葛藤が詰まっています。
gapaoさんによると、息子さんは現在3歳。通う保育園の年少組では、最近トランプ遊びがちょっとしたブームになっているそう。
家でも遊びたいと言う息子さんに、キャラクターが描かれたトランプを100円ショップで購入。すると「ババ抜きがやりたい」と言われたため、夫も含めた3人で分けてプレイすることになりました。
覚えたてのルールを一生懸命に思い出しながら遊ぶ姿を想像すると、それだけで頬が緩んでしまいますよね。
■ まる見えのジョーカーに母、揺れる
しかし、そんなかわいさの中にも試される瞬間が。gapaoさんの視線の先には、ジョーカーがこちらをしっかりと表を向いて鎮座しているではありませんか。
「手札が持ちきれず、落としたりぐちゃぐちゃになって、ジョーカーはおもいっきりこっちを向いてるし……という状態でした(笑)」とgapaoさん。母として、そしてひとりのプレイヤーとして、ほんの少しの葛藤が生まれたようです。
しかしながら、そこはやはり親としての立場を優先し、「裏向いてるよ」と教えて、見えないように戻してあげたとのこと。勝負の天秤を、やさしさでふわりと傾けた瞬間でした。
■ 本人はカードがうまく扱えず勝負はあっけなく終幕
そんな温かみあふれる対戦の結末がどうなったかと言うと……「途中でカードが持ちきれないことが嫌になって、勝負がつく前に終わりました」とgapaoさん。息子さんはどうやらジョーカーのことよりも、カードの扱いの難しさのほうが気になったようです。
小さな手のひらではカードをうまく隠せない様子も、gapaoさんにとってはかけがえのない宝物。ババ抜きのルールを超えた、親子の優しい駆け引きが繰り広げられたそのテーブルの上には、勝敗よりも大きな愛が広がっていたことでしょう。
3歳児に“試されている”ババ抜き pic.twitter.com/WGdX7XUhrR
— 𝐠𝐚𝐩𝐚𝐨 (@kopao03) November 9, 2025
<記事化協力>
gapaoさん(@kopao03)
(山口弘剛)







































