安全性の基準を満たさないモバイルバッテリーによる事故が相次ぐ中、PC・スマホ周辺機器メーカーのエレコム公式Xが、「モバイルバッテリーはPSEマークが付いているものだけを使用してほしい」と強く注意喚起しました。
エレコムの投稿では、「PSEマークは家電量販店に並んでいるメーカーのモバイルバッテリーにはすべてついているはずです。というか取得せずに日本国内で販売は違法です。ぜひネットで購入する際はチェックを!」と呼びかけています。
投稿のきっかけは、11月13日に放送された「めざましテレビ」で、PSEマークの重要性が紹介されたこと。その内容を受け、メーカーとして改めて周知を行った形です。
■ PSEマークなしはそもそも販売不可 法律で義務化されている
モバイルバッテリーの安全基準を定めているのは「電気用品安全法(PSE法)」。同法に基づき、2019年2月以降に国内で販売されたモバイルバッテリーには、丸形のPSEマークを本体またはパッケージに必ず表示しなければなりません。
国民生活センターも、公式サイトにて「PSEマークがないモバイルバッテリーは、そもそも販売できない」「届出事業者名・定格容量・電圧などの表示も必須」「本体もパッケージも無表示の場合、基準に適合していない可能性が高い」と明示しています。
PSEマークとは、「Product Safety Electrical appliance & materials(電気用品安全法に適合した製品)」を示す安全規格。457品目の電気製品が規制対象となっており、モバイルバッテリーもそのひとつです。
■ ネット通販では特に注意を 「PSEなし」は明確にアウト
家電量販店に並ぶ製品にはほぼ確実にPSEマークがありますが、注意すべきはネット通販。中には、海外向け製品をそのまま販売したり、PSEマークを偽装している例も確認されています。
PSEマークの確認ポイントは「本体またはパッケージに丸形PSEマークがある」「届出事業者名(メーカー名)が明記されている」「定格容量・電圧が記載されている」「リコール対象品でないか確認する」「MCPCマーク(任意の安全認証)があればより安心」など。
もしPSEマークがどこにも見当たらない場合は、絶対に使用しないことが推奨されています。
■ 正しく選べば安全 だからこそ確実に「PSEの確認」を
モバイルバッテリーは日常生活に欠かせないアイテム。だからこそ、安全性を満たしていない製品は非常に危険です。
エレコムの注意喚起は、利用者を守るためのシンプルで大切なメッセージ。「ネットで買う前に、PSEマークをチェック」たったそれだけで、重大事故のリスクを大きく減らせます。
スマホの充電を守るために、まずはあなた自身の身の安全を守ることから始めましょう。
本日のめざましテレビで紹介されていましたが、PSEマークは家電量販店に並んでいるメーカーのモバイルバッテリーにはすべてついているはずです。
というか取得せずに日本国内で販売は違法です、ぜひネットで購入する際はチェックを! pic.twitter.com/1M4KBrCkoz
— エレコム(公式) (@elecom_pr) November 12, 2025
<参考・引用>
エレコム(公式)(@elecom_pr)
独立行政法人 国民生活センター「モバイルバッテリーにPSEマークがついていなかった」
(山口弘剛)







































