ＳＭＡＳ（住友三井オートサービス株式会社、本社：東京都新宿区、代表取締役社長：麻生浩司）は、東北電力株式会社（本社：仙台市青葉区、代表取締役社長：石山一弘、以下「東北電力」）と本日業務提携契約を締結し、東北電力が提供する法人および自治体向けのモビリティソリューションサービス「Harmmo（ハーモ）」の導入提案とサポートを開始いたします。
本サービスは、東北６県および新潟県における脱炭素社会の実現を目的として、ＥＶ（電気自動車）の導入から運用・管理・充電インフラまでをワンストップで支援するものです。ＳＭＡＳは、モビリティサービス、フリートマネジメント分野で培ったノウハウを生かし、電力・エネルギー領域に強みを持つ東北電力と連携することで、同地域におけるＥＶシフトを総合的にサポートしてまいります。
背景と目的
企業や自治体では、社用車・公用車の電動化ニーズが急速に高まっていますが、充電設備の設置や運用ノウハウの不足、導入後の稼働管理など、ＥＶ特有の課題が導入の障壁となっています。ＳＭＡＳは、2025年3月末時点で、ＥＶ車両管理理台数12,000台超、導入企業数約2,200社の実績を有する自動車リース業界のリーディングカンパニーです。
ビジネスMaaSアプリ「Mobility Passport」を通じて得た車両台数最適化、ならびに稼働管理の知見を生かし、東北電力とともにこうしたＥＶ導入課題の解消を目指します。
サービス概要
今般、東北電力と協働するモビリティソリューションサービス「Harmmo」は、以下の通りです。■ 「Harmmo ZERO」（ハーモゼロ）
初期費用ゼロで充電設備を設置し、再エネ電気による充電サービスを月額制で提供。
ＳＭＡＳのリース車両と組み合わせたワンパッケージ提供も可能です。
■ 「Harmmo EVバス」（ハーモＥＶバス）
大容量バッテリーを搭載するＥＶバスに特化し、充電設備の設計から運用・保守までを一括提供。
東北電力の電力インフラ技術とＳＭＡＳのＥＶ運用ノウハウを融合し、事業者の運行負担を軽減します。
サービス概念図
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今後の展開
ＳＭＡＳは、「サステナブルな社会に向けたモビリティプラットフォーマー」として、これまで全国の自治体と進めてきた「ゼロカーボンシティの実現」に向けた公民連携協定、リユースＥＶを活用した実証プロジェクトなどの実績を踏まえ、本サービスを通じて地域の脱炭素化とＥＶ普及・推進の両立を目指します。今後は、データ連携や車両稼働情報を活用したV2X*実証など、エネルギーマネジメント領域への拡張も検討してまいります。
＊V2X：「Vehicle to Everything」の略で、車両、歩行者、道路インフラ、家庭、電力網など、あらゆるものとの間で情報や電力をやり取りする通信技術の総称。
