おたくま経済新聞

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/1924

THE WHY HOW DO COMPANY 株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：亀田　信吾、以下「ワイハウ」）は、脱ポリエステルを実現する和紙素材開発と、衣類由来の炭素資源をエネルギーへ再生する革新的な脱炭素アプローチを展開する クレサヴァ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：園部　皓志、以下「クレサヴァ」）と、IoT・AI を活用した次世代サーキュラーイノベーションの共同推進に向けて、業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

1.提携の目的と背景
気候変動問題が世界的な最重要アジェンダとなる中、気候変動枠組条約（UNFCCC）やパリ協定では、大気中の温室効果ガス濃度の安定化（排出削減と吸収）と脱炭素社会（温室効果ガスの排出を実質ゼロにする社会）の早期実現が求められています。和紙を原料とした素材の開発（脱ポリエステル）および衣類由来の炭素資源をコークス（脱炭素）へと転換する循環技術を有する「クレサヴァ」と、IoT・AI領域の技術基盤を持つ「ワイハウ」と、社会・産業双方に新たな循環と価値創造をもたらすべく、本業務提携を締結いたしました。クレサヴァは、創業者が国内最大手アパレル企業で培った専門知識と、ファッションデザイナー／イノベーターとしての感性を基盤に楮・雁皮の栽培からパルプ化・和紙紡績まで一貫で行う、日本でも極めて希少な和紙素材開発体制（環境素材として世界に誇る日本の生地）や衣類を「資源」として炭化し、コークス(炭素資源)として再利用可能なエネルギーへ転換する独自技術を融合した循環型事業を展開しています。

2.提携の概要
衣類をコークス（炭素資源）として活用することで、一般的な木材バイオマスとは異なり、「衣類資源は量が豊富で季節変動も少なく、年間を通じて安定供給が可能」という利点を持ち、木材依存型エネルギーが抱える不安定性（伐採量・乾燥・天候依存）を抜本的に解決しています。ワイハウは、IoT（Internet of Things）を基盤にしたエネルギー可視化、環境データ管理、設備最適化など、脱炭素化を支えるITソリューションの提供を予定しております。今回の提携により、両社は「技術 × 伝統素材 × 安定循環エネルギー × 社会インパクト」をコンセプトとして、新たな産業レイヤーを創造する事業領域を共同で構築してまいります。

[予定されている取り組み]
・CO2削減量・炭化量・循環量などの環境貢献度の可視化（MRV）
・和紙素材のグローバル展開と伝統技術の再興
・衣類資源を安定的なエネルギーへ転換する循環モデルの社会実装
・消費者行動データと素材データの統合による新しいレガシー価値の創出

[サーキュラーイノベーションの推進に関する取り組み]
クレサヴァが拠点を置く京都・南丹市美山において、素材開発・栽培・炭化技術・データ連携までを地域内で完結できる体制を活用し、実現性及び横展開できる再現性（スケーラビリティ）を実現するためIoTやAIを基盤とした技術の導入を目指します。

【クレサヴァ株式会社】
所在地：東京都港区南青山3-4-7
代表者：代表取締役社長　園部　皓志
事業内容：サーキュラーイノベーション事業
URL: https://www.cresava.com/

【THE WHY HOW DO COMPANY株式会社】
所在地：東京都新宿区愛住町22　第３山田ビル
設立：2004年7月　　　上場：2006年10月　東証スタンダード（3823）
代表者：代表取締役社長　亀田　信吾
事業内容：傘下企業の経営・管理
URL: https://twhdc.co.jp