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AWS、ソニーのエンタープライズAI基盤と、エンゲージメントプラットフォームを支援

update:
アマゾンジャパン合同会社
ソニー、Amazon Bedrock AgentCoreを活用し、エンタープライズグレードのセキュリティを確保しながら、グローバル全社でAIエージェント機能を展開



※本プレスリリースは、現地時間 2025年 12月 2日に米国ラスベガスで発表されたプレスリリースの抄訳版です。
ラスベガス - 2025年12月2日 - Amazon.com, Inc.(NASDAQ: AMZN)の関連会社である Amazon Web Services, Inc.(AWS)は本日、米国ラスベガスで開催中の年次グローバルカンファレンス「AWS re:Invent」(12月1日~5日)において、ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)が、AWSの包括的なAIのエンタープライズ用途における活用を加速し、ファンとクリエイター間のより深いつながりとエンゲージメントの創出に向けて、ソニーのエンゲージメントプラットフォームを構築していることを発表しました。このパートナーシップにより、ソニーはエレクトロニクス、ゲーム、音楽、映画、アニメを含む同社の多様な事業ポートフォリオをまたぎ、「感動」を届けていきます。

すべての事業分野におけるイノベーションを加速
創業以来、ソニーは革新的な製品やサービスを通じて画期的なエンターテインメント体験を先駆けて提供し、お客様に一貫して「感動」を届けてきました。現在、ソニーはAWSの包括的なサービスを活用し、世界中の社員がイノベーションをより迅速に、業務をより効率的に進められるよう支援するとともに、その事業すべてにまたがるファンとクリエイター間のより深いつながりとエンゲージメントを創出しようとしています。

安全なAIとAIエージェント技術で、社員をエンパワーメント
ソニーの社内エンタープライズAI基盤は、グループ全社の社員に生成AIとAIエージェントサービスへのアクセスを提供します。AWSのAIエージェント構築・運用基盤であるAmazon Bedrock AgentCoreを活用することで、ソニーはグループ全体でAIエージェントをシームレスに構築、展開、管理することが可能となります。また、エンタープライズグレードのセキュリティ、可観測性、拡張性をグループ全社に実現します。社内エンタープライズAI基盤では現在、1日あたり15万件の推論リクエストを処理し、社員のコンテンツ作成、問い合わせ対応、予測、不正検出、ブレインストーミング、新しいアイデアの起案などを支援しています。この推論リクエストの規模は、今後数年で300倍以上に成長する見込みです。

ソニーはまた、多様な事業と業務推進に向けた最先端のAIを構築するため、Amazon Nova Forgeプログラムを活用しています。初期の検証結果によれば、Nova Forgeプログラムを通じて開発されたAIモデルの最も有望な活用事例の一つであるAIエージェントの性能強化により、社内のドキュメント評価・審査プロセスの効率が従来比で約100倍に向上する可能性が示されました。

AWSを活用し、魅力的なファン体験とサービスの業務効率向上を実現
ソニーのエンゲージメントプラットフォームは、ソニーの事業戦略の中核を担っています。このプラットフォームでは以下の要素が統合される予定です。

・Sony Data Ocean: この包括的なデータ利活用基盤は、ソニーグループ各社が保有する500種類以上のデータセットを連携し、760テラバイトに及ぶデータ処理を行っています。Amazon SageMakerを含むAWSサービスを利用して構築したSony Data Oceanは、AIを活用したインサイトにより、同じ関心を持つファン同士をつなぎ、そのトレンドに関する貴重なインサイトをクリエイターにフィードバックします。

・ソニーのエンゲージメントプラットフォーム: 同プラットフォームでは、AWSを活用して世界中のゲームプレイヤーをつなぐ、ソニー・インタラクティブエンタテインメントによる「PlayStation」のオンラインサービスのコア機能を活用します。アカウント、決済、データ基盤、セキュリティなど「PlayStation」のインフラのコア機能を拡張することで、ビジネスオペレーションとファン体験を最適化します。ソニーは、多様なエンターテインメントジャンルとサービスを通じて、ファンとクリエイターの深いつながりを創出するプラットフォーム構築を目指しています。


ソニーグループ 執行役 CDO 小寺 剛氏は次のように述べています。「テクノロジーの進化とともに、エンターテインメントの可能性も広がっています。AWSとの長年のパートナーシップを通じて、私たちは今、データとAIの力を最大限に活用して、ファンとクリエイターの間に新たな絆を築くことができるようになりました。この取り組みは、『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』という私たちのPurposeを体現し、エンターテインメント産業の未来を形作る重要な一歩です」

Amazon Web Services CEO Matt Garman(マット・ガーマン)は、次のように述べています。「ソニーはデータとAIを駆使して同社の事業を再発明しています。両社のパートナーシップは、ゲーム体験を支える基盤提供から進化し、現在ではソニーが『感動』をかつてないスケールで提供していく取組を支えています。5万7千人の社員の皆様が今後もケイパビリティを深化・拡張し続けるAIエージェントを活用する動きは、まさにエンタープライズAIによる事業変革の実践です」

※添付資料:ソニーグループ 執行役 CDO 小寺 剛氏の講演写真を添付しています。

ソニーグループ株式会社について
ソニーグループ株式会社は、テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニーです。ゲーム&ネットワークサービス、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス、イメージング&センシング・ソリューションなどの事業を展開し、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことをPurpose(存在意義)としています。
http://www.sony.com/ja

AWSについて
アマゾン ウェブサービス(AWS)は、お客様を起点に考え、イノベーションの速度、オペレーショナルエクセレンス、そして長期的視点を行動規範としています。20 年近くにわたり、AWS はあらゆる規模・業界の組織がクラウドコンピューティングと生成 AI を活用できるよう、テクノロジーを民主化してきました。その結果、史上最も急成長しているエンタープライズ向けテクノロジービジネスを築いてきました。現在、数百万に及ぶお客様が AWS を信頼し、イノベーションの加速、ビジネスの変革を通じて、未来を形成しています。最も包括的なAIケイパビリティとグローバルなインフラストラクチャを備えた AWS は、ビルダーが大きなアイデアを実現できるよう支援しています。詳細ならびに最新情報については、以下をご覧ください。
https://aws.amazon.com/jp/
@AWSNewsroom

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