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【障がい者就業支援の新モデル】長野県発、雇用企業×就労移行支援事業所「キャリアスタートアップ(キャリスタ)」開始

update:
綜合キャリアトラスト
全国でも希少な“共同開発・運営型”支援モデル ~地域から広がる次世代の就労支援~



「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの特例子会社である株式会社綜合キャリアトラスト(以下綜合キャリアトラスト、本社:東京都港区、代表取締役:伊藤努)は、長野県岡谷市にて運営を行う就労移行支援事業所「SAKURA岡谷センター」において、セイコーエプソン株式会社の特例子会社であるエプソンミズベ株式会社(以下エプソンミズベ、本社:長野県諏訪市、代表取締役:上條尚史)と連携し、諏訪地域で初の試みとなる雇用企業と就労移行支援事業所の共同開発型就労支援モデル「キャリアスタートアップ SAKURA×エプソンミズベ(以下キャリスタ)」を開始しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120102/27/120102-27-7974478623d8e7463cda2ebd3228f1d3-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120102/27/120102-27-87621d4594c9e7b0a8ea0ecfa578169b-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


エプソンミズベの実習担当者からアドバイスを受けながらPC作業に取り組むSAKURA岡谷センターの利用者

キャリスタは、企業の採用選考の前に、その企業が求める採用条件に障がいのある人材の能力を引き上げ・育成する“チャレンジ型の実習”で、週1日の職場実習と週4日の就労移行支援事業所での振り返り面談、フォローアップ訓練を組み合わせることによって、計4週間の実習の中で実習生の成長を促すことを目的としています。実習を行う企業の採用試験の合格率を高めるだけでなく、当該企業に限らない実習生の就労可能性やキャリア形成への意識を高め、一人でも多くの障がいのある人材が、経済的・社会的自立を実現する一助となることを目的としています。企業と就労移行支援事業所が共同で実習プログラムを企画・設計し、かつ採用選考のみを目的とせず障害のある人材の育成実習に取り組むのは、全国でも希少な事例です。

【企画背景】採用数の確保とマッチングの難しさ

エプソンミズベは特例子会社として障がい者雇用を積極的に推進しており、地域でも高い認知と人気を誇る企業です。一方で、障がい者の尊重を基本に自立を支援し、安心して長期に働いてもらうことを目的としたフルタイムの正社員雇用を行っているため、職場の支援力を高めつつも採用基準は一定の水準を求めています。活躍が期待できる人材を獲得するためには、採用条件に完全には合致しないものの、将来大きく成長しそうな“原石”のような人材を見つけ、育てていくことが重要だと考えています。そこで、綜合キャリアトラストのSAKURA岡谷センターと連携し、採用条件に合う人材の発掘・育成と、障がい者雇用のルートや就業可能性を広げることを目的に、雇用を見据えながらも選考にとらわれない4週間の職場実習特化プログラム「キャリスタ」を開発。求職者の就労準備性(*)を高めながら、企業との相互理解を深め、長期キャリア形成の希望や機会を育む仕組みを構築しました。
*職業生活に必要な個人的な諸能力が用意されている状態(疾病・障がいの管理、日常生活の遂行、職業生活の遂行、職務の遂行ができる状態)。「職業準備性」とも言われる。
出典:「就労系障害福祉サービスにおける職業的アセスメント ハンドブック(令和2年度)」

プログラムの特徴・期待される効果

キャリスタでは、就労に対する不安や自らのスキルの見極めに困難を抱えている就労希望者が、求人応募が可能な企業での実践的な実習に挑戦し、1週間ごとに就労移行支援事業所のサポートを受けながら具体的な改善対策を実行することにより、より実践的な成長につながることが見込まれます。同時に自信を育み、よりスムーズに就労へ移行できることが期待されます。

また企業側にとっては、直接応募ではスクリーニングしきれない、採用条件に近い人材との出会いが実現します。また、数日間の連続実習では引き出しきれない候補者の実力・能力を就労移行支援事業所のサポートと掛け合わせて引き出すことにより、求める人物像によりマッチする人材を発掘し、候補者数の増加に寄与することが期待されます。

プログラムの流れ
1.実習生の募集・選考
就労移行支援事業所「SAKURA岡谷センター」にてビジネスマナーやPCスキルトレーニングを行っている通所者の中から、実習希望者を募集。エプソンミズベの希望条件に到達する成長が期待できる人材を選考。

2.プロフィールシート提出、実習概要・スケジュールの確認
参加者の希望やスキルを整理。実習概要についても三者(本人・企業・支援移行支援機関)で共通理解を形成。

3. 事前見学
SAKURAの支援者が同行し、職場環境や仕事内容を見学・確認。

4. チャレンジ実習(4週間)
週1日(フルタイム7.5h/日)のペースで計4回エプソンミズベ社内にて職場実習を実施。初回は支援者が同行し、面談を実施。
週4日(実働5.0h/日)はSAKURA岡谷センターで、通常のPC・ビジネススキルトレーニングと並行して、職場実習のフォローアップを実施。実習者作成の日報を元に振り返り面談を行って共に課題解決方法を探り、次の実習で生かすことができる“PDCA型実践学習”を実施。

4. 最終面談・振り返り
最終日に企業・本人・支援者で面談を行い、SAKURA独自の評価シートを用いて振り返り。成果と課題を共有し、次のステップ(連続勤務実習・面接・トライアル雇用)へつなげます。
当該企業への求人応募が現段階では難しいと相互判断された場合、就労移行支援事業所でのトレーニングを重ねての再チャレンジや、 他企業への応募といった別の選択肢も支援していきます。

今後の展開

綜合キャリアトラストでは、本モデルの実証結果を踏まえ、雇用企業と就労支援事業所との連携による「共同開発・運用型就労支援モデル」を、他企業・他地域へと展開していく計画です。これにより、就労移行支援事業所と企業の採用試験の架け橋となる役割を強化。障がいのある人材の持つ力をより丁寧かつ効果的に引き出し、障がいの有無にかかわらず、当人の志望に沿った長期的キャリア形成の場を創出することをめざします。

会社概要
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120102/27/120102-27-66a155a7c2ec8ea6187dcb2a5f6110b3-3900x584.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





綜合キャリアトラストは、キャムコムグループの特例子会社として、障がいのある社員とともにグループ内外の企業から多様な業務を受託しています。そのノウハウをもとに、障がい者雇用支援・コンサルティングサービスや障がい者就労移行支援事業を展開しています。また、保育所「ofuIKU」も運営しています。

本社    :東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館 16階
代表者   :伊藤努
設立    :2012年2月
資本金   :5,000万円
事業内容 :障害者雇用に関わる有料職業紹介事業・コンサルティング事業、就労移行支援事業、 特例子会社設立支援
事業サイト:就労移行支援事業所SAKURAセンター https://sakura-trust.jp/
公式コーポレートサイト:https://socat.jp/

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120102/27/120102-27-35e06c41867693df85b78f98be770a8b-3867x700.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





「働く」に関する社会課題をビジネスで解決する会社として、HRテックをはじめ、人材紹介・製造派遣・外国人雇用支援・事務アウトソーシングなど多様なサービスを展開しています。

代表者  :創業者 神保紀秀
創 業   :2001年8月
売上高  :1,251億円
資本金  :6.4 億円
従業員数 :2,782名(派遣スタッフ除く)
拠点数  :143拠点
https://cam-com.inc/
*2025年3月31日現在(グループ合計)

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