インフルエンザなどの感染症が流行するこの季節、保護者が恐れるメールといえば「学級閉鎖」のお知らせです。
サラリーマン漫画家のゆーぱぱさんが投稿した「絶望の朝」というタイトルのマンガには、その悲喜こもごもが見事に描かれています。
■ 布団の中の攻防、そして急転直下
ある日の朝。布団の中で「今日学校お休みしたい…」と訴える娘さん。「まーまーもうすぐ連休だからさ」と、ゆーぱぱさんは優しく、しかし毅然となだめます。なんとか娘さんをおぶり、2階からリビングへ降りていくと、そこにはスマホを見ながら「まじかー」とつぶやく妻の姿が。
「?」と不思議に思うゆーぱぱさんに、ママさんは無慈悲な事実を告げます。
「学級閉鎖だって」
その瞬間、ゆーぱぱさんの顔は「えっ」と固まり、目から光が消滅。対照的に、背中の娘さんは「ぱぁぁぁ」と効果音が聞こえてきそうなほどの満面の笑みに。さっきまでの登校渋りはどこへやら、瞳を輝かせて喜びを爆発させるのでした。
このコントラストの効いたオチに、Xでは「2週間前の私と一緒……」「わかりみしかない」「表情が明るくなる娘ちゃんがかわいい」といった共感と笑いの声が寄せられています。
■ 在宅ワーカーを襲う「5割増しの疲れ」
普段から在宅で仕事をしているというゆーぱぱさん。当時の状況についてうかがうと、「ある程度集中力の要する仕事や打ち合わせが重なっているタイミングでもあったため、『おうふ……』となりました」とのこと。
妻は外勤のため、必然的にゆーぱぱさんがお世話をすることになります。娘さんは現在7歳であり、以前と比べれば「子守り」というほどの負担はないそうですが、それでも仕事への影響は避けられません。
その後の状況はどうだったのでしょうか。たずねると「子がいる状況での仕事はだいぶ慣れているので、全然捗らなかったかというとそういうわけでもなく仕事は進みましたが、一日中マルチタスクになるので疲れが5割マシでした(笑)」と、振り返ったゆーぱぱさん。
仕事は進むけれど、HP(体力)とMP(精神力)はゴリゴリ削られる……。これが在宅ワーク×学級閉鎖のリアルな実情のようです。
とはいえ、「隙間時間のコミュニケーションで癒やされたりとかいい面もたくさんあるんですけどね」といった、たしかなメリットも。突然の休日(?)に大喜びする娘さんの笑顔は、5割増しの疲れを癒やす特効薬になったのかもしれません。
絶望の朝 pic.twitter.com/TDsii1kxE7
— ゆーぱぱ (@too6mi) December 23, 2025
<記事化協力>
ゆーぱぱさん(@too6mi)
(山口弘剛)










































