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神谷修平+カミヤアーキテクツ 地形と呼応する円弧型住居「THE CONE」国際的デザイン賞『FRAME Awards 2025』HOUSE部門GOLDを受賞

update:
株式会社カミヤアーキテクツ
~『日本建築学会 作品選集 2025』にも同時選出 ~






株式会社カミヤアーキテクツ(本社:東京都港区、代表:神谷修平)が設計した軽井沢の別荘「THE CONE」が、オランダを拠点とする国際的なデザインアワード『FRAME Awards 2025』HOUSE部門にて「GOLD」を受賞いたしました。

また同時に、福岡県の博多人形のギャラリー「傀藝堂」が『日本建築学会 作品選集2025』に選出されました。性質の異なる2つのプロジェクトが同時に認められたことは、弊所の基本姿勢である『場所の価値を最大化する』という考え方が、国内外の異なる基準において評価されたものと受け止めています。

■ 世界が評価した“環境との対話”:THE CONE
急傾斜の森に浮かぶ「逆円錐形」の別荘です。地表への接地面積を極限まで絞り込むことで環境負荷を抑制しながら、上部に向かって広がる構造により360度のパノラマと光を取り込むことを可能にしました。弧を描く大開口からは軽井沢の豊かな森を一望でき、地元産の安山岩を用いた3トンの巨石暖炉が、静謐で豊かな安らぎの場を演出します。

■ 伝統と現代の結節点:傀藝堂(かいげいどう)
博多人形「中村人形」の住居併設型ギャラリーです。伝統技法「掻き落とし」による多面体の壁面が光を多様に反射し、人形の表情を最も美しく引き立てる空間を設計。伝統を現代的な視点で再解釈した完成度が認められ、国内有数の建築作品選定である『日本建築学会 作品選集2025』に選出されました。

■ 代表 神谷修平のコメント
「地形への干渉を最小限に抑えた『THE CONE』と、人形師の精神性を表現した『傀藝堂』。それぞれ異なる文脈に寄り添い、場所の潜在力を引き出すアプローチが多角的に評価いただけたことを大変光栄に感じています。今後も一つひとつのプロジェクトの価値を形にする設計を続けてまいります。」

【プロジェクト詳細】

1.THE CONE(FRAME Awards 2025 GOLD受賞)
「THE CONE」は、急傾斜の森に浮かぶ「逆円錐形」の別荘です。この独自の形状を採用した最大の理由は、厳しい傾斜地における「環境への干渉の最小化」と「風景の享受の最大化」の両立にあります。地表への接地面積(フットプリント)を極限まで絞り込むことで、土壌や周辺環境への負荷を抑制しながら、上部に向かって広がる構造によって、森の高さで360度のパノラマと光を取り込むことを可能にしました。

また、木造にスチール梁と一部に最小化した鉄柱を組み合わせることで、15m×12m の大スパンを実現したリビングルームは、弧を描く大開口からは軽井沢の豊かな森と山並みを一望で きます。内部は光を反射する白い曲面天井が空間を柔らかく包み込み、地元で切り出された3トンの安山岩を用いた巨石暖炉が、ホテルと住宅の中間のような静謐で豊かな安らぎの場を演出しました。





所在地:長野県北佐久郡軽井沢町
用途:別荘
敷地面積:3,200,87平方メートル
竣工:2024年
施主:株式会社ボルテックス
URL:https://www.serencollective.com/area/karuizawa/seren-elm/


FRAME Awards
建築・インテリア・空間デザイン分野を横断し、国際的な専門家による審査と講評を通じて、作品の完成度や空間体験の質を多角的に審査する、オランダを拠点とした国際的なデザインアワードです。

選出の経緯
本年度のHOUSE部門において、全世界からのエントリーの中から最終候補(ショートリスト)5作品に選出。その後の審査員による厳正な評価を経て、HOUSE部門の「GOLD」を獲得しました。

設計のポイント
軽井沢の厳しい傾斜地において、逆円錐形の構造を採用。地形への干渉を最小限に抑えつつ、360度の森の風景を取り込む設計が、次世代の居住空間のあり方として評価されました。

国際審査員による評価
「建築と自然のあいだにある『緊張と共鳴』を探求している。」
Renee Cheng(Partner & Vice President at CCDI Cheng Chung Design HK)

「逆円錐の屋根が光を集め、地形への影響を最小限に抑えながら森へ開かれた空間を実現した。」
Alexander Fehre(Founder at Studio Alexander Fehre)
















Photo: Takumi Ota / Nanako Ono


2.傀藝堂(日本建築学会作品選集 2025選出)
「傀藝堂」は、博多人形づくりを代々受け継ぐ「中村人形」の住居併設型ギャラリーです。台形の土地を活かした“人”のかたちをした空間構成により回遊性を生み出しました。

川砂利を用いた伝統技法「掻き落とし」による多面体の擁壁が光を多様に反射し、自然光が人形の表情を引き立てる光の空間を設計しています。伝統技法を現代的な視点で再解釈することで、人形師が未来への祈りを込めた作品と深く対峙できる場を創出しました。

所在地:福岡県福岡市中央区桜坂1丁目10番46号
用途:ギャラリー(上階住居)
敷地面積:265,6m²
竣工:2023年
施主:西村織物株式会社
URL:https://www.nakamura-ningyo.com/gallery/


日本建築学会 作品選集
日本の優れた建築作品を学術・技術・芸術の視点から選定する、建築界を代表する作品選定(作品集)です。

選出の意義
毎年、全国の公募作品の中から厳選された作品のみが収録されます。福岡県に拠点を置く人形師のための私設ギャラリーである本作は、その空間構成と光の演出による高い完成度が認められました。






Photo: Takumi Ota / Nanako Ono




■ 株式会社カミヤアーキテクツ
東京・青山を拠点に「価値を建築する」を掲げる一級建築士事務所。国内外での設計経験を背景に、神谷修平が2017年に設立。建築・インテリアからブランディングまで領域横断で、設計・ディレクションを行う。今秋、星野リゾート〈界 蔵王〉が竣工予定。
URL: https://kamiya-architects.com/

■ 神谷修平
建築家 / 株式会社カミヤアーキテクツ代表取締役 /クリエイティブディレクター・一級建築士

1982年生まれ。早稲田大学大学院修了。2007年より建築家・隈研吾氏に師事。設計室長として国内外の様々なプロジェクトを担当し伝統や地域に寄り添いながら、ディテールと日本のクラフトマンシップの重要性を習得した。2016年、デンマークへ渡り、現代建築における世界最高峰の若手建築家のひとり、ビャルケ・インゲルス率いるBIGに入社。海外コンペのプロジェクトリーダーと、大規模高層ビルのプロジェクトアーキテクツを務めた。2017年に帰国し株式会社カミヤアーキテクツ一級建築士事務所を設立。建築・デザインからクリエイティブディレクションまでを通じて独自の世界観を磨き続けている。

【主な受賞】
日本建築学会作品選集新人賞 / 日本建築家協会優秀建築選 / 日本空間デザイン賞金賞 / iF DESIGN AWARD / グッドデザイン賞 / SD レビュー SD賞



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