劇場版「えいがのおそ松さん」(配給:松竹)が、「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVR」(配給:東映)とコラボするという、とんでもないニュースが飛び込んできた。人気者×人気者の相乗効果には期待せざるを得ないが、一体どんな経緯でこうなったのだろうか。
ことの起こりは、「えいがのおそ松さん」の公開が2019年3月15日に決定したことに端を発する。完全新作をしかも劇場でという大きなプレッシャーがかかり、あまりの重圧に耐えきれなくなった二十歳を過ぎてもクズでニートで童貞の松野家6兄弟たちが「どうしたら、映画がヒットするのか」を考えあぐね結果たどり着いた答えが今回のコラボレーションだったのだ。
「やっぱ、人気大作とコラボじゃない?」「だったら、カッコよくてモテそうな、ヒーローものでしょ?」という安易な発想で、コラボ作品を探しに映画館へ。そこで目にした「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVR」の宣伝ポスターの中でカッコよくポーズを決めるライダー達に触発された6つ子たち。なんと勝手にライダーになりきりビジュアル作成してしまった。
なりきりビジュアルの出来に満足したのか、今度は配給会社の東映にこれまた勝手にコラボの直談判(提案)に押しかけた。お叱りを受けるかと思いきや、懐の深い東映プロデューサーがコラボを快諾。晴れて「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVR」×「えいがのおそ松さん」のコラボビジュアルが正式に解禁となった。
「仮面ライダージオウ」、「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVR」のプロデューサーである、東映・白倉伸一郎氏からもコメントが寄せられた。
「かつて赤塚不二夫先生は、石ノ森章太郎先生を頼ってトキワ荘に入居したという。 赤塚先生のDNAを受け継ぐニートどもが、石ノ森先生のDNAを継ぐライダーを慕うのは当然である。 ちなみに平成ライダー20人の中で、まっとうに就職したのは4人くらいしかいない。 ぜひライダーたちにも彼らの逞しいサバイバル術を伝授していただきたいものである。 」
(東映・白倉伸一郎氏コメント)
公開されたイラストは、「仮面ライダー電王×おそ松」、「仮面ライダービルド×カラ松」、「仮面ライダーW×チョロ松」、「仮面ライダージオウ×一松」、「仮面ライダークウガ×十四松」、「仮面ライダーディケイド×トド松」の6種類となっている。
6つ子たちが、それぞれ特徴あふれるライダーベルトとヘルメットを着用してキリッとポーズを決め、キメ台詞まで発している。ライダーになりきった6つ子のイラストとコメントは、各作品の公式HPと公式Twitterにて公開されている。
今回このビッグなコラボが実現した「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVR」そして劇場版「えいがのおそ松さん」の今後の展開から目が離せそうもない。
「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
(C) 赤塚不二夫/えいがのおそ松さん製作委員会 2019
情報提供:「えいがのおそ松さん」PR事務局