ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳累計30万部を突破したTwitter発のサイバーパンクニンジャ活劇『ニンジャスレイヤー』のアニメ化が決定した。制作はテレビアニメ『キルラキル』のTRIGGERが担当する。

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『ニンジャスレイヤー』アニメ化

本作は、日本をリスペクトする原作者の執念がリアル・ジャパン?を描いた作品。
その強烈な言語センスを忠実に訳した翻訳は「忍殺語」とも呼ばれ、現在もしばしばTwitterトレンドワードにもあがるほど中毒者を生み出し続けている。

■その壱 どんなときでも挨拶は絶対
「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。○○です」
「ドーモ、○○さん。ニンジャスレイヤーです。」

いたって普通の挨拶だが、殺し合いを始める殺伐とした空気の中でも、まずは挨拶から始める。これぞ「奥ゆかしい」ニッポンの作法。

■その弐 カチグミサラリマン同士が日常的に使う挨拶
「ユウジョウ!」
「ユウジョウ!」

出会いがしらにお互いの友情を確認しているが、実際に友情があるわけではない。このやりとりを無視すると、シツレイにあたり、ムラハチ(村八分)と呼ばれる社会的リンチを受けてしまうのだ。

■その参 日本語のことわざを独特の訳し方で表現
「同じ学校なんだ。サイオーホースめいた偶然。」(塞翁が馬)
「タイプミスなど誰にでもあること、コウボウ・エラーズというではないか。」(弘法も筆の誤り)

他にも「チャメシ・インシデント」や「インガオホー」など、くせになりそうな使い回しがいっぱい。

本作の中毒性がおわかりいただけただろうか?まだおわかりでないという方はこちらをお聞きいただきたい。

ニンジャスレイヤーの世界観をわかりやすく紹介するために、『ゼロ・トレラント・サンスイ』のサウンドドラマがニンジャスレイヤー書籍公式サイトなどで公開されている。

『ゼロ・トレラント・サンスイ』は小説『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1』に収録された記念すべき第1話で、短いながらもその世界観がよくあらわれた人気エピソード。

主人公・ニンジャスレイヤー、ライバル・ダークニンジャを担当しているのは、実力派声優の森川智之さんと速水奨さん。ニンジャスレイヤーの独特な世界観が音声で楽しめる。

なお、本作はシリーズ9作目となる『ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳』が4月12日にKADOKAWA・エンターブレインから発売される。価格は税別1200円。

■ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳
著者: ブラッドレー・ボンド (著)、フィリップ・N・モーゼズ (著)
本兌 有 (翻訳)、 杉 ライカ (翻訳)
発売日:2014年4月12日 定価:(本体1,200円+税)

■『ニンジャスレイヤー』アニメオフィシャルサイト:http://www.ninjaslayer-animation.com/