おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

『仮面ライダーゴースト』第1話は?ファンから期待大の評価

平成仮面ライダーシリーズ17作目の『仮面ライダーゴースト』。ついに10月4日に放送がスタートしました。

毎回新ライダーが発表されるたびに色々物議をかもすのがこのシリーズの常。放送してもしばらくは批判される事も珍しくありません。

  • 【関連:10月開始の『仮面ライダーゴースト』大人用衣装シリーズ登場 命!燃やすぜ!】

    『仮面ライダーゴースト』第1話は?

    ■平成ライダーは落としてから持ち上げるスタイル

    前作『仮面ライダードライブ』では「バイクに乗らないライダー」という事で放送前には「もうライダー名乗るのやめろ」「仮面ドライバーじゃねぇか!」「石ノ森先生が草葉の陰で泣いている」と言われ、特にバイクに乗らないというコンセプトについては、最後まで一部でしつこく言われていました。
    ただ、ちゃんと毎話見てるファンの中には、第1話の印象でアメリカの特撮テレビドラマ『ナイトライダー』※に影響受けてるのかな?と察し、「ライダーはライダーでもこれはありかも」と早々に納得する人も多かったです。結果、最終話には「神作だった」「平成2期では1番面白かった」という高評価で終了。綺麗に終わりましたからね。ラストは主人公とヒロインのイチャイチャ具合ににやけるファンが続出していました。

    更にその前の『仮面ライダー鎧武』では、先にモチーフが「戦国」「鎧」など知られていたので、まさかのフルーツミックス状態が判明したときには、「何故まぜた」「鎧だけで良かったのに」「てっきり『サムライトルーパー』的なもの期待してたのに」など失望されていましたが、それも放送開始されしばらくたつとストーリーの濃さと俳優陣の魅力にファンはくぎ付け。
    放送終了後には「鎧武シック」「鎧武ロス」という言葉がファンの間でささやかれるほど、作品を引きずるファンが続出しています。ちなみに筆者もこの「鎧武シック」をわずらった一人です。

    ■今回は?

    ここからは筆者の個人的感想まじえての第1話紹介です。未視聴の方もいると思われるので、詳しいストーリー紹介はさけますが、それでもネタバレが含まれるので読み進めるか否かは各自でご判断を。

    前回ドライブ第1話での主役・竹内涼真さん(泊進ノ介役)に対する筆者感想は「こりゃまた頼りない兄ちゃんでてきたな」。前々回の鎧武では佐野岳さん(葛葉紘汰役)に「ゆとりライダー」という風に感じていました。
    でもライダーシリーズのすごいところは1年通し役者がぐんぐん成長するところ。最終話には二人とも見事に魅力ある俳優さんに進化し、見た目も1話より垢抜けすっかりイケメン化していました。ライダースタッフって「本当に役者を磨くのがうまいな」とこの辺毎度関心するところ。

    さて、今回の第1話での西銘駿さん(天空寺タケル役)には「こりゃまた弱そうなのきちゃったな」。恐らくここから盛り返し、役者の成長ごとみせてくれるのでしょうが、なかなか良い感じの「ヘタレっぷり」に今後の成長では目立つ形での変化が期待できそうです。

    そして内容はと言うと、中盤でいきなりタケルが殺されるなどかなりアップテンポでストーリーが展開します。ストーリーについては伏線と思われる場面が多く、まだどのような内容になるかは想像がつきません。(タケルのお父さんが何故死んだのか、死んだお父さんから何年もたって何故小包が届いたのかなど)ただ、初回お決まりの戦闘シーン、変身シーンがてんこ盛りで、ゴーストスーツや各アイテム、そして仙人の使い魔・ユルセン(CV:悠木碧さん)の存在が深く印象づけられました。

    ちなみに突っ込みどころとしては、1話始まってしばらく大天空寺・地下研究室シーンでのタケルの台詞の噛み噛みと、変身してからのフォーム「ムサシ魂」になったときの頭についてる刀の柄。
    噛み噛みについては西銘さんにとって黒歴史かもしれませんが、見てる側からすると恐らくこれは後年お宝シーンになるのでしょうか?
    そして!筆者が一番気になったチョンマゲのように刀の柄が刺さってるシーン。一瞬刀が頭に刺さってるように見えると言うか……突然の出現に一瞬困惑せずにはいられません。同じくネットでも「頭刺されてるみたいwww」「ムサシフォームのあの頭www」と爆笑した人が多かったもよう。

    個人的にはストーリーと関係ありませんが他にも、『仮面ライダーグミ』のCMが気になりました。鎧武、ドライブと子役の南出凌嘉くん出演で同じ演出で放送されていたあのCMが……今回は違う少年に。演出もラップノリにチェンジ。
    シリーズが変わってもぶれないあのCMには一種の安定を求めていたのですが、今回は裏切られてしまいました。今回も「ジューシー」してほしかったです。
    なお、つい最近では実写ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でじんたんの子ども時代を演じているそうです。今後は別作品で彼の活躍を見守りたいと思います。

    ■第1話ネットの声は?

    筆者の感想はここまでにして、ネットの評価はと言うと「第1話からテンポがいい」「神作の予感」「555みたいに発光してたの良い!」「やめろ!捨てるつもりだったのにベルト買う羽目になるやろ(震え声)」。とかなりの高評価。

    前作ドライブは平成2期の中で『仮面ライダーW』と並びシリーズファンの間から特に高い評価を受けていました。そのため、場合によってはかなりの酷評も予想されていたのですが、実際スタートしてみると長年見守るファンからは期待の声の方が多いようです。

    それ以外では、最後に流れたクレジットで「ミスター仮面ライダー」こと『高岩成二』さんの名がきちんとあった事にもファンからは喜びの声があがっていました。スーツ発表当初から「この写真の手は高岩さんに違いない!」と噂になっていましたが、どんぴしゃ正解だったようです。というか、手だけでスーツアクターを判別できるファンって本当にすごい!
    それにしても第1話で久々に見た、バイクアクションは変わらずのすばらしさ。ドライブはドライブで良かったのですが、久しぶりに改めて見ると思わず素で「カッコイイ!」とテレビの前で叫んでしまいました。また、ムサシ魂での二刀流にもシビレまくりです!あ、また感想書いてすみません。高ぶりが抑えきれずつい……。

    今後どう話が転んでいくかわかりませんが、ファンから期待されている事は間違いありません。筆者も勿論、毎週日曜朝にはテレビの前に正座して、この1年放送を見守り続けたいと思います!レッツゴー!覚醒!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!

    ※『ナイトライダー』は、民間犯罪捜査員のマイケル・ナイトが、人間の言葉を話す特殊カー『ナイト2000』とともに様々な事件を解決していく物語。日本でも放送され、大人から子供まで爆発的人気を博した。
    ※訂正)一箇所記載に誤りがありました。訂正してお詫びします。

    参考=東映HP『仮面ライダーゴースト

    あわせて読みたい関連記事
  • 華の会メール・バナー
    PR

    オトナ世代の恋愛マッチング

  • 華の会メール・バナー
    PR

    趣味でつながる30代からの恋愛マッチング \華の会メール/

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    『平成ジェネレーション FINAL』に福士蒼汰、渡部秀、三浦涼介ら出演決定で思い…

  • 商品・グッズ

    石ノ森ゴーストアイコン登場 使えば漫画家の才能がカイガン!?

  • アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    コスプレイヤー必見!仮面ライダーゴーストに偉人役で出られるかも!偉人コスのエキス…

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    仮面ライダーゴーストで関智一の乱用が話題に

  • アニメ/マンガ, 商品・グッズ

    『仮面ライダースペクター』変身レクチャー動画公開!ド・キ・ド・キ!ゴースト!

  • アニメ/マンガ, 商品・グッズ

    『仮面ライダーゴースト』変身レクチャー動画公開!バッチリミナー

  • アニメ/マンガ, 商品・グッズ

    10月開始の『仮面ライダーゴースト』大人用衣装シリーズ登場 命!燃やすぜ!

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!『仮面ライダーゴースト』特別先行動画公開…

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「イタコライダー」に「変態仮面ライダー」、恒例の新ライダー批判が今年も活性

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    高岩さんの手?『仮面ライダーゴースト』発表で熱烈ファンが注目

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • じゃじゃ丸たちが帰ってきた!「にこにこ・ぷん NEO」で令和に復活
    TV・ドラマ, エンタメ

    じゃじゃ丸たちが帰ってきた!「にこにこ・ぷん NEO」で令和に復活

  • 誤使用で窒息やケガのおそれ ピジョン、「電動鼻吸い器SHUPOT」改良部品を無償配布
    商品・物販, 経済

    誤使用で窒息やケガのおそれ ピジョン、「電動鼻吸い器SHUPOT」改良部品を無償…

  • Yahoo!乗換案内「乗車位置」が全国拡大 乗換や降車がもっとラクに
    企業・サービス, 経済

    Yahoo!乗換案内「乗車位置」が全国拡大 乗換や降車がもっとラクに

  • 期間限定で大阪・関西万博をモチーフにしたデザインも登場
    イベント・キャンペーン, 経済

    モリサワ、「フォント de スタンプ」公開 大阪・関西万博モチーフも

  • メガ“豚”級のウマさ 日清「ガーリックスタミナ豚丼」全国発売
    商品・物販, 経済

    メガ“豚”級のウマさ 日清「ガーリックスタミナ豚丼」全国発売

  • 警告画面
    インターネット, サービス・テクノロジー

    Google、goo.glリンク廃止方針を一部撤回 アクティブなリンクは継続

  • トピックス

    1. じゃじゃ丸たちが帰ってきた!「にこにこ・ぷん NEO」で令和に復活

      じゃじゃ丸たちが帰ってきた!「にこにこ・ぷん NEO」で令和に復活

      今の30代~40代が幼い頃に夢中になった「にこにこ、ぷん」が、令和の時代に新たな姿でよみがえります。…
    2. 定番の「のり弁」が“冷やし”スタイルで登場?オリジン新作が猛暑に効く

      定番の「のり弁」が“冷やし”スタイルで登場?オリジン新作が猛暑に効く

      夏になると、どうしてもあっさりしたものばかり選びがち。そんな中、「のり弁を冷やして食べる」──気にな…
    3. カレッタ汐留の「ハードコア立ち食いそば」が異次元すぎる 辛つゆと極硬麺がクセに

      カレッタ汐留の「ハードコア立ち食いそば」が異次元すぎる 辛つゆと極硬麺がクセに

      東京・汐留の商業施設「カレッタ汐留」にある異色の立ち食いそば屋「そば さやか」がSNSで話題です。極…

    編集部おすすめ

    1. 誤使用で窒息やケガのおそれ ピジョン、「電動鼻吸い器SHUPOT」改良部品を無償配布

      誤使用で窒息やケガのおそれ ピジョン、「電動鼻吸い器SHUPOT」改良部品を無償配布

      育児用品メーカーのピジョン株式会社は8月6日、同社が2023年6月より販売している管理医療機器「電動鼻吸い器 SHUPOT(シュポット)」に…
    2. 怨念渦巻く家で、ナダルと村重杏奈が「リフォームホラーハウス」に挑む

      一軒家を魔改築する「リフォームホラーハウス」、MBSテレビで放送

      一軒家を丸ごとホラー仕様に魔改築する前代未聞のホラー×バラエティ番組「リフォームホラーハウス」が、8月8日と15日の深夜にMBSテレビで放送…
    3. RTA in Japan、任天堂作品を2025年夏大会で除外 無許諾利用の指摘受け

      RTA in Japan、任天堂作品を2025年夏大会で除外 無許諾利用の指摘受け

      「RTA in Japan」は8月4日、2025年夏大会において、任天堂株式会社のゲームを利用しないことについて、経緯を説明。法人による任天…
    4. Nick Turley氏(@nickaturley)の投稿

      ChatGPT、週次アクティブユーザー7億人目前に 4か月で2億人増加

      米OpenAIが開発する対話型AI「ChatGPT」の人気が、再び急上昇しています。ChatGPTのプロダクト責任者であるNick Turl…
    5. 日本でも導入して欲しい!北欧のスーパーにある“アボカドスキャナー”が便利すぎる

      日本でも導入して欲しい!北欧のスーパーにある「アボカドスキャナー」が便利すぎる

      アボカドはギャンブルです。スーパーなどで見かけても、どれくらい熟してるのかは見た目ではわかりません。触って確かめることもできますが確度は高く…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト