新海誠監督の大ヒットアニメーション映画『君の名は。』のハリウッド実写映画化を東宝が発表しました。実写映画は米パラマウント・ピクチャーズ、バッド・ロボットが手がけます。制作を担当するバッド・ロボットは代表作に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』などがあります。
実写版『君の名は。』は、バッド・ロボットのJJエイブラムスとリンジー・ウェバーがプロデュースを担当。脚本は『メッセージ』で2017年アカデミー賞脚色賞にノミネートされたエリック・ハイセラーが手がけます。また、日本側からはアニメ版映画のプロデューサー・川村元気が、プロデューサーとして開発に参加します。実写版になることで、三葉の街を襲った隕石のシーンや、ふたりが奔走するシーンがどのように描かれるのか、そして、時間の流れのある作品をどのようなキャストで演じるのかが注目されます。
実写映画化にあたり、新海誠監督、川村プロデューサー、東宝社長島谷能成からコメントが発表されています。
◇原作・脚本・監督・新海誠
『君の名は。』は、日本に暮らす僕たちのローカルな想像力、ドメスティックな技術で組み立てた映画です。そういう作品がハリウッドと交わることで、もしかしたら新しい可能性のようなものを見せてもらえるのかもしれない──そんな期待をしながら、完成を楽しみに待っています。
◇プロデューサー・川村元気のコメント
これ以上ない、夢のようなチームになりました。JJエイブラムスさんが『君の名は。』をハリウッドで実写化したがっていると聞いたときは信じられない気持ちでした。バッド・ロボットで彼と会って話すまで「これは夢だ、きっと夢に違いない」そう思っていたのですが、どうやらこれは現実のようです。数々の名作を現代的なセンスで生まれ変わらせてきたJJエイブラムスさん。『君の名は。』をハリウッドで実写映画として生まれ変わらせるのにあたりJJエイブラムスさんと彼のチーム以上のクリエーターはいないと思います。また脚本のエリック・ハイセラーさんが書いた『メッセージ』はここ数年で見たSF映画のなかで最も心を動かされたものでした。SFとラブストーリーが融合してクライマックスへと突き進む『君の名は。』を、エリックさんならば最高なかたちで表現してくれると確信しています。JJさん、エリックさんと共に『君の名は。』のハリウッド版実写映画をプロデュースできることを心より誇りに思います。
◇東宝社長島谷能成
日本が誇る『君の名は。』をハリウッド最高のクリエーターの方々と一緒に実写化する機会を楽しみにしています。
『君の名は。』ハリウッドでの実写映画化が決まりました。プロデュースはJJエイブラムスら。ローカルな想像力とドメスティックな技術で作った『君の名は。』がどう生まれ変わるのか、楽しみにしています。僕たちの新作映画も負けぬようがんばらねば。https://t.co/WO0O44BGia
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2017年9月28日
<参考>
東宝株式会社 プレスリリース
※画像は新海誠監督公式twitter(@shinkaimakoto)のスクリーンショットです。
(天汐香弓)