先日、ゲームシリーズ最新作が発売となったばかりの「ポケットモンスター」。初代「赤・緑」の発売から25年以上が経過し、今や親子共通のコミュニケーションツールとして、子どもとの会話に度々ポケモンが登場する、というママパパも多いはず。

 ツイッターユーザー・AK壱乃さんもそんなひとりですが、実はポケモンは未プレイ。最近ポケモンに詳しくなってきたという5歳の娘さんとの会話を「ある歌」で乗り切っているのだとか。そのやり取りの内容に、ツイッターで多くの共感の声が寄せられています。

娘に「しってるポケモンいって!」と言われたので「ピカチュウ、カイリュー、ヤドラン、ピジョン……」と答えていたら「ママいっつもそのじゅんばんだねえ」と言われました。ママこの順番じゃないとポケモン言えないんだ……

 思わずニヤリとしたあなたはきっと30代以上。そう、AK壱乃さんが口ずさんだのは、1997年にリリースされた楽曲「ポケモン言えるかな?」の歌詞で、「赤・緑」に登場する150匹のポケモン(念のためミュウは除いています)を、歌を歌うだけで覚えられる、というもの。

 元々ポケモンカードゲームのCM曲でありながら、リズムよく展開する歌詞や、何度も転調する曲調、そして歌手を務めた「イマクニ?」氏のインパクトで注目を集め、初代ポケモンブームをけん引した楽曲として知られています。

 当時小学生だったというAK壱乃さんも、クラスで流行っていたこの歌だけはずっと耳に残っているそうで、娘さんから「知ってるポケモン言って!」とリクエストされる際はいつもこの歌詞になぞらえて答えている模様。「いつもその順番だね」と言われるも……これは仕方ない。当時を知る人であれば「だってこの順番がしっくりくるんだもの!」と娘さんに説明したくなってしまいます。

 投稿にはなんと14万件もの「いいね」が付き、コメント欄には「ワタシもですw同じ世代だわきっと……w」「DNAに刷り込まれてますよね」といった声や「サンダーーース、メ ノ ク ラ ゲ !」「急にイェーイオニスズメになるの最初ビクッとしました」と、当時を懐かしむ声が続々。

 こうした反響に対し「同世代の方がたくさんいらしてうれしいです」とコメントしたAK壱乃さん。今や累計1000匹を超えるポケモンを全て言える方は多くはないでしょうが、こうして親子の会話にポケモンという共通項があることを、ゲームファンとして感慨深く感じた筆者でした。

<記事化協力>
AK壱乃さん(@ichi_no_kuchi)

(山口弘剛)