猫は狭いところが大好き。入れそうな隙間を見つけると、いつの間にか入り込んでしまいます。

 Twitterに投稿された、キッチンの引き出しに入り込んでいる猫さんの写真。1匹だけかと思いきや、よーく見ると奥の物陰にもう1匹、光る目が確認できますよ。

 キッチンの引き出しに入り、こちらを見ているのはラグドールのコテツくん。飼い主さんがきちんと閉めていなかったところ、わずかに開いた隙間から引き出しを開け、中に入り込んだようです。

 引き出しを開けっぱなしにしておくことはできないので、コテツくんには出ていってほしいのですが、よーく見ると背後の暗がりに何かが動く気配。お家で飼われているもう1匹の猫、ブリティッシュショートヘアのまるくんが隠れていました。

 飼い主さんによると、コテツくんとまるくんは引き出しの奥など、うっかり閉め忘れたところに入り込む常習犯なんだとか。今回、まるくんが奥にいることは最初分からなかったそうですが、いつもの行動から察しがついたとのこと。

 「だいたい2にゃんセットで行動してて、いつもなんとなく一緒にいるので、もしかしてと覗いたら案の定!でした」

 コテツくんとまるくん、どちらの性格も行動パターンも知り抜いている飼い主さんだからこそ、この高度なかくれんぼに気づいたのでした。引き出しの奥に隠れる様子は過去にもTwitterで紹介されており、ちょっとした油断から入り込まれてしまうようです。

引き出しの奥に入り込んだまるくん(左)とコテツくん(右)(コテツとまるさん提供)

 奥に入り込まれてしまうと抱き抱えるわけにもいかず、どうやって出ていってもらうか苦労しそう。その点をうかがってみると、実に単純明快なお答えが返ってきました。

 「おやつをチラつかせるとすぐに出てきます。チョロいです。毎回のことなので、今となってはおやつを取りに行こうとする時点で2匹揃って出てついてきます。チョロいと思われてるのは飼い主の方かもしれません」

 ひょっとしたら、おやつをゲットするためにわざと「かくれんぼ」してるかもしれない、という飼い主さんの洞察。いやまさかと思いつつ、2匹の顔を見ていると、確かに何かを待っているようにも見えてきます。真相はどっちなんでしょうね。

<記事化協力>
コテツとまるさん(@mofu_kote

(咲村珠樹)