写真の中に小さな写真が、その小さな写真の中にはさらに小さな写真が……と、まるで合わせ鏡のように延々と反復される事象を指す「ドロステ効果」を利用したカレンダーづくりを行っているのはXユーザー「チューと言えばニャー」さん。

 撮影された写真には、愛猫「はな」ちゃんの背後に、はなちゃんの写ったカレンダーが。そのカレンダーの中のはなちゃんの背後に、またはなちゃんが写ったカレンダーが……と、繰り返されています。これは実にユニーク!

 実は、過去にもおたくま経済新聞で紹介したことがある、チューと言えばニャーさんの面白カレンダー。来年の分の撮影が3月4日に行われたことがXで報告されました。

 今年撮影した写真には、はなちゃんの隣に小さなひな人形が添えられており、より3月らしさを感じる仕上がりです。当のはなちゃんも、過去と全く同じ構図で写っており、もはや撮影はお手の物、といったところでしょうか。

2023年に撮影されたカレンダー用写真

 このドロステ効果カレンダーは2015年から始まりましたが、それ以前からはなちゃんや同居猫「もも」ちゃんの写真でカレンダーづくりを行っていました。

 ある時カレンダーの前にいるはなちゃんを撮影した際、「これを毎年続けていたら不思議な写真になるな」とアイデアを閃いた飼い主さん。それ以来、カレンダー前での撮影が毎年3月の恒例行事となったのです。

毎年3月の恒例行事に

 今年の写真の出来栄えについては「今回も目線が微妙にもらえなかったのですが、去年の写真と顔の角度が同じところが面白いなと思い気に入っています」と話しており、まずまずの評価となったもよう。

 はなちゃんは現在13歳とシニア猫の域に入っていますが、もちろん今後もカレンダーづくりは継続していく予定とのこと。来年の報告も楽しみになってしまいますね。ちなみに3月以外は普通の猫カレンダーになっているそうです。

<記事化協力>
チューと言えばニャーさん(@AminoCyu

(山口弘剛)