Amebaなどのネットサービスで知られる株式会社サイバーエージェントは6月26日、「刀剣乱舞」のゲーム等を手掛ける株式会社ニトロプラスの株式を取得し買収、子会社化することを発表しました。

■ 子会社化の理由は「親和性の高さ」 ニトロプラスの社名および組織は現体制を維持

 発表によると、サイバーエージェントの株式取得額はおよそ167億円。7月1日に議決権比率で72.5%の株式を取得予定とのこと。

 子会社化の理由としては「インターネット領域で幅広くエンターテインメントビジネスを展開し、テクノロジーとクリエイティブの融合で世界を目指す当社と、IPビジネスにおいて世界展開を目指すニトロプラスとの親和性の高さから、当社グループへの参画に至りました」と説明しています。

 なお、ニトロプラスの社名および組織は現体制が維持され、現・代表取締役および「刀剣乱舞」プロデューサーである小坂孝志(小坂崇氣・でじたろう)氏が社長を継続。副社長の虚淵玄氏もそのまま経営に携わり、スタッフもそのまま在籍するもよう。

 「引き続き、ニトロプラスがIPビジネスの強化および画期的なコンテンツ制作に取り組み、さらなる事業拡大を目指して行けるよう、当社にて支援してまいります」とのことです。

■ ネットには両社IPのコラボレーションに期待の声も

 ニトロプラスと言えば「刀剣乱舞」のほか、「沙耶の唄」や「斬魔大聖デモンベイン」などのノベルゲーム作品や、キャラクター「すーぱーそに子」など、数多くのIPを持ち、幅広いファン層から支持を得ているブランド。

 今回の発表にネットでは「これはビックリ!」「マジか!」といった驚きの声が多く寄せられているほか「グラブルにデモンベインが出てくれないかな」「刀剣乱舞がサイゲのゲームとして生まれ変わる?」「ウマ娘のシナリオを虚淵が書く可能性がワンチャン……?」といった、双方のコンテンツが融合する事への期待の声もあがっています。

<参考・引用>
株式会社サイバーエージェント「株式会社ニトロプラスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ

(山口弘剛)