TVアニメ「カヤちゃんはコワくない」の第1弾PVおよび、主演キャストおよびメインスタッフ陣が6月6日に発表された。
同時に、原作を手がける百合太郎氏の描き下ろしイラストも公開された。
発表されたキャスト陣には、カヤちゃん役に橘杏咲、そして彼女を見守るチエ先生役に内田真礼が起用された。
橘は「怖いのになぜかページをめくる手が止まらない」と原作の魅力を語りつつ、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品であることを強調。内田もまた「コワイだけでなく、とても興味深く楽しめる作品になっております」とコメントし、それぞれが演じるキャラクターへの期待感を語っている。
アニメーション制作はイーストフィッシュスタジオが担当。監督には「ロボットガールズZ」などで知られる博史池畠、シリーズ構成には「ゾンビランドサガ」などの村越繁が名を連ねる。キャラクターデザインには山田太郎と森口弘之が参加し、音響監督は長崎行男、音楽はKOHTA YAMAMOTOと成田旬が担当する。
物語の舞台となるのは花麦幼稚園。年中さんであるカヤちゃんは、園内でたびたびトラブルを巻き起こす問題児とみなされているが、実は霊能力を持っていることが理由。しかしその力は周囲に知られておらず、怪異と日々対峙する彼女の行動は誤解され続けている。一方、チエ先生は力はあるが霊感はなく、しばしば怪異に振り回されながらもカヤの一番の理解者。力と霊力が噛み合わない、どこかユーモラスで温かな関係性が作品の魅力のひとつでもある。
原作コミック「カヤちゃんはコワくない」は新潮社「BUNCH COMICS」より現在第7巻まで刊行中。最新第7巻は、6月9日に発売されたばかり。現在も「くらげバンチ」にて好評連載中となっている。
ホラー要素とコメディ、そして幼稚園という日常の空間に潜む非日常を巧みに描く本作。第1弾PVでは、その世界観の一端が垣間見える仕上がりとなっており、アニメ放送開始に向けて今後の展開にも注目が集まる。
(C) 百合太郎・新潮社/カヤコワ製作委員会