お掃除ロボットはとても便利です。

 留守中に家を掃除してくれるから?いいえ、違います。猫ちゃんの相手をしてくれるからです。

 飼い主さんがXに投稿した動画に映っているのは、床上を自走する円盤型のお掃除ロボットと、それを乗りこなす猫・シロップくんの姿。

乗りこなすシロップくん

 本体の上に腰を下ろし、方向転換にも動じることなく、堂々と構えています。そしてロボットが減速したのに合わせてひょいっと床に降りるのも、かなり器用でこなれた動き。

方向転換も何のその

 シロップくんよりも先に飼い主さん宅にあった、お掃除ロボット。シロップくんが子猫のころは障害物エラーを起こしてよく停止していたそうです。

 しかしシロップくんが成長すると関係性は変化。動くお掃除ロボットを「毛の生えていないお友達」と思ったのか、じゃれるように。そしていつの間にか、乗るようになったそうです。

遊び相手?それとも仕事を監視?

 実は飼い主さんが、お掃除ロボットをシロップくんが乗りこなしているのを見たのは、今回が初めて。いつもは留守中にお掃除ロボットを動かしていたところを、たまたま在宅中に動かしたのがきっかけでした。

 まさかの光景に「ネットで見たことあるやつだ!」と飼い主さんは驚愕。掃除が始まるなりシロップくんは当然のように乗り始めたそうで「(留守中は)いつも乗っているのではないか」と推測しています。

 動画だと乗っている時間は長くなさそうですが、撮影に気がついたから降りたのではないか、と飼い主さん。「撮らなければもっと長く乗っているかもしれません」とも話しています。

 ひょっとすると飼い主さんの留守中はずーっと乗りっぱなしなのかも……。シロップくんはお掃除ロボットのことをどう思っているのでしょう。遊び相手をしてくれるいい奴と思っているのか、部屋を楽に移動する手段とみなしているのか。

 もしかすると、ロボットの働きを監視しているつもりなのかもしれません。

 「ほら、しっかり働くニャン」
 「ガガガ……承知シマシタ、ゴ主人サマ……ピピ」

 こんなやり取りが行われているのではないかと、留守中の光景を勝手に想像してしまいます。

 1匹と1台の間には、我々人間には絶対に知ることのできないドラマがありそうです。

<記事化協力>
「シロップがあらわれた」さん(@siropnyan

(ヨシクラミク)