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アントインターナショナル、100万を超える加盟店を支援し、包摂的成長と再グローバル化を推進するサステナビリティフレームワークを発表

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アントグループ


独立企業として、Travel(旅行)、Trade(貿易)、Thrive(成長)、Technology(技術)、Talent(人材)、Trust(信頼)の「6T」分野でフィンテックとサステナビリティを融合/統一型グローバルウォレットゲートウェイ、統一型加盟店決済サービス、グローバルビジネスアカウントサービス、組み込み型金融サービスという4つの事業領域において、官民連携とイノベーションを推進へ

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/116007/22/116007-22-8fae640492de9aa58ca2670ebd2732fb-3900x2194.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


グローバルにデジタル決済、デジタル化支援、フィンテックソリューションを提供するアントインターナショナルは本日、アントグループから分社化後、初のサステナビリティレポートを発表し、同社のサステナビリティに関する枠組みを公開しました。

転換期における、新たな使命とビジョンによる成長の新章
2024年の組織再編を経て、アントインターナショナルはアントグループから分社化し、独自の経営体制へと移行しました。現在はシンガポールに本社を構え、30以上の国と地域で拠点を展開しています。クロスボーダー決済、国際商取引、金融ソリューションを通じて、1億を超える加盟店と消費者を以下4つの事業を軸にシームレスにつなげています。
- Alipay+:世界各地の電子ウォレットと連携する、グローバル決済ゲートウェイ
- Antom:加盟店向けの総合決済ソリューション
- WorldFirst:国際取引に対応したビジネスアカウントおよび送金・決済サービス
- Bettr:財務管理やクレジット機能を含む組込型(エンベデッド)金融サービス


新たな企業体のもと、アントインターナショナルは「あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる(To make it easy to do business anywhere)」「小さくも美しい変化を世界にもたらす(bring small and beautiful changes to the world)」という使命を掲げ、包括的な成長を支える、最も革新的で信頼されるデジタルパートナーになることを目指しています。

同レポートの中でアントインターナショナルの経営陣は、世界経済の不安定化や脱グローバル化の潮流、デジタル格差といった課題に直面する今、テクノロジー企業はその社会的責任から目を背けるのではなく、具体的な行動をもって貢献を果たすべきと強調しています。

アントインターナショナルの会長である井 賢棟(Eric Jing)は、レポート冒頭にて、次のように述べています。
「テクノロジー業界に求められる行動の緊急性は、かつてないほど高まっています。イノベーションを一部の人のためでなく、より多くの人々のために役立て、次世代に向けて包摂的かつ持続可能なグローバル経済を共に築いていくことが求められています」

アントインターナショナルのCEOである楊 鵬(Yang Peng)とプレジデントであるダグラス・フィーギン(Douglas Feagin)は次のように述べています。
「当社は、日々のビジネスやサステナビリティへの取り組み、そして実践的なテクノロジーの革新によって、より広範で持続可能な再グローバル化を推進できると確信しています」

新たなフレームワーク「6T」で包括的な成長を推進
アントインターナショナルは本レポートにおいて、「社会価値とビジネス価値の一体的創出」を実現するための新たな枠組み「6T」を発表しました。この枠組みは、特に中小企業を中心に包括的な成長を促進する目的とし、以下6つの柱から構成されています。
- Travel(旅行):国境を越えた接続性の向上
- Trade(貿易):越境商取引の活性化
- Thrive(成長):取り残されがちな人々の支援
- Technology(技術):オープンイノベーションの推進
- Talent(人材):地域社会を支えるデジタル人材の育成
- Trust(信頼):強靭なデジタルエコシステムの構築


決済を通じて、旅行と貿易のグローバルな結びつきを強化
アントインターナショナルは、決済ソリューションを通じて、旅行および貿易の分野におけるグローバルな結びつきを強化しています。
- 旅行分野:Alipay+は、36の電子ウォレットおよび6種類の国際QRコード規格と接続し、世界中で17億を超えるアカウントに対応しています。オフラインの加盟店の約9割は中小企業で構成されています。
- 貿易分野:WorldFirstは、120万社を超える中小企業が200以上の国・地域で商品やサービスを展開できるよう支援しています。これまでに100種類以上の通貨で、累計約1,000億米ドルの取引を処理しています。
- デジタル商取引:Antom Copilotは、AI技術を活用し、決済システム統合にかかる作業時間を最大90%削減し、効率性とセキュリティの両立を実現しています。


決済のその先へ:中小企業の成長を支える技術の民主化
アントインターナショナルは、デジタル技術を通じて中小企業の成長を支援し、より公平な金融アクセスの実現を目指しています。
- ウォレット技術の普及:現在、23の市場で31のパートナーとともに、持続的なデジタル経済の発展を支援しています。加盟店やフィンテック企業の成長とセキュリティを強化するため、AIを活用した次世代フィンテックソリューションの開発に注力しています。
- 為替リスクに対応するAI技術:急成長する組込型金融サービスでは、当社独自のAIモデル「Time Series Transformer(TST)」を活用した為替ソリューション「Falcon」により、越境取引における流動性変動への対処を支援しています。需要を1時間単位で予測し、90%以上の精度を実現しています。
- 信用サービスの拡大:2024年には、AIを活用した信用テクノロジーに加え、ANEXT BankおよびAnt Bank(香港)を通じて、新興市場において1,500万人以上の利用者(多くは中小企業)に対し、融資を含む包摂的な金融サービスを提供しました。


信頼と人材の力で実現する持続可能な成長
アントインターナショナルは、規制当局や国際機関、そして1,000を超える金融機関との連携を通じて、将来を見据えた信頼性の高いデジタルエコシステムの構築を目指しています。同社は「信頼」を支える2つの柱、すなわち堅牢なコンプライアンス体制と、AIを活用したセキュリティ技術・ソリューションへの投資を行っています。また、ディープフェイク対策などの信頼性あるAI技術を、より広範なコミュニティと共有する取り組みも進めています。

こうした取り組みの中、中小・零細企業向けのサステナビリティ認証制度や新たな資金調達手法の開発、デジタル信頼性を支えるプライバシー強化技術に関する共同研究など、地域社会およびグローバルに向けた多様な協働へと広がっています。また、人材育成面では、7年目を迎えた「10x1000 Tech for Inclusion」プログラム※1を通じて、これまでに世界110カ国・地域で約7,000人にフィンテック・デジタルイノベーションに関する教育機会を提供してきました。

なお、このサステナビリティレポートは、2025年5月にスイス・チューリッヒで開催された「Point Zero Forum」にて、国際的なリーダーや政策担当者を迎えてソフトローンチされ、シンガポール金融管理局(MAS)副総裁のリョン・シンチョン(Leong Sing Chiong)氏が来賓として出席しイベントの冒頭で挨拶を行いました。

また、国際連合 サステナブル証券取引所イニシアチブの議長であり、基調講演のスピーカーとして本イベントに参加した李 楠(Nan Li Collins)氏は、貿易を通じて中小企業への公平な成長機会を重視するというアントインターナショナルの姿勢に共感を示し、次のように述べています。
「デジタル経済は急速に発展していますが、開発途上国においては依然として基盤インフラへの投資が不十分です。持続可能な成長への移行において、誰一人取り残さないためには、こうした課題に取り組む必要があります」

アントインターナショナルのチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)である陳 磊明(Chen Leiming)は次のように述べています。
「持続可能性は、包摂的であってこそ本当の意味を持ちます。当社は、イノベーション、事業運営、成長のあらゆるプロセスにサステナビリティを組み込み、すべてのビジネス成果が長期的に社会の前進につながるよう努めています」


1. 「10x1000 Tech for Inclusion」は、2018年に国際金融公社(IFC)とアントグループによって共同設立された、金融包摂とデジタル経済の成長を促進することを目的とした、国際的なフィンテック教育プラットフォームです。


【アントインターナショナルについて】
アントインターナショナルは、シンガポールに本社を構え、デジタルイノベーションを通じて、すべての人々と企業が成長できるよう支援しています。パートナー企業との緊密な連携により、世界中の様々な規模の加盟店に、技術を活用したデジタル決済および金融サービスのソリューションを提供し、その成長の一助となることを目指しています。詳しくは、公式サイト(https://www.ant-intl.com/)をご覧ください。

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