
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106229/61/106229-61-5e8b8216fcd829e63294b77d614a6b8a-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎 以下ISC)は、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」をビジョンに掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業です。
この度、将来宇宙輸送システム株式会社とSPACE COTAN株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町、代表取締役社長兼CEO:小田切義憲)は、北海道スペースポート(以下「HOSPO」)の射場開発及び射場利用に係る基本合意書(MOU)を締結したことをお知らせします。
背景
2022年5月に創業したISCは、2020年代後半には人工衛星打ち上げ用再使用型宇宙輸送の実現、2040年までには国際競争力のある有人宇宙輸送システムの実現というチャレンジングな目標を掲げています。この実現のため、ISCは国内外のパートナー企業との協業を進め、アジャイル型の開発を採用し、ロケット開発を加速させています。今年中には米国でASCA 1シリーズ 最初の飛行試験を計画していますが、同時に、将来の日本国内での打ち上げ試験に備えるため、国内にて射場の検証を開始することとなりました。
民間に開かれた商業宇宙港であるHOSPOは北海道大樹町に位置し、ロケット打ち上げ射場として多くの利点を兼ね備えています。地理的には、東と南が海で開かれており、打上げの軌道傾斜角が広く、様々な軌道へのアクセスが可能です。海上航路や航空路との干渉が比較的少なく、打上げ時の安全確保やスケジュール調整がしやすい環境であり、天候も安定しています。また、東京から約2時間半でアクセス可能であり、近隣の滞在環境も整えられています。
ISCでは、2023年12月に日本発の「トリプロペラント方式」の燃焼試験をHOSPOの滑走路にて行った実績があります。
参考:日本初となる「トリプロペラント方式」の燃焼試験に成功。あわせて、研究・開発プラットフォーム「P4SD」の有効性を確認
https://innovative-space-carrier.co.jp/articles/20231225/
基本合意書(MOU)の概要と対象となるミッション
ISCはSPACE COTANと以下対象ミッションの射場運用計画の立案に向けて、技術情報提供およびフィージビリティ確認を進めることを合意しました。
ミッション名称 : ASCA 1.2 試験機1号機
ミッション概要 : 100kg級の小型人工衛星を打ち上げることを目的としたロケットASCA1.2試験機1号機の打上げ、軌道投入、及び第1段機体回収
ロケット :ASCA 1.2 試験機
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106229/61/106229-61-6c4517ed55c3324ec215fdb807ed8699-2880x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ASCA 1.2
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106229/61/106229-61-c88e77060eda3e4f98794a17f017012b-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
北海道スペースポートの将来イメージ
将来宇宙輸送システム代表取締役 畑田康二郎よりコメント
このたび、HOSPOでのロケット打上げの実現に向けた具体的な検討を行うことで合意できたことを大変嬉しく思います。これまでも燃焼試験の実施だけでなく、講演の機会を頂くなど、何度も十勝エリアに足を運んできましたが、今回の基本合意を通じた技術的検討を起点に活動を深めていき、微力ながらHOSPOを中心とした地域活性化に貢献できれば幸いです。
SPACE COTAN株式会社 CEO 小田切義憲氏よりコメント
ISC様のASCA 1.2試験機のHOSPOからの打上げに向けて、MOUを締結できたことを大変嬉しく思います。本MOUのもと、ASCA 1.2試験機の打上げに向けて、HOSPOでの射場運用計画を検討し、国際競争力のある有人宇宙輸送システムの実現を目指すISC様の事業進展に貢献してまいります。また、HOSPOでの多様なロケットの高頻度打上げに向けて、ロケット打上げに適した北海道・大樹町の立地を活かし、多様な事業者の打上げをサポートすることで、宇宙産業の発展と地域活性化に貢献してまいります。
■会社概要
将来宇宙輸送システム株式会社
英語名 :Innovative Space Carrier Inc.
代表者 :代表取締役 畑田 康二郎(はただ こうじろう)
設立日 :2022年5月
所在地 :東京都中央区日本橋1-4-1
事業概要 :革新的な宇宙輸送システムの事業化に向けた企画検討
ウェブサイト:https://innovative-space-carrier.co.jp/
SPACE COTAN株式会社
代表者 :代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲(おだぎり よしのり)
設立日 :2021年4月
所在地 :北海道広尾郡大樹町西本通98
事業概要 :大樹町からの委任に基づくHOSPOプロジェクトの推進業務全般。スペースポートの管理・運営、整備、資金調達支援、射場設計、国の認定取得、国内外顧客開拓、ロケット打上げ支援、PR活動など
ウェブサイト:https://hokkaidospaceport.com/
■当社は積極的に人材採用を行っています!
日本から、宇宙に行きたい。
私たちは挑戦します。
航空宇宙技術 × 異業種の知見 × バックキャスト思考
将来を見据えて、新しい産業を創る。
人生を賭けて挑戦する価値のある仕事をしよう。
採用ページはコチラ
https://hrmos.co/pages/innovative-space-carrier/jobs
事業連携などのご相談はコチラ
https://innovative-space-carrier.co.jp/contact/
■当社では宇宙旅行の「先行申込」を受け付けています。
こちらのリンクより、お申し込みください。
https://forms.gle/TDc8HpdcR2zCU41t9