おたくま経済新聞

【東京、ニューヨーク - 2025年６月26日】　アポロ・グローバル・マネジメント（NYSE：APO、以下「アポロ」）は本日、アポロの関連会社が投資助言するファンド（以下、「アポロ・ファンド」）が保有する、超高温領域における断熱ソリューションのグローバルリーダーであるマフテックグループ株式会社（以下、関連会社と合わせて「マフテック」）の全株式を、アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドに譲渡することに合意しました。

マフテックは、三菱ケミカル社の結晶質アルミナ繊維事業を前身とし、アポロ・ファンドによるカーブアウト手続きを経て2022年3月に設立されました。その後、マフテックの戦略的パートナーとしてアポロ・ファンドは、マフテックの高付加価値断熱材製品MAFTEC(TM)の展開を支援し、独立企業としての経営基盤の構築と過去3年間における大幅な収益拡大の実現に貢献しました。

「経営陣及び従業員の皆様のご尽力に伴い、マフテックの独立並びにその後の強い事業成長を弊社参画中にご支援できたことを大変嬉しく思います。マフテックはその先進的な素材加工の技術力をもって、既存の事業領域の枠にとらわれない新商材を開発し、不確実な市場環境下にもかかわらず、事業と収益の拡大を実現致しました。また、この基盤をもって、今後も長期にわたり持続的成長が実現できると確信しております。そして次なるステージでの経営陣と従業員の皆様の更なる飛躍と発展を期待しております。」と、アポロの日本代表 パートナーである岡本哲士氏はコメントしております。

マフテックの代表取締役CEOである松崎耕介氏は次のようにコメントしております。「アポロの有する自動車及び化学業界における深い知見並びにオペレーションのノウハウは、従来一事業として運営されていたマフテックの三菱ケミカルからの独立とその後の事業基盤の構築にあたり不可欠でした。今日までのマフテックの成功に向けた多大なご支援をいただいた株主アポロに対して感謝申し上げます。今後は、アドバンテッジパートナーズと共に協力して、弊社のステークホルダーであるお客様、取引先、従業員並びに株主の皆様に更なる価値の創造を通じて事業の発展を目指してまいります。」

アポロ・ファンドによるマフテックへの支援は、日本企業に対するソリューション提供並びに戦略的パートナーとしての実績を表す一事例となります。現在、国内におけるアポロ・ファンドによる支援先企業は、パナソニックオートモーティブシステムズ及びアルテミラ（レゾナック及び三菱マテリアルの飲料向けアルミ缶事業）がございます。
本取引は、取引完了条件の充足後に実行される予定で、2025年下半期に完了する見込みです。


アポロについて
アポロは、高成長を続けるグローバルなオルタナティブ資産運用会社です。イールド、ハイブリッド、エクイティの3つの投資戦略に焦点を当て、投資適格からプライベート・エクイティまでリスク・リターンスペクトラムのあらゆる分野で超過収益を創出することを目指しています。アポロは30年以上にわたり、統一されたプラットフォームを活用した専門知識によって顧客のニーズに応え、且つ投資先企業の成長を支援する革新的な資本ソリューションを提供してきました。また、リタイヤメント・サービス事業であるアテネは、退職貯蓄サービスのソリューション・プロバイダーとして、顧客の経済的な安定の実現を支援しています。アポロの投資アプローチは、顧客、投資先企業、従業員、コミュニティとのアライメントを有しています。2025年3月31日現在、アポロの運用資産額は約7850億ドル相当となっています。


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