
この特別な上映を記念して、7/31(木)にトークイベント付き先行上映を実施することになりました。ゲストは、日本での『欲望という名の電車』(2001年蜷川幸雄演出以降、多くの演出家による)上演時に翻訳を手がけてきた戯曲翻訳家・小田島恒志さんと、同じく翻訳家で今の演劇界で最も活躍している若手の一人である小田島創志さんのお二人です。当日は、「『欲望という名の電車』についてなら語りたいことが山ほどある」という小田島恒志さんに、戯曲の鋭い読み込みと巧みな言語化に定評のある小田島創志さんが進行役も兼ねて、本作をより楽しめる情報をさまざまなポイントから聞いて語り合っていただこうと思います。
予告編
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=k9LXNXuAA0A ]
『欲望という名の電車』予告編
NTLive『欲望という名の電車に』のジリアン・アンダーソンは、この舞台で繊細で崩壊寸前のヒロイン、ブランチ・デュボアを演じ、「キャリア最高の演技」と高く評価され、数々の演劇賞にノミネートまたは受賞しました。中央の回転式舞台は、登場人物たちの心理状態や“逃げ場のなさ”をうまく観客に伝え、その舞台を映像で捉えているNTLive版では、映画館の座席からストーリーの中へと自ずと引き込まれていくので、気づくとまるで現場にいるような感覚で観劇体験ができます。ジョン・クラークによる照明とシーン転換時に挿入されるジャズやロック風のサウンドは、緊張感を高め、映画的な感情の揺れも感じることができます。日本の演劇界でも何度も上演されてきている人気作『欲望という名の電車』の名高いプロダクションを、10年ぶりにスクリーンで観られる貴重な機会となります。
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NTLive『欲望という名の電車』(C)️Johan Persson
【公開記念イベント付き上映 概要】
日時:7/31(木)夜(詳細な時間は後日発表) ※トークイベントは本編上映前に実施します。
場所:TOHOシネマズ 日比谷
トークゲスト:
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小田島恒志さん
小田島恒志さん(英文学者・戯曲翻訳家)早稲田大学教授として英文学・演劇を研究・指導している。テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』をはじめ、『ゲットー』『コペンハーゲン』『プルーフ/証明』『エヴァ、帰りのない旅』『アルカディア』『ハリーポッターと呪いの子』(小田島則子共訳)など、多くの現代戯曲を舞台上演用に翻訳してきた。他に、早稲田大学坪内逍遙大賞や毎日芸術賞、読売演劇大賞、紀伊國屋演劇賞などの選考委員を歴任し、現代日本演劇の発展に寄与している。
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小田島創志さん
小田島創志さん(戯曲翻訳家)ハロルド・ピンター、トム・ストッパードなど20世紀英国演劇が専門で、翻訳戯曲には『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』(2018年)、『タージマハルの衛兵』(2019年)、『アンチポデス』(2022年)、『聖なる炎』(2023年)、『エンジェルス・イン・アメリカ』(2023年)、『白衛軍-The White Guard』(2024年)など、多数ある。2025年6月には自身による新訳シェイクスピア『リチャード三世』が上演され話題になった。
座席販売)7/29(火) 0:00(=7/28(月)24時~)TOHOシネマズ日比谷HPにて
https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/081/TNPI2000J01.do
NEW!)チラシも完成しました!
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[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/101737/253/101737-253-d63e9e80866a5fc4bd45787729fb7039-920x1300.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
映画作品概要
『欲望という名の電車』
撮影場所:ヤング・ヴィック劇場
作:テネシー・ウィリアムズ
演出:ベネディクト・アンドリュース
出演:ジリアン・アンダーソン(ブランチ役)、ベン・フォスター(スタンリー役)、ヴァネッサ・カービー(ステラ役)
見どころ:
上流階級から転落し、妹を頼ってニューオーリンズにやって来たブランチは、粗野な義弟スタンリーとの対峙の中で、彼女の幻想と現実が激しくぶつかり合う――。2015年ローレンス・オリヴィエ賞で最優秀リバイバル賞を受賞し、ジリアン・アンダーソンは最優秀女優賞にノミネート。イヴニング・スタンダード演劇賞では最優秀女優賞をジリアン・アンダーソンが受賞。ジリアン・アンダーソンはその繊細かつ崩壊寸前のブランチ像でキャリア最高の演技と称され、舞台評論家から極めて高い評価を受けた。また、The GuardianやThe Timesなど英国の主要紙から、「2014年ベスト舞台演出」「今世紀最高の『欲望という名の電車』演出」として絶賛された傑作。
公開劇場
8/1(金)~
東京)TOHOシネマズ 日比谷
大阪)扇町キネマ
鑑賞料金)一般3000円 学生・障がい者2500円
配給)カルチャヴィル合同会社