おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

EMIレシーバー「PXE」の拡張機能搭載モデルを発売

update:
   
東陽テクニカ
一度に測定可能な周波数範囲を1GHzに拡張、測定時間を従来の3分の1に短縮しEMC試験の効率化を実現



株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、米国・Keysight Technologies, Inc.(キーサイト・テクノロジーズ・インク、以下キーサイト)製EMIレシーバー「PXE」について、拡張機能を搭載したモデルを7月22日に販売開始いたします。一度に測定可能な周波数範囲を、従来の350MHzから1GHzに拡張しました。これにより30MHzから1GHzまでの周波数範囲の測定プロセスが従来の3工程から1工程に減少し、測定時間が約3分の1に短縮されることで、より効率的なEMC※1試験が可能となります。
なお、7月23日(水)~25日(金)、東京ビッグサイトにて開催される「TECHNO-FRONTIER 2025」の構成展「EMC・ノイズ対策技術展」東陽テクニカブースにて、本製品を展示いたします。(ブース番号:3-GG04)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75068/211/75068-211-8d56d2191b3cb0f4faa21986ffb6acda-2351x1827.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
   EMIテストレシーバー「PXE」拡張機能搭載モデル

※1 ElectroMagnetic Compatibility:電磁環境両立性や電磁両立性と呼ばれる。EMC試験では、電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと、外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと、という二つの特性を測定し、評価する。

【 背景/概要 】
近年、自動車、通信、家電など、幅広い分野で電子化・高周波化が進み、開発サイクルも短縮しています。こうした中、EMC試験では対象機器の増加と要件の複雑化に迅速かつ高度に対応することが求められています。とりわけ自動車業界では、電動化や自動運転技術の進展により、電子機器の搭載数が増加し、試験負荷が高まっています。さらに、製品のグローバル展開には多様なEMC規格への適合が不可欠で、EMC試験の効率化が喫緊の課題となっています。
東陽テクニカはEMC試験の高速化と効率化を実現するソリューションとして、2018年よりキーサイトのEMIレシーバー「PXE」と、自社開発のエミッション※2計測評価ソフトウェア「EPX」を組み合わせた測定ソリューションを提供しています。
今回、拡張機能を搭載した「PXE」を発売いたします。1回のリアルタイムスキャン測定の周波数範囲を、従来の最大350MHzから1GHzに拡張したことで、これまで3工程を要していた30MHz~1GHzの電磁ノイズ測定を、1工程で完了できるようになりました。これにより、測定時間はこれまでの約3分の1に短縮されます。また、放出される電磁ノイズを一度の工程で漏れなく捕捉することで、ノイズ源を迅速に特定し、早期の対策実施が可能となるため、再試験の必要性を低減し、試験の効率と信頼性を高めます。
さらに、東陽テクニカの特許技術※3を用いて独自に開発したエミッション計測評価ソフトウェア「EPX」を組み合わせることで、試験中に現れる目的外ノイズを自動的に除去し、ターゲットノイズを明確に把握することができます。経験の浅い技術者であっても、適合試験やノイズ解析を正確かつ簡便に行える試験環境を構築することが可能です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75068/211/75068-211-ed795a5e7a5e23a4f1f2e19672a9a0d7-353x309.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東陽テクニカ製 エミッション計測評価ソフトウェア「EPX」


今回の機能拡張により、EMIレシーバー「PXE」とエミッション計測評価ソフトウェア「EPX」を組み合わせた測定ソリューションは、エミッション測定のさらなる効率化を実現し、製品開発のサイクル短縮と品質向上を支援いたします。

【 EMIレシーバー「PXE」の主な特長 】
・測定帯域幅内の周波数を常時モニターし、見逃しのないギャップレス測定が可能
・拡張機能搭載モデルでは、1回のリアルタイムスキャン測定の最大周波数範囲が1GHz

【 製品データ 】
・製品名:EMIレシーバー「N9048B PXE」 拡張機能搭載モデル
・発売日:2025年7月22日(火)
・販売価格:要お見積り
・製品ページ:https://www.toyo.co.jp/emc/products/detail/PXE

※2 エミッション:電子機器が放出する不要な電磁ノイズ。
※3 「EPX」シリーズには、東陽テクニカが開発した二つの特許技術を用いた機能を搭載。
(1) 『不要インパルス除去機能』
特許技術「スペクトラム分析方法及びその装置」 (特許第6533024号、登録日︓2019年5月31日) を用いた機能。
静電気やクリックのような測定対象外のノイズによって本来のターゲットである電磁ノイズが隠れてしまうのを防ぐ。
(2) 『規格適合性評価機能』
特許技術「放射妨害波測定方法及び放射妨害波測定システム」(特許第6505348号、登録日︓2019年4月5日)を
用いた機能。国際規格への適合試験が測定エンジニアの経験やスキルに関わらず自動で実施できる。

<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライフサイエンスなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資やM&Aによる成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/ 

最近の企業リリース

トピックス

  1. 【ネタバレあり】美味しいけど、嘘だらけ。「嘘の海鮮丼屋」で食べた海鮮丼が絶品だった

    【ネタバレあり】美味しいけど、嘘だらけ。「嘘の海鮮丼屋」で食べた海鮮丼が絶品だった

    おだやかな商店街の海鮮丼屋で食べる、美味しい海鮮丼。でもそこには数々の“嘘”がまぎれていて──。日常…
  2. ちょ、まてよ。それ何のドラマだよ!「勇者」出演の偽キムタクとLINEで対峙した一部始終

    ちょ、まてよ。それ何のドラマだよ!「勇者」出演の偽キムタクとLINEで対峙した一部始終

    6月某日、メールボックスを開いてみるとFacebookから「知り合いかも」というおすすめユーザーの通…
  3. うなぎ不使用のプラントベース食品ってどうなの? 日清の「謎うなぎ」実食レポ

    うなぎ不使用のプラントベース食品ってどうなの? 日清の「謎うなぎ」実食レポ

    日清食品が開発・販売する、うなぎ不使用のプラントベース食品「謎うなぎ」。公式オンラインストアでは早期…

編集部おすすめ

  1. トレーディングカード「Map Design GALLERY CARD/有人離島」
    株式会社ゼンリンが7月18日に、日本の「有人離島」をモチーフとしたトレーディングカード「Map De…
  2. 警察庁、Phobos・8Base向け復号ツールを公開 被害データ復旧支援へ
    警察庁が、Windows環境を狙うランサムウェア「Phobos」および「8Base」によって暗号化さ…
  3. ラー博フレグランス01「Ramen」(税込4100円)
    新横浜ラーメン博物館で7月17日、「ミュージアムショップ」が全面リニューアル。昭和100年をモチーフ…
  4. Dragon's Chronicles~暗黒大魔王と北斗の剣(つるぎ)~
    ゲームクリエイターとして活動する持辺高志さんが、Xに投稿したポストが22万いいねを集め大反響となって…
  5. 大正製薬、ヴイックス ヴェポラッブ販売終了 P&Gが今後の販売を準備中
    大正製薬株式会社は7月14日、「ヴイックス ヴェポラッブ」の販売を2025年9月30日をもって終了す…

【特集】STOP!ネット詐欺!

  1. さまざまなネット詐欺に潜入調査!

    さまざまなネット詐欺に潜入調査!

     インターネット上にまん延する、さまざまな詐欺サイトに「わざと」引っかかる潜入調査記事をまとめました。
ネット詐欺へ潜入調査!記事特集

提携メディア

ページ上部へ戻る