
株式会社トゥモロー・ネット(本社:東京都品川区、代表取締役社長:李 昌珍 以下、トゥモロー・ネット)は、広島ガス株式会社(本社:広島県広島市南区、代表取締役社長 社長執行役員:中川 智彦 以下、広島ガス)が、コールセンター受付における顧客サービス向上とDXによる業務の効率化を目的に、AIを活用した自動化システム「CAT.AI CX-Bot」を2025年5月に導入したことを発表します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24676/31/24676-31-f4e6a1c9e6cfa302dc488330bb17b536-3900x577.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■導入背景
広島ガスでは、ガスの開閉栓に関する入電が引っ越しシーズンである3月から4月にかけて急増し、通常月の約2倍に相当する8,000件から9,000件にのぼります。繁忙期と閑散期の差が大きいことから、繁忙期の業務量増加への対応や人材確保が大きな課題となっていました。こうした背景を踏まえ、広島ガスはコールセンター受付業務のサービス品質の向上および業務の効率化、受付人員の最適化を目指し、AIによる自動化の検討を開始しました。
■導入の決め手
ガスの開閉栓手続きでは、氏名の漢字表記や住所の正確な情報取得が不可欠です。CX-Botは、ボイスボット(音声)とチャットボット(テキスト)を1つのプラットフォーム上で同時に利用できることが特長で、音声のやり取りだけでは難しい対応の場合は、テキスト入力を活用し、ナビゲーションしていくことが可能です。訪問希望日の聴取にはチャットボット画面に表示されるカレンダーで確認することもできるなど、ユーザーにとってストレスのない操作性と精度の高い情報取得を両立できることが評価され、今回の導入に至りました。
■導入時のポイント
CX-Botは柔軟なシナリオ設計が可能で、複雑なフローや判断にも対応します。ガスの開閉栓受付業務では、引っ越し先が供給区域の中か外かの判断が必要です。CX-Botは入力した住所情報が供給区域内かを自動的に判定し、供給区域外と判断した場合はオペレーターに転送するなど、適切な対応を実行します。複雑なフローを含むシナリオも標準機能として構築できるため、人による確認・対応の必要性を大幅に減らすことができ、AIによる自動化の実行性を高めます。
利用イメージ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24676/31/24676-31-422c6360ffbdddae238c6f9eecc51ae1-3900x1693.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1. 電話をしながらショートメッセージにスムーズに移行(チャットボイスを同時利用)。
2. ショートメッセージを開封した様子。
3. 重要事項説明の確認。
4.5. ガスを開栓する住所・ご使用者様の情報を入力。住所や氏名の表記など音声だけでは誤認識が発生する可能性のある部分はテキスト入力で確実な回答を誘導。
【「CAT.AI(Customer Agent of Tomorrow AI)」について】
CAT.AI(キャット・エーアイ)は、「ヒトとAIの豊かな未来をデザインする」をビジョンに開発された、企業向けAIコミュニケーションプラットフォームです。ボイスボットとチャットボットを統合した「CAT.AI CX-Bot」をはじめ、6つのサービスで構成され、あらゆる顧客接点に対応します。独自の自然言語処理(NLP)技術、柔軟なシナリオ設計、ノーコードのUIにより、自然でストレスのない対話体験を実現します。
2025年7月には新サービス「CAT.AI マルチAIエージェント」が登場。複数の専門AIエージェントが連携し、複雑な業務や問い合わせを並行処理することで、金融・保険・行政など、高い業務精度が求められる分野にも対応可能となりました。
CAT.AIは、独自のCX理論と先進AI技術を融合し、顧客満足度の向上と業務効率化を両立するエフォートレスなCXを提供します。
https://cat-ai.jp/
【トゥモロー・ネットについて】
トゥモロー・ネットは、AIで新しい社会を創る「Visionary AI Orchestrator」として、AIに関するインフラ、プラットフォーム基盤、アプリケーション、サービス、ユーザーインターフェイスにおいて最適なAI環境の導入を支援するトータルAIソリューションカンパニーです。創業以来培ってきた豊富なインフラ導入実績を活かしてGPUサーバーを含むAI基盤の選定・運用から、自社開発のチャットボット/ボイスボット、生成AI連携、マルチAIエージェントといった最先端のAIソリューションを用いたITシステムの構築を一気通貫で提供します。社会インフラ、金融、流通、コールセンターや行政サービスなどあらゆる分野におけるAIニーズをサポートし、社会をよりよい未来へ導くことを目指しています。
https://www.tomorrow-net.co.jp/
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社トゥモロー・ネット ビジネス企画部門
メールアドレス tmn.press@tomorrow-net.co.jp
※記載されている会社名、製品名、サービス名は株式会社トゥモロー・ネットまたは各社の商標もしくは登録商標です。