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NPO法人結び手(代表理事:福岡洸太郎)は、インド・グルガオン市で路上生活を送る子どもたちを対象に、モラル教育・ライフスキル教育プログラムを開始しました。このプログラムは、ユニセフが世界各国で効果を示してきた「Basic Life Skills Training Facilitator’s Manual」を活用し、近畿大学の山崎先生のリサーチを通じて導入に至ったものです。
■ 背景
結び手が活動する地域では、教育機会の欠如だけでなく、汚職・詐欺・差別・暴力・薬物といった問題が日常的に存在し、子どもたちの価値観や行動規範の形成に大きな影響を与えています。単なる学力向上ではなく、「正しく判断し、行動できる力=生きる力」を育てる必要性から、本プログラムの導入が決定されました。
■ プログラムの概要
教材:ユニセフ「Basic Life Skills Training Facilitator’s Manual」
対象:グルガオン市の路上生活を送る子どもたち
頻度:週1回
実施方法:現地講師が学習後、独自の導入プランを作成し授業を実施
■ 実施報告
初回授業では「五感を使ったマインドフルネス」を通じて集中力と心の落ち着きを養う活動を行い、2回目では「感情の認識とコントロール」をテーマに、表情や天気に例えた感情理解、呼吸法、将来の夢の可視化を実施しました。
現地講師の報告では、活動後に教室内の騒音が減り、子どもたちの集中力が向上したことや、「夢の家」を描くワークでは笑顔や涙が見られるなど、感情表現に前向きな変化が確認されています。
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■ 代表コメント(福岡洸太郎)
「教育を通じて、子どもたちが“自分の人生を選べる力””努力する機会”を持てるようにしたいと思っています。生まれや環境による制限を超えて、未来を描き、また汚職、詐欺、差別などをしない大人になり、倫理観を育むことが、この活動の目的です。」
■ NPO法人結び手とは
NPO法人結び手は、「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」をミッションとして2021年に設立され、インド国内7地域で20団体以上と共に活動を展開するNPO法人です。ビハール州・ハリアナ州・ラジャスタン州を中心に1,500名の子ども達に勉強する機会を提供しています。インド在住の代表福岡を初めインド国内で国籍を問わず課題解決することを目的とするNGO団体です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122032/28/122032-28-e1419341a2057dadb87cd7118bc57ff8-1233x473.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
NPO法人結び手 ウェブサイト
https://www.musubite.org/
NPO法人結び手 問い合わせ先:
代表 福岡 info@musubite.org