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子どもたちが使い捨て容器削減に挑む 「Rキッズ~海ごみゼロ大作戦~」を実施しました。

update:
ソーシャルアクションネットワーク
2025年7月6日~8月27日の6日間【滋賀県大津市・草津市ほか】



一般社団法人海と日本プロジェクトin滋賀県は、海洋プラスチックごみをはじめとするごみ問題について児童らが自ら考え、その対策に向けたアクションを起こすことを目的としたワークショップ「Rキッズ~海ごみゼロ大作戦~」を実施しました。子どもたちはごみ問題について学び、使い捨て容器を削減することがごみ減量につながることを見出しました。使い捨て容器を減らすための第一歩として、持ち込みの「マイ容器」で商品を持ち帰ることができるのかヒアリング調査を行い、マップにまとめ発表しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-b72cccd44765a5877240b504e3ed3f39-673x379.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


イベント概要

・開催概要:海洋プラスチックの現状を学び対策について考える講座の実施。マイ容器対応店舗について調査し、マップを作成。
・日  程:2025年7月6日、7月23日、7月30日、8月6日、8月20日、8月27日
・開催場所:滋賀県大津市・草津市
・参加人数:16人(小学3年生~中学2年生)
・協力団体:しがローカルSDGs研究会

琵琶湖でも発見!マイクロプラスチックの調査

Rキッズは琵琶湖のごみを調査するため、滋賀県守山市の湖畔で清掃活動を行いました。たくさんのごみが流れ着いていて、ごみ袋はすぐにいっぱいになりました。目につくごみだけではなく、砂浜にあるマイクロプラスチック(5mm未満の小さなプラスチック)の量も調査するため、砂を水の張ったボウルに入れ、浮遊物を回収する方法で採取していきました。農業で使用した被覆肥料や細かく砕けたプラスチックが多く見つかり、プラスチックごみが環境に残り続ける実態を知ることができました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-e8abe2b13e51b1dbb7b9c37822a8d5c3-987x349.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


プラスチック削減に私たちができることは?

毎年800万トンものプラスチックごみが海に流れ出ていること。プラスチックは自然に分解されず、海洋ごみとして残り続けることなども学んだRキッズは、プラスチックごみを減らすためにどのようなことができるかを考えました。「海に流れ出る前の川でプラごみを回収する」「お菓子の個包装をやめる」「レジ袋を100円にする」など、多くの意見が出ました。買い物した際の使い捨てプラスチック容器が多すぎるという課題に対し、自分たちで取り組める解決策として「持参した容器に商品を入れてもらえばいいのではないか」という案を実践することにしました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-dd4d6fe6a335fd19b781db516d17615e-1024x379.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


実は昔からある「マイ容器」

使い捨て容器ではなく、持ち込んだ「マイ容器」に商品を入れてもらう試みの可能性を探ります。京都で包装なしで買い物ができるお店のマップを作成している団体「くるん京都」さんの講義で、包装容器にもコストがかかっており商品代が上がっていること、ごみを減らすには、無駄なプラスチックを作りすぎないことが大事だということを学びました。また、地元で量り売りの販売を続ける九重味噌さんに取材を行いました。必要な分を必要な時に、お気に入りの容器で購入できる量り売りはRキッズが思っているよりも昔から続いていて、たくさんの人が買い求めていることが分かりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-6d7a85286cbcd3a5fe51e9cba151f8bc-1026x379.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「マイ容器で買えますか?」ヒアリング調査

実際にマイ容器で買える店舗はどの程度あるのかヒアリング調査を実施しました。大津市と草津市で、食料品店やテイクアウト可能な飲食店などを回り「マイ容器で買えますか?」と聞いたところ、45店舗のうち24店舗が可能だということが分かりました。「衛生面で心配があり実施できない」という店舗や「できるけど希望されたことはない」という店舗も多く、新たな課題も見つかりましたが、まずは実態を把握することができました。結果を模造紙にまとめて、マイ容器マップを作成しました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-2914da4a2b351802fe891753519cab4d-850x379.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


調査結果を知事や環境大臣政務官に報告!

8月27日に開かれた「みんなのBIWAKO会議」で、Rキッズの活動報告を行いました。緊張しながらも、しっかりとした声で、マイ容器の大切さやヒアリング調査の結果を発表しました。三日月大造滋賀県知事からは、「昔はお豆腐屋さんにボウルを持って買いに行くなど、マイ容器の文化があった。そういうものをもう一度見直すところから、子どもたちと一緒に考えていきたい」。勝目康環境大臣政務官からは、「プラスチックごみを減らすためには、単にポイ捨てを辞めるだけでは不十分で、作る量を減らすことが大切。マイ容器の試みはまさにそこをしっかり押さえている。世界でも議論していきたい」というコメントをいただきました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-3e36d0b2bfe373c0520426e04108ca88-1026x379.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Rキッズからのメッセージ

日本のお店では野菜も果物もプラスチックで包まれているので、ごみが増えています。マイ容器を持って買いに行けばそのごみを減らせます。フランスでは当たり前のように量り売りで売られていると聞いて、日本ではプラスチックごみ問題をあまり知らない人が多いのだなと残念に思いました。マイ容器には買う人にも売る人にも、地球にもメリットがあります。ぜひみなさんも「マイ容器で買えますか?」とお店で聞いてみてください。そうしてマイ容器が広がっていけば良いと思います。

<団体概要>
団体名称 :一般社団法人 海と日本プロジェクトin滋賀県
URL   :https://shiga.uminohi.jp/
活動内容 :「琵琶湖と海をつながっている」を合言葉に、世界中で問題になっている「海洋ごみ問題」を自分ごととてて捉えてもらう事を目的に、啓発イベントや商品開発、調査・分析などを、自治体や教育委員会、専門家、各種企業団体と連携して進めています。

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-0006a9d73ac540ef196f9e922dadccd1-512x211.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/226/161057-226-b171256f0d829d43369612a44f77ef23-1868x535.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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