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「漁具から、価値の常識をひっくり返す。」をミッションに、廃漁具の回収・リサイクルに取り組むamu株式会社(本社:宮城県気仙沼市、代表取締役CEO:加藤広大、以下amu)は、株式会社鮑屋(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:市川将史、以下鮑屋)がオープンした直営店 「魚商 小田原六左衛門」そごう横浜店に、廃漁具由来の「amuca(R)タイル」を提供しました。
鮑屋は創業430年を超える老舗企業です。長年、小田原の水産資源を基盤に事業を推進してきた同社は、海や地域の持続可能な未来に貢献したいという思いから、漁具を起点に地域資源を再価値化するamuの事業に共感し、今回の導入に至りました。
タイルの原料に小田原で回収した廃漁網や廃瓶を使用し、地域内での資源循環を実現しています。さらに、原料が製品になるまでの工程や店舗への導入背景をまとめた 「トレーサビリティストーリー」を店舗内に掲出しています。これにより海や地域への貢献を伝え、タイルを通じて来店者とのコミュニケーションを図ることが可能です。amuは今後も様々な企業と連携し、漁具のアップサイクルや地域資源の活用に取り組んでまいります。
持続可能な海を未来へ。廃漁具由来タイルが「魚商 小田原六左衛門」そごう横浜店に導入
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レジ下に導入された「amuca(R)タイル」
amuは、2025年9月30日に鮑屋がオープンした直営店「魚商 小田原六左衛門」そごう横浜店の商品展示台に、廃漁具由来のデザインタイル「amuca(R)タイル」を提供しました。
鮑屋は神奈川県小田原市で創業し、430年以上にわたり水産仲卸や製造・直販、小売・飲食業を営む老舗企業です。直売ブランド 「魚商 小田原六左衛門」 では、長年培った魚の目利きや仕入れ経験を活かし、日々の食卓を豊かにする新しいごはんのお供やおつまみを提供しています。
鮑屋はこれまで、地元の未利用魚を活用した製品販売などを通じ、海の恵みを持続可能な形で次世代へつなぐ取り組みを行ってきました。未利用魚の活用は、食資源の有効活用につながるだけでなく、漁業者の収益向上にも貢献しています。
しかし、海や漁業にはほかにも様々な課題があります。例えば使用済みの漁具は塩分や汚れを含み、分別が必要な場合も多く、焼却やリサイクルが容易ではありません。その多くは埋め立てられ、環境負荷が高いうえ、漁業者には高額な処分費用という経済的負担がかかります。今回、廃漁具のアップサイクルを通じてこれらの課題解決に寄与し、地域資源の活用に取り組むamuの事業に鮑屋が共感したことから、導入が決定しました。
廃漁具をアップサイクルし、製造時のCO2排出量も削減するamuca(R)タイル
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amuca(R)タイルは、環境への配慮、美しいデザイン性、素材に込められたストーリー性を兼ね備えた、廃漁具由来のデザインセメントタイルです。原料には、リサイクルが難しい漁網やブイ、ロープなどの廃漁具に加え、漁具以外のさまざまな廃材も活用できます。また、焼成工程を伴わない製造方法を採用しているため、焼成タイルと比べて製造時のCO2排出量を抑えることができます。さらに、導入枚数あたりの削減量や削減率を算出し、環境価値を定量的に示すことが可能です。
小田原の廃漁網や廃瓶をアップサイクルしたタイル。地域資源を活かした店舗デザインで小田原らしさを表現
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「魚商 小田原六左衛門」そごう横浜店に提供したamuca(R)タイルには、小田原で回収した廃漁網や地元クラフトビールの廃瓶など、小田原市内で発生した廃材を原料として使用しています。廃漁網は、小田原市内の定置網漁に用いられていた網を回収しています。廃瓶は同じく小田原市内で運営されるブリュワリー「ODAWARA GARAGE BREWING」で使用済みとなったものを再利用しました。
「ODAWARA GARAGE BREWING」: https://og-brew.com/
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小田原漁港での漁網回収作業風景
小田原の企業が小田原で発生した廃材を店舗の内装に活用することで、地域内の資源循環を体現しています。さらに、同店舗内には江戸時代中期に小田原の職人が考案したとされる「小田原提灯」などのアイテムも設置され、タイルとあわせて小田原らしさが演出されています。
「トレーサビリティストーリー」を通じてタイルがコミュニケーションのきっかけに
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トレーサビリティストーリーが見えるQRコード付きタイル
店舗内のレジ横には「トレーサビリティストーリー」が見えるQRコード付きタイルが設置されています。QRコードを読み取ると、廃漁網やクラフトビール瓶の回収から製品化までの工程を見ることができます。あわせて、鮑屋が小田原で430年以上にわたり歩んできた、水産仲卸業を中心とした事業の歴史や、今回のタイル導入による環境貢献についても伝えています。
来店者は、QRコードを通じて地域や企業のストーリーを知ることで、より深く楽しい購買体験が可能です。amuca(R)タイルは、店舗のブランドストーリーを直接お客様に伝える手段となり、単なる内装材を超えたコミュニケーションのきっかけとして、共感の醸成や購買意欲の向上につなげることができます。
株式会社鮑屋 代表取締役社長 市川将史氏 コメント
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鮑屋は、長きにわたり魚商を生業としてまいりました。2050年までに海洋中のプラスチック量が魚の量を超えると予測されていることを知り、大きな衝撃を受けました。未来に海の恵みを、美味しい魚をつないでいくために何かできないかと考えていたところ、amuca(R)タイルに出会いました。
地域で発生した廃漁網や廃瓶を地域で再利用することで、環境問題をより身近に感じるとともに、少しでも海への感謝を表すことができたと考えています。また、トレーサビリティストーリーを店舗内で読み込める仕組みは、私たちの歴史や想いをお客様に直接お伝えできる、とても有意義な取り組みだと感じています。
今後の展望
今後、amuはディスプレイデザイン企業や空間設計事務所を中心に、廃漁具由来のamuca(R)タイルの販売拡大を進めてまいります。店舗の内装やインテリア、什器にタイルを取り入れることで、空間全体でブランドのストーリーやコンセプトを際立たせる表現が可能です。
さらに、地域貢献を重視する企業を中心に、地域ごとの漁網や廃材を活用したオリジナルタイルの開発も行います。単なる建材提供にとどまらず、廃材の回収から製造、導入企業の想いまでをまとめたトレーサビリティストーリーをセットで提供することで、来店者などのエンドユーザーに「導入企業の思想が伝わる仕組み」を店舗空間に設計します。あらゆる廃材を資源と捉え、そのストーリーとともに表現することで、価値の常識をひっくり返していきます。
店舗概要
店舗名:魚商 小田原六左衛門 そごう横浜店所在地:〒220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 地下2F
営業時間:10時~20時
HP:https://odawara-rokuzaemon.com/
「廃漁網アップサイクルベンチャー」amu株式会社について
全国の漁港から回収した廃漁網をアップサイクルして価値ある製品を生み出す、宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーです。「いらないものはない世界をつくる。」をビジョンに世の中のゴミ、無価値とされているものを再資源化して新たな価値を吹き込みます。会社概要
社名:amu株式会社本社所在地:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
代表取締役CEO:加藤広大
出資元:ANRI株式会社/UBE株式会社/株式会社ANOBAKA/一般社団法人AgVenture Lab/株式会社TeamMake Capital/フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド
事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売
設立: 2023年5月
HP:https://www.amu.co.jp/
ブランドサイト:https://amuca.world/
ブランドサイト(EN):https://amuca.world/en