おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

「心理的安全性」と「成果」両立の鍵はMVVにあり ― Qandが4象限モデルで解説

update:
株式会社Qand
「ブラック企業」でも「ぬるい職場」でもない、理想の組織をつくるには?



多くの企業が目指す「心理的安全性がありながら成果に貪欲な組織」。
しかし実際には、成果に厳しいが心理的安全性が低い“ブラック企業型”か、心理的安全性はあるが成果に甘い“ぬるい職場型”に偏ってしまいます。
株式会社Qand(本社:東京都、代表取締役:青木 玄)は、組織を「心理的安全性」と「成果志向」の2軸で分類する4象限モデルを用いて、理想の組織をつくる上でMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が不可欠であることを解説します。


4象限モデルで見る組織のタイプ
企業文化を「心理的安全性」と「成果への真剣さ」の2軸で分類すると、4つのタイプに分けられます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146339/16/146339-16-15cb9e030e423d83bc8b83442c7c41a1-1024x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


左下1.:成果に甘く、心理的安全性も低い組織
 成果に対しても緩く、心理的安全性も欠如している状態です。上司への不信や社員同士の対立が強く、組織としての活力を失っている「崩壊寸前の組織」と言えます。
右下2.:成果には厳しいが、心理的安全性が低い組織
 一見成果を重視しているように見えますが、社員は萎縮し、上司や制度に従うしかない「ブラック企業型」の典型です。短期的な成果は出せても、社員の成長や持続可能性は失われます。
左上3.:心理的安全性はあるが、成果に甘い組織
 人間関係は良好で居心地は良いものの、成果への厳しさが欠けるため、成長機会が少なく停滞する「ぬるい職場型」です。挑戦したい人材にとっては物足りず、離職につながるケースもあります。
右上4.:心理的安全性があり、成果にも真剣な組織
 社員が安心して発言・挑戦できる心理的安全性を持ちつつ、成果に対しても真剣に取り組む理想の組織です。ここでは社員が主体性を発揮し、組織と個人が同時に成長します。

なぜ多くの企業は右上に行けないのか
理想の組織は「心理的安全性があり、かつ成果にも真剣」な右上に位置します。
しかし、多くの企業はこの理想に到達できず、右下(ブラック企業型)や左上(ぬるい職場型)にとどまってしまいます。

その理由は大きく二つあります。

1.外発的な圧力に頼ってしまう
 成果を追求するあまり、上司や制度による「外発的な圧力」に依存してしまうケースです。短期的には結果が出ることもありますが、社員は自由に意見を言えず挑戦できなくなり、心理的安全性が失われます。

2.安心だけを重視してしまう
 一方で、心理的安全性を大切にするあまり、成果への厳しさを後回しにするケースも少なくありません。雰囲気は和やかでも、挑戦や成長の機会は減り、組織は停滞してしまいます。


このように、外発的な圧力や過度な安心感といった「片側だけの偏重」では、右上の理想にはたどり着けません。
理想の組織には、安心と厳しさを両立させるための 内発的な動機づけ が欠かせないのです。


理想の組織に必要なもの ― MVV
右上の理想的な組織に共通するのは、社員が「なぜ自分たちはこの成果を目指すのか」という意味を理解していることです。
その内発的動機を組織全体で揃える役割を果たすのが MVV(ミッション・ビジョン・バリュー) です。

ミッション:私たちの存在意義は何か
ビジョン:どんな未来を実現したいのか
バリュー:その実現に向け、どんな価値観や行動を大切にするのか


MVVがあることで、心理的安全性は「単なる仲良し」ではなく、目的に向かって意見を言い合える健全な関係性に変わります。
同時に成果への厳しさも「上からの圧」ではなく、自分たちが合意した方向性に基づく自然な責任感として機能します。

言い換えれば、MVVは「安心と成果」をつなぐ橋渡しの役割を果たし、組織の成長を持続可能なものに変えていくのです。


まとめ
Qandはこれまで、数多くの企業に対してMVV策定や浸透支援を行い、組織のカルチャー醸成をサポートしてきました。 今回の4象限モデルによる整理も、その実践知を通じて得られた視点の一つです。

心理的安全性と成果志向を両立した「右上の理想の組織」は、偶然には生まれません。
そこには社員を内発的に動かす仕組みが必要であり、その中心にあるのが MVV(ミッション・ビジョン・バリュー) です。

MVVがあるからこそ、安心して挑戦できる環境と、成果に向かう厳しさが共存します。
そして、それが社員の成長と企業の持続的な成長を同時に実現します。

MVVは「あったら良いもの」ではなく、「理想の組織に不可欠なもの」なのです。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146339/16/146339-16-1b1206d70fe39373c44a8e31ea89fe87-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




会社概要
社名:株式会社Qand(クアンド)
所在地:東京都港区芝5丁目36番4号 札の辻スクエア9F
代表者:代表取締役 青木 玄
事業内容:組織開発支援、カルチャー変革、チームビルディング、AIを活用した学習・研修プログラムの企画・実施
URL:https://www.qand.co.jp/

最近の企業リリース

トピックス

  1. ChatGPTの画面(編集部撮影)

    OpenAI、ChatGPTに「ペアレンタルコントロール」導入 未成年利用の安全性を強化

    米9月29日、OpenAIは対話型AI「ChatGPT」に対し、保護者とティーン双方の利用環境を調整…
  2. これは……なんだ?(困惑) バーガーキング新作が人生トップクラスの不思議体験だった

    これは……なんだ?(困惑) バーガーキング新作が人生トップクラスの不思議体験だった

    バーガーキングは9月26日から10月9日までの2週間限定で、ビーフパティをシンプルに味わう「オン ザ…
  3. スマホだけで「自作フォント」が作れる!ブラウザ完結の無料ツール、実際に使ってみた

    スマホだけで「自作フォント」が作れる!ブラウザ完結の無料ツール、実際に使ってみた

    我々が日々何気なく目にしているさまざまなフォント(書体)を、簡単に自作出来てしまうツールがXに投稿さ…

編集部おすすめ

  1. pium、“カスハラ声明”きっかけに炎上 接客批判受け謝罪と改善策

    pium、“カスハラ声明”きっかけに炎上 接客批判受け謝罪と改善策

    アパレルブランド「pium」が9月30日、店舗スタッフの接客に対する多数の指摘や批判を受け、公式Xにて謝罪文を公開しました。併せて再発防止策…
  2. 「ビー・バップ」クラファン始動、清水で“高校与太郎祭”実現へ 返礼に「鉄橋ダイブ」関連も

    「ビー・バップ」クラファン始動、清水で“高校与太郎祭”実現へ 返礼に「鉄橋ダイブ」関連も

    映画「ビー・バップ・ハイスクール」のロケ地として知られる静岡市清水区で、作品ゆかりの企画を集めた大型オフラインイベント「清水 ビー・バップ・…
  3. 第7回京都アニメーションファン感謝イベント『私たちは、いま!! ―京アニのセカイ展―』

    京都アニ「第7回ファン感謝イベント」追加情報を公開 新商品や書籍予約、グッズ二次予約も発表

    株式会社京都アニメーションは、10月25日・26日の2日間で開催予定の「第7回京都アニメーションファン感謝イベント『私たちは、いま!! ―京…
  4. PayPay、第三者によるパスワードリセット操作を確認 利用者に冷静な対応を呼びかけ

    PayPay、第三者によるパスワードリセット操作を確認 利用者に冷静な対応を呼びかけ

    スマホ決済サービス「PayPay」を運営するPayPay株式会社は9月25日、公式サポートアカウントを通じて利用者に対し、不審なパスワードリ…
  5. 岡田准一主演作×ひらパー 名物コラボポスターは「イクサガミ」で15作目

    岡田准一主演作×ひらパー 名物コラボポスターは「イクサガミ」で15作目

    大阪・枚方市の遊園地「ひらかたパーク」が9月25日に、岡田准一さん主演のNetflixシリーズ「イクサガミ」とのコラボレーションを発表しまし…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト