
能美防災株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷川雅弘、資本金:133億2百万円、東証プライム市場)は、開発中の「避難所開設・運営支援アプリ N-HOPS」を用いて、避難所の開設作業の利便性向上に関する実証実験を東京都中野区の協力のもと、2025年9月13日に実施しました。
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■実証実験の概要
本実証実験は、中野区明和中学校区内の町会・自治会・自主防災組織等の住民によって構成される「地域防災会」の方々にご参加いただきました。
参加者は3グループ(各6~8名程度)に分かれ、災害発生時を想定した避難所開錠、施設点検、受付設置、利用スペースの整備など一連の開設準備を明和中学校の図面上で実施しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85174/78/85174-78-15f06875c73abc51d90d85dcaacff813-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
N-HOPSに表示されるナビゲーションに従い、必要備品の移動やスペースの用途の書き込みを参加者自身が行い、N-HOPSの指示に従って模擬的に避難所開設を行いました。
従来の訓練が「避難所運営マニュアルの読み合わせ」「施設見学」「資機材の展示」などが中心であったのに対し、今回はN-HOPSを用いることで、参加者が主体的かつ実践的に避難所開設方法を学ぶことができました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85174/78/85174-78-8003f7c7291f431831be0c795efd0f34-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■参加者の声
- 「手順がわかりやすいです。気が動転していても指示があれば開設行動を取れる。」
- 「避難所を開設するために、どのような手順で実施すれば開設できるかわかりやすい。」
- 「具体的な作業内容を確認できる。」
また、アンケートでは、N-HOPSが「ない状態」と比較して「ある状態」では、避難所開設に対する自信度は平均約2.6ポイント向上する結果が得られました(開設の自信度を10段階で回答)。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85174/78/85174-78-e391097e4165827d8d892122687bba5f-2556x2309.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■中野区防災危機管理課 山本様
「中野区では、震災時の避難所運営の中心を住民の方が担うことになっています。N-HOPSでは、アプリ上で実際の避難所図面や写真を確認しながら開設作業を進めることができるため、従来の避難所開設訓練と比べて、参加者の記憶に非常に残りやすいという利点があると感じました。また、平時から誰でも避難所運営手順にアクセスできるようになるため、より多くの住民の方が避難所運営を理解するための強力なツールとなると考えています。」
■今後の計画
能美防災は今後も中野区と連携し、N-HOPSの改良と運用支援を継続してまいります。今回得られたフィードバックをもとに、住民や職員を問わず誰もが安心して避難所開設に参加できる環境づくりに貢献してまいります。
さらに、全国の自治体様との連携を通じ、実証実験を拡大予定です。ご関心のある自治体様はぜひお問い合わせください。
■本件に関するお問い合わせ
能美防災株式会社 総合企画室
担当:山田、河野
TEL:03-3265-0218
HP:https://www.nohmi-service.jp/n-service/n-hops