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「日本マーケティング本 大賞2025」は、『エフェクチュアル・シフト:不確実性に企業家的機会を見いだすマーケティングの探求』栗木 契(著)、千倉書房

update:
日本マーケティング学会
日本マーケティング学会員が選ぶ「日本マーケティング本 大賞2025」を発表!



日本マーケティング学会(会長:西川 英彦)は、第8回「日本マーケティング本 大賞2025」の受賞書籍の発表と授賞式を10月12日(日)開催の「マーケティングカンファレンス2025」にて、行いました。
https://www.j-mac.or.jp/conference/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/44267/36/44267-36-732ec922a40dad26ea05f11e56ca16b9-1980x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左より、当会会長の西川英彦氏、著者の栗木契氏、千倉書房の岩澤孝氏

3000名を超える研究者や実務家が所属し、マーケティングへの知見の深い日本マーケティング学会員が投票
日本マーケティング本 大賞は、マーケティング理論や実践の普及のため、1年間に日本で出版されたマーケティング書籍(翻訳本を除く)を対象に、日本マーケティング学会の会員が推奨する優れたマーケティング書籍として投票形式で選出するものです。
https://www.j-mac.or.jp/bookaward/

本年は、9作品がノミネートされ、2次投票の結果、「日本マーケティング本 大賞 2025」の受賞書籍は以下のとおりとなります。

以下の推薦理由は、2次投票の際に記入された個別の推薦理由を事務局でとりまとめたものです。
「日本マーケティング本 大賞2025」の受賞書籍
<大賞>
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/44267/36/44267-36-b8bdf6954fa63eb879d4908ded0e45a8-400x568.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

『エフェクチュアル・シフト:不確実性に企業家的機会を見いだすマーケティングの探求』
栗木 契(著)、千倉書房、2024年6月刊行

推薦理由:不確実性時代を勝ち抜くためのマーケティング実践を導く書
 本書は、エフェクチュエーション概念を中心に、ベンチャーから既存企業に至るまで幅広い事例を通じて戦略立案やイノベーション創出を学術的かつ実践的に提示した優れた書籍である。不確実性が高まる時代において、計画的戦略と実験的、共創的アプローチをいかに組み合わせるかを具体的に示しており、研究者には理論的深化を、実務家には具体的な行動指針を示している。さらに、平易な解説と豊富な事例により、理論を実務に橋渡しする視座を提供し、企業活動の閉塞感を打破する可能性を示している点も大きな意義として認められる。マーケティングの研究と実務双方に多大な貢献を果たした書籍であることに鑑み、本書は大賞にふさわしい書籍として評価できる。



<準大賞>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/44267/36/44267-36-178891672977d814cca6ae9102d86c4f-400x565.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

『ブランド・リレーションシップ』
久保田 進彦(著)、有斐閣、2024年8月刊行

推薦理由:ブランド・リレーションシップに関する研究成果の集大成
 本書は、著者が長年にわたり取り組んできたブランド・リレーションシップ研究を体系的にまとめ、その全体像を明快に示した集大成の著作である。関連する類似概念を整理し、消費者とブランドの関係性を学術的かつ実践的に提示するとともに、マネジメントへの具体的な枠組みを提案している。本書で示された豊富な実証研究結果は、ブランド研究やマーケティング研究の発展に寄与するだけでなく、ファン・マーケティングをはじめ様々な戦略に取り組む企業にも貴重な示唆を提供している。現代におけるブランド力低下への処方箋ともなりうる内容であり、研究者、実務家双方に深い示唆と実用的価値を与える書籍として評価できる。




[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/44267/36/44267-36-2fe05dac764b7072966ddbc8c48ed668-400x658.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

『君は戦略を立てることができるか:視点と考え方を実感する4時間』
音部 大輔(著)、宣伝会議、2024年12月刊行

推薦理由:戦略思考を平易に解き明かす実践的指南書
 本書は、マーケティングやブランディング活動に不可欠な戦略構築を、従来の経営戦略とは異なる視点から平易に解き明かした実践的な書である。戦略立案を経営陣だけの特権とせず、すべてのレイヤー、さらには一般の人々にとっても活用可能な考え方として提示し、理論と実務を架橋している点に大きな意義がある。戦略の立て方から実行のプロセスまでを体系的に整理し、フレームワークを交えて具体的に示すことで、幅広い層に資源活用と実効性向上のヒントを与えている。さらに、現場の意識改革につながる豊富な示唆を提供しており、戦略の本質を原点に立ち返って考えさせる一冊である。



<大賞>『エフェクチュアル・シフト:不確実性に企業家的機会を見いだすマーケティングの探求』
栗木 契(著)、千倉書房

<準大賞>『ブランド・リレーションシップ』
久保田 進彦(著)、有斐閣

<準大賞>『君は戦略を立てることができるか:視点と考え方を実感する4時間』
音部 大輔(著)、宣伝会議


『岡田卓也の時代:公器の理念が支えた静かなる流通革命』
石井 淳蔵(著)、碩学舎

『企業内リードユーザー:小売店舗販売員がもたらすイノベーションの解明』
渡邉 裕也(著)、碩学舎

『法人営業は新規を追うな:重要顧客と最高の関係を築くABM』
庭山 一郎(著)、日経BP

『マーケティング教育学』
坂田 隆文(著)、文眞堂

『マーケティングの最強ツールは知財である』
杉光 一成(著)、中央経済社

『リキッド消費とは何か』
久保田 進彦(著)、新潮社
「日本マーケティング本 大賞」について
「日本マーケティング本 大賞」は、マーケティング理論や実践の普及のため、2018年度より始めた取り組みで、マーケティングに関するお勧めできる書籍を、日本マーケティング学会員の投票により毎年選び、「日本マーケティング本 大賞」として表彰しています。

【審査方法】
・1次投票として、学会員は一人1~3作品を専用フォームにて投票
・1次投票の投票数上位10作品をノミネート本として発表
なお、得票数上位順にみて、同票のためノミネートが10作品を超える場合は、当該同票の作品は全てノミネートの対象外とします。
・2次投票として、学会員はノミネート作品の中から、上位1~3作品を選び専用フォームにて、順位をつけて投票および推薦コメントを記述
・2次投票の得点数上位より、大賞作品を決定
投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1点とします。
・10月開催のマーケティングカンファレンスにて、結果発表、大賞・準大賞(ベスト3)の授賞式
・得点数上位順にみて、同点のため大賞・準大賞が3作品を超える場合は、当該同点の作品は全て受賞の対象外とします。なお、得点数上位2作品が同票の場合は、2作品を大賞とします。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/44267/36/44267-36-4142b990c8ceef4dea8e15e6a4ba85c9-300x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]日本マーケティング学会
日本マーケティング学会は、日本のマーケティング力を培っていくために、理論と実践、そして他分野との深いレベルでの交流を通して「探求と創発」を目指す、2012年に発足した日本学術会議協力学術研究団体です。

3000名を超える研究者や実務家の会員が所属し、学術誌マーケティングジャーナルおよびマーケティングレビューの発行をはじめ、マーケティングカンファレンスや、40を超えるテーマが研究されるリサーチプロジェクト、魅力的なゲストを招くマーケティングサロンなど多様な「探究と創発」の場を提供しています。

設立:2012年8月2日
参加団体:日本学術会議協力学術研究団体
会長:西川 英彦(会長 / 法政大学 経営学部 教授)
URL:https://www.j-mac.or.jp/

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