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メドレー、病院向け電子カルテ「MALL」で医療文書作成をAIで支援する新機能のパイロット版を提供開始

update:
株式会社メドレー


株式会社メドレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀧口 浩平、以下メドレー)は、次世代医療プラットフォーム「MEDLEY AI CLOUD」のプロダクトとして病院・有床診療所向けに提供する電子カルテ「MALL(モール)」で、新たに「AI文書作成アシスト」を開発し、一部の医療機関へのパイロット版の提供を開始しました。

病院や有床診療所のDXをAI活用で促進し、医師をはじめとする医療従事者の医療文書の作成業務を効率化することで、医療機関を利用する患者の体験向上を図ります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13108/148/13108-148-bec3190d8c2d6faf1519338352991968-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


▪️開発の背景
メドレーの医療プラットフォーム事業では、非臨床領域におけるAI活用を戦略的に取り組むテーマと位置づけ、病院・有床診療所をはじめ、無床医科診療所、歯科診療所、調剤薬局の各領域のプロダクトを医療機関と患者・生活者がつながる次世代医療プラットフォーム「MEDLEY AI CLOUD」として展開しています。MEDLEY AI CLOUDは、「より良い患者体験」「AI活用」「安心・安全」「オープン連携」「リーズナブル」の5つのブランド・プロミスを掲げ、医療現場における業務効率化と患者体験の向上を推進しています。

国内における医師の全体数は増加傾向となっていますが、診療科や地域の偏在が顕著です。そのため、2024年4月に施行された「医師の働き方改革」で時間外労働の上限規制が適用されるようになったものの、医師が不足している環境ではいまだ長時間労働が常態化しており、デジタルを活用した医師の業務効率化の必要性はますます高まっています※1。

なかでも、厚労省が医師の働き方改革の推進に際して行った現状調査では、医師の最も負担となっている業務として診断書や診療記録、処方箋の記載、主治医意見書の記載などが挙げられており、多くの医師の業務でカルテや診断書・紹介状・指示書などの医療文書の作成に時間がかかっている実態がわかります※2。

今回、MALLでは、こうした医療文書にかかる業務時間の削減を目的に、AIがカルテ内に蓄積された複数のファイルや情報を元にワンクリックで下書きを作成する「AI文書作成アシスト」を開発しました。本機能は、医師や看護師、医師事務作業補助者などの文書作成時間を大幅に削減するだけでなく、診察後などに文書の受け取りのために病院で待機する患者の待ち時間も解消します。

※1 出典:「令和4年版厚生労働白書」(厚労省、令和4年)
※2 出典:「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進に係る評価等に関する実施状況調査」(厚労省、令和2年)

▪️「AI文書作成アシスト」について
MALLでは、今後、既存の機能や新たに提供する機能において順次AIの活用を進めていきます。今回は、MALLで提供するAI機能の第一弾として、他の医療機関や施設、行政、企業などとの連携に必要な医療文書の作成業務をAIで支援し、作成にかかる業務時間を大幅に軽減する機能を開発しました。

パイロット版を導入した一部の利用医療機関における計測結果では、退院サマリーでは平均7割以上、退院看護サマリーにおいては最大8割程度の作成時間の削減効果が見込まれています※3。

本機能は、パイロット版の提供を経て、今後、MALLをご利用いただいている医療機関への本格提供を進めてまいります。

※3 削減効果は、テスト運用における実証に参加した一部の医療機関での結果となります。削減幅は、現在の電子カルテへの入力状況や運用方法、作成する文書の種類や内容によって異なります

<対象となる文書>
提供開始時に対応する文書は、以下の5点となります。
- 退院時サマリー
- 診療情報提供書
- 主治医意見書
- 退院看護サマリー
- 経過要約

今後、導入医療機関のニーズに合わせて、医療・介護の連携に必須の文書や労災・自賠責関連の文書など、対象となる医療文書を順次拡大していきます。

<AI機能を活用した文書作成について>
- 文書ごとに用意しているプロンプトを実行するボタンを操作するだけで、ワンクリックで電子カルテに蓄積された患者情報や診療履歴、検査結果、看護記録、入院記録等の内容から、各文書の下書きを自動で作成します
- 下書きを編集して完成した文書は、ボタン操作で簡単にカルテへの転記ができます

▪️病院向け電子カルテ「MALL」について
高い柔軟性と拡張性により優れた費用対効果を発揮する電子カルテです。現在、導入医療施設数は約200件※、約20年の運用で利用継続率は98%を誇ります。※2025年3月時点
病院向け電子カルテ「MALL」のほか、一般科併設の精神科病院向け「MALL精神科」、重症心身障害児施設向け「MALL重心」、透析施設向け「MALL透析」と、各領域に特化した電子カルテも提供しています。
https://pcmed.jp

▪️「MEDLEY AI CLOUD」について
「MEDLEY AI CLOUD」は、病院・診療所・歯科・調剤薬局など各領域の医療機関が患者・生活者とつながるAI機能を搭載した次世代医療プラットフォームです。5つのブランド・プロミス「より良い患者体験」「AI活用」「安心・安全」「オープン連携」「リーズナブル」のもと、医療機関に最適なプロダクトを提供し続けます。
https://medley-cloud.com/

<株式会社メドレーについて>
「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、「病院や行政による持続可能な医療」「患者やそのご家族にとって納得できる医療」、それぞれの実現を目指し、医療ヘルスケア領域でテクノロジーを活用した事業を展開しています。

【人材プラットフォーム事業】
「働くをもっと広く支える」をサービスビジョンとして掲げ、日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」とその周辺事業を通じて、転職・採用や研修・育成の支援から医療ヘルスケア事業所の業務効率化まで、医療福祉に関わる人と組織をサポートしています。

【医療プラットフォーム事業】
医療機関の業務効率化とより良い患者体験を支援するため、次世代医療プラットフォーム 「MEDLEY AI CLOUD」と、いつもの医療が変わるアプリ「melmo」を中核として、医療機関と患者・生活者がつながる「ひとつながりの医療プラットフォーム」を展開しています。

名称:株式会社メドレー
代表者:代表取締役社長 瀧口 浩平
所在地:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー13F
URL: https://www.medley.jp

<本件に関する事業のお問い合わせについて>
株式会社メドレー 有床診療所事業戦略統括部 マーケティンググループ
E-mail:marketing@pcmed.jp

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