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GMOサイバーセキュリティ byイエラエとSynspective、「衛星サイバーセキュリティ」に関する共同研究を開始

update:
GMOインターネットグループ
宇宙産業の拡大と共に急増する衛星システムのサイバーセキュリティ強化を目指す



 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:牧田誠)と、小型SAR衛星の開発・運用からSARデータの販売とソリューションの提供を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、2025年12月8日、衛星システムに対するサイバーセキュリティ強化として、将来的な衛星設計と開発のためのセキュリティ評価手法の手法確立を目指す目的で共同研究を開始したことをお知らせします。

 急速に拡大する宇宙産業とともに高まる衛星へのサイバーリスクに対応するため、両社の技術を結集し、小型衛星に特化したセキュリティ評価と防御手法の確立を目指します。 
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/5157/136-5157-6ed9304cc808731e92c159fcb90e2ea2-3844x2076.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【共同研究開始の背景】
 近年、小型衛星の打ち上げや宇宙データの民間活用が急速に拡大しています。World Economic Forumが発表した宇宙産業の市場規模予想では、2023年の約95兆円に対し、2030年には約174兆円、2035年には約269兆円と大幅な市場拡大が予想されています。(※1)
(※1) 出所: https://www3.weforum.org/docs/WEF_Space_2024.pdf
World Economic Forum, “Space: The $1.8 Trillion Opportunity for Global Economic Growth”(2024年4月) 出所に記載がある市場規模元データを1ドル=150.0円として換算

 宇宙産業の拡大と共に、小型衛星の打ち上げや宇宙データの民間活用が急速に拡大する一方で、小型衛星コンステレーション(※2)を狙ったサイバー攻撃の対策の必要性が高まっています。小型衛星は通信・地球観測など、社会基盤を支える重要なインフラの一部であり、その安全性は国家安全保障や経済活動にも直結します。加えて、現在の小型衛星の進歩は目覚ましく、宇宙空間という特殊な環境下でのシステム運用は、従来のITセキュリティとは異なる脅威構造を持つため、専門的な知識と経験に基づいた新たな防御手法の確立が求められています。
(※2) 多数の小型衛星を一つのシステムとして機能させるもの

【共同研究のテーマと具体的な取り組み】
 今回の共同研究は、Synspectiveが有する小型SAR衛星コンステレーションの開発に関する知見と、GMOサイバーセキュリティ byイエラエが持つ世界トップレベルのサイバーセキュリティの知見を融合させ、小型衛星システムのサイバーセキュリティ対策の向上による安全性の強化を実現することを目的に、以下の研究を行います。これにより、将来的な衛星設計と開発のためのセキュリティ評価手法の手法確立を目指します。

■衛星システムにおける想定すべき脅威とリスクの特定(脅威分析の実施)
 宇宙環境および衛星機能の特性を踏まえ、衛星における潜在的な脅威を分析し、衛星システムのリスクを特定します。

■衛星システム固有のセキュリティテストの策定と実施(対策手法の検討)
 抽出されたリスクに対し、実践的かつ再現性のある対策手法を検討するとともに、その有効性を検証するための評価プロセスやテストシナリオを開発します。また、本研究成果を今後の衛星開発に活用し、宇宙分野におけるサイバーセキュリティ水準の向上、ならびに安全で持続可能な宇宙利用の実現に貢献してまいります。

【担当者のコメント】
■株式会社Synspective
 管理部 Manager of Security and IT 小出 祐輔のコメント
 世界的に高いサイバーセキュリティ技術を有する企業と共同研究に取り組めることを、大変嬉しく思います。宇宙産業は社会基盤や安全保障において重要性が増す一方、物理的・サイバー的に地上とは異なる特殊な環境にあります。当社はこうした課題を踏まえ、早期からサイバーセキュリティの強化に取り組んでまいりました。本共同研究を通じて小型衛星におけるセキュリティ技術のさらなる高度化を目指し、宇宙システムの安全性と安定性の向上に貢献するとともに、宇宙業界と社会へ継続的に価値を提供していくことに努めてまいります。

■GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社
 執行役員 グローバル戦略部 部長 伊藤公祐のコメント
 衛星サービスは、すでに社会を支える重要インフラであり、そのセキュリティ確保は喫緊の課題です。このような課題にSynspective社様と共同で取り組める機会を頂き、感謝しております。当社のこれまで培ってきたクルマ、IoT、ドローンなどに対する高度なハッキング技術と知見を、衛星システムに適用することで、衛星システム特有の脅威モデルや実践的なテスト手法の確立を目指します。この度の協業は、単なる衛星システムの脆弱性対策に留まらず、安全で持続可能な宇宙利用という未来の安全保障に貢献する、極めて意義深い一歩となると確信しています。

【株式会社Synspectiveについて】(https://synspective.com/)
 Synspectiveは、独自の小型SAR(合成開口レーダー)衛星を開発・運用し、SARデータの販売と衛星データを利用した解析ソリューションを提供しています。2020年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーションを構築し、地球上のあらゆる場所の変化を観測できる新しいインフラの創造を目指しています。高頻度・高解像度の地球観測を可能にするSAR衛星を活用することで、持続可能な社会・経済活動を阻害する恐れのある自然災害や紛争、環境破壊などのリスクを特定・評価し、専門性を持つパートナーとともにソリューションの開発・実装を行います。

【GMOサイバーセキュリティ byイエラエについて】(https://gmo-cybersecurity.com/
 GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、国内最大規模のホワイトハッカーで組織されたサイバーセキュリティのプロフェッショナルカンパニーです。会社理念である「人を助ける信念を守るチカラに変えていく」ために今後も最先端の技術と実践的な教育を通じて、日本のサイバーセキュリティの強化に貢献していきます。また、「世界一のホワイトハッカーの技術力を身近に」を目指して、各種脆弱性診断、ペネトレーションテスト、セキュリティコンサルタント、SOCサービス、フォレンジック調査まで包括的にサイバーセキュリティ対策サービスをご提供します。


以上


【 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社】
(URL:https://gmo-cybersecurity.com/
会社名  GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社
所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者  代表取締役CEO 牧田 誠
事業内容 ■Webアプリ及びスマホアプリ脆弱性診断 ■ペネトレーションテスト
     ■不正利用(チート)診断 ■IoT脆弱性診断 ■自動車脆弱性診断 
     ■フォレンジック調査 ■CSIRT支援 ■クラウドセキュリティ診断
     ■クラウドセキュリティ・アドバイザリー
資本金  1億円

【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://group.gmo/
会社名  GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者  代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容  持株会社(グループ経営機能)
     ■グループの事業内容
     インターネットインフラ事業
     インターネットセキュリティ事業   
     インターネット広告・メディア事業
     インターネット金融事業     
     暗号資産事業
資本金  50億円

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