おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

【広告市場分析レポート】2024年App Store年間ランキング1位は「広告ブロッカー」データが示す「Web広告離れ」と、これからの広告のあり方とは?

update:
株式会社スキマメディア


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/172612/13/172612-13-3b57a8829a3c2a0dd88732ce1d1ba920-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社スキマメディア(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:上田 大季)は、昨今のデジタル広告市場における消費者の行動変容について、公開されている最新データを基に独自の分析を行いました。
調査の背景・目的
近年、デジタルマーケティング市場が拡大を続ける一方で、生活者の間では「広告疲れ(Ad Fatigue)」と呼ばれる現象が深刻化しています。 「Web広告の効果が以前より落ちている」「若年層にリーチできない」といったマーケティング担当者の課題意識に対し、その根本原因を明らかにするため、株式会社スキマメディアは公開されている最新の市場データ(アプリランキングおよび意識調査)を多角的に分析いたしました。
本レポートは、数値データに基づいて「消費者の本音」を可視化し、これからの時代に求められる「嫌われない広告コミュニケーション」のあり方を提言することを目的としています。

Q. なぜ人々は、お金を払ってまで広告を消すのか?

日本のApp Storeにおける「2024年トップ有料アプリランキング」において、広告ブロックアプリ「280blocker」が1位を獲得しました(出典:Apple「App Store 2024年トップ有料アプリランキング」他)。 これは2023年に続く2年連続の首位であり、一時的なブームではなく、生活者の切実なニーズとして定着していることを示しています。また2025年位おいても12/6時点で有料アプリランキング”2位”にランクインしています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/172612/13/172612-13-6b3039b5187068bb96ca1c8e95b8f4a1-1580x760.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


▼ App Store 2024年 トップ有料アプリランキング(日本)
(出典:各種メディア報道およびApple発表データを基に作成)
分析: iPhoneユーザーの多くが、ゲームや便利ツールよりも、「広告を消すこと」にお金を払っています。これは、「無料の情報を見るためなら広告を我慢する」という従来のインターネットの前提が崩れ、「お金を払ってでもノイズ(広告)を排除したい」という強い拒絶反応を示しています。


A. Z世代の約9割が動画広告に「不快感」

なぜ、これほどまでに広告は嫌われてしまったのでしょうか? その背景には、スマートフォンの普及と共に爆発的に増えた「動画広告」や「割り込み型広告」の存在があります。
2024年に公開されたZ世代(18歳~27歳)を対象とした意識調査によると”89.9%”ものユーザーが動画広告を「不快」と感じていることが明らかになりました。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/172612/13/172612-13-4f74204d172b07635a13590a26359903-1526x724.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


▼ 広告フォーマット別「不快」と感じる割合(Z世代)
(出典:株式会社ICA「Z世代が抱く広告のイメージに関する調査」2024年発表データより)
分析: 特に「動画広告」「バナー広告」など、Web上の広告に対する不快感が突出して高いことが分かります。一方で、テレビCMや雑誌広告などの「従来型メディア」への不快感は相対的に低く、「コンテンツへの強制的な割り込み」が嫌悪感の主因であることがデータから読み取れます。


現代の広告において重要なのは「見せられる広告」→「見たい広告」
オンライン広告が「不快なノイズ」として排除される一方で、「リアルな体験空間」における広告は見直されつつあります。
同調査において、屋外ビジョンや店舗内のポスターなど「自分のペースで視認できる広告」に対しては、動画広告に比べて不快感が少なく、肯定的な評価が見られました。
▼ データから導き出される「嫌われない広告」の3条件
体験を阻害しない(動画の途中で止まらない)
自分のペースで見られる(強制視聴ではない)
場所の文脈に合っている(コンテキストマッチ)




◎スキマッチが提唱する「これからの広告」

株式会社スキマメディアが提供する『スキマッチ』は、こうした消費者のインサイトを捉え、「サウナ室」や「ジムのロッカー」といった「スマホを置いた瞬間の、没入できるスキマ時間」を価値あるメディアとして再定義しています。
「アドブロッカーが1位」という事実は、マーケターへの警告であると同時に、「リアルな場所」の価値再発見への道標でもあります。 デジタルで届かない顧客層へ、スキマッチは「記憶に残る体験」を通じてアプローチします。


スキマッチのお問い合わせはこちらから

最近の企業リリース

トピックス

  1. Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

    Googleは12月16日、個人情報がダークウェブ上に流出していないかを確認できる「ダークウェブ レ…
  2. Gmailを受診している画面

    Gmailの仕様変更でPOP受信が終了 自分は対象?POP利用チェック

    Gmailの仕様変更により、外部メールを取り込むPOP受信機能が2026年1月より利用できなくなりま…
  3. イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」(清水駅前銀座商店街)

    仲村トオルが清水に凱旋 映画「ビー・バップ・ハイスクール」40周年イベント開催

    映画「ビー・バップ・ハイスクール」(1985年)の劇場公開40周年を記念したイベント「清水 ビー・バ…

編集部おすすめ

  1. 「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

    「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

    アクセサリーや雑貨の販売で知られる「サン宝石」は12月16日、同社が展開するカプセルトイ「中二病が疼くリング」について、公式サイトおよびSN…
  2. 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

    国土交通省と気象庁は12月16日、雨や洪水などの危険を伝える「防災気象情報」について、2026年(令和8年)の大雨シーズンから新たな運用を始…
  3. コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

    夏コミ名物、会場の熱気と参加者の汗が昇華して天井付近に発生するという伝説の現象「コミケ雲」。まさかそれを口にできる日が来るとは、誰が想像した…
  4. Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

    情報処理推進機構(IPA)は12月10日、多くのウェブサービスで使われている開発技術に重大な問題が見つかり、国内でも悪用したとみられる攻撃が…
  5. ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

    ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」で活動するライバーをサポートしている事務所4社が、所属ライバーの“退所後の活動”を不当にしばっ…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト