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VTOL型ドローンを活用した鉄道沿線の冬季斜面調査実証実験を進めます

update:
エアロセンス株式会社


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-2129f088c2bd7619133b7d3224714e43-1615x258.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


- 東日本旅客鉄道株式会社新潟支社、第一建設工業株式会社、東鉄工業株式会社およびエアロセンス株式会社の4社にて、JR東日本で初となるVTOL型ドローンのレベル3.5による自動飛行機能を活用した鉄道斜面確認の実証実験を、2025年4月に只見線、12月に上越線で実施しました。
- 本調査手法を活用することで、従来はヘリコプターやマルチコプター型ドローンで実施していた冬季斜面の状況把握の選択肢が増え、より適切な規模での斜面調査が可能となります。
- エアロセンス社において新型VTOL型ドローンを開発し、耐水性を上げたほか、コンパクトな運搬ケースに収納可能となったため列車荷物輸送サービス「はこビュン」の検証を行う予定です。
- 今後も新型の機材の活用や「はこビュン」を活用した迅速な機体輸送の検討や他路線での運用に向けた飛行計画策定について検討を進め、調査業務におけるDX推進を目指します。

1.試験概要
JR東日本新潟支社では、豪雪地帯での降雪時の安全運行のために、山間部では沿線斜面の積雪の状況やなだれの発生の調査などを必要により実施しています。現在、冬季の斜面調査は社員による車両や徒歩での調査に加え、広域調査ではヘリコプター、スポット調査ではマルチコプター型ドローンを活用しています。延長が中距離の調査では、移動しながらマルチコプター型ドローンで調査を行うこともあり時間を要していました。中距離の冬季斜面調査の効率化をターゲットに、VTOL型ドローンの適応性を検証しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-485df0167f56f42f0e5fc995e0760993-931x297.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-9225a9fdd79bc1ec76e62edf2a672d6f-2277x509.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
只見線での試験(左・中央)、上越線での試験(右)

2.斜面調査実証実験内容
実証実験は只見線大白川駅~上条駅間および上越線土樽駅~越後湯沢駅間にて実施しました。飛行時には、新潟市中央区にある施設管理部門などの離れた箇所へ飛行画面のリアルタイム共有試験を行ったほか、ドローンへ搭載する機材の評価、斜面状況調査への適用性を評価しました。(別紙参照)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-5aaeafcf7d77757f081b8955cee6a21c-745x195.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-15a0322a032bdd6f86c6ae348a46e0de-1476x361.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


3.VTOL型ドローンの機体概要と記録装置
本試験で用いた機材は、VTOL型ドローンである国産ドローンのAS-VT01K(エアロセンス社製)で、機体は国土交通省の「第二種型式認証」を取得しており、目視外飛行にも申請不要となり、LTE通信による遠隔操作と、最大50kmの長距離の自動飛行が可能です。ドローンのペイロード(アイテム搭載スペース)には、固定カメラやジンバルカメラが搭載可能となっており、只見線ではジンバルカメラ、上越線では固定カメラを搭載して試験しました。また、フロントカメラの映像はリアルタイムで確認し調査を行いました。
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[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-7970c9293d7c467cf2a3ae01c3837731-883x166.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ジンバルカメラ:ジンバル機構でカメラを保持し、揺れや振動を補正することで滑らかな動画を撮影、固定カメラ:設置した場所から動かないカメラで安定した画像を撮影

4.今後の展開
VTOL型ドローンの自動飛行機能を活用した鉄道沿線の斜面確認の実証実験を踏まえ、2025年度冬季の斜面検査へのVTOL型ドローンの活用を引き続き検討します。
使用機体について、新型機材(AS-VT02K)の活用を検討します。新型VTOL型ドローンは、防塵・防滴性能の規格であるIP43を備え、現行機種では飛行できなかった少雨下でも飛行が可能です。点検用途や災害時などの調査で気象の影響を受けにくくなるため、さらに活用可能なケースが広くなります。
また、より迅速に調査を行うため、東京都内からの機体輸送について列車荷物輸送サービス「はこビュン」の検証を行う予定です。新型VTOL型ドローンは二分割式のコンパクトな運搬ケースに収納されるため、従来は困難だった「はこビュン」での輸送の選択肢が広がります。新幹線輸送による速達性や安定性を生かしVTOL型ドローン機材の迅速な手配や災害時の緊急輸送などの検討を進めます。
引き続き、冬季の調査業務においても、DXを活用し効率的なメンテナンスの実現や働き方改革への取り組みを推進していきます。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-2d07f343fb6429ced8ab47863443f5e8-1007x356.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109780/43/109780-43-77afcff3bc9a17e6d8a9f105173fb325-786x214.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


〈「はこビュン」について〉
速達性・定時性に優れ、環境にも優しい鉄道の強みを活かし、JR東日本グループが展開している荷物の輸送サービスです。鉄道によって地域とモノをつなぐことで地域の魅力発信をおこないます。
「はこビュン」の具体的なサービスは以下をご参照ください。
https://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/shinkansen.html

【関連リリース(2025年3月21日)】
VTOL型ドローンを活用した災害発生時における鉄道設備確認の実証実験を行いました
https://aerosense.co.jp/media/pressrelease/20250321_pressrelease

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