自動車部品の精密加工を行う松本興産株式会社（本社：埼玉県秩父郡小鹿野町、代表取締役：松本直樹）は、埼玉県の中小企業の中から選ばれる「第2回 埼玉PX大賞」において奨励賞を受賞しました。
今回の審査では、制度整備やDXの成果だけでなく、社員一人ひとりへの深い想いを軸にPX（パタニティ・トランスフォーメーション）を推進してきた姿勢 が高く評価されました。
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松本興産株式会社 育休を経験した社員とお子さんと大野埼玉県知事
■ 表彰式では“育休を経験した社員とお子さん”も参加
11月27日に埼玉県知事公館で行われた表彰式には、今年からの新制度により、松本興産で育休を取得した従業員とそのお子さんが出席しました。
会場では、
「育休を取った社員が、0歳のわが子をそっと抱きながら表彰を受ける」
という光景が実現し、県関係者からも「まさにPXが目指す未来の姿」と称賛の声が上がりました。
柔らかな頬を寄せて眠る0歳児を抱きかかえ、慎重に壇上へと上がる社員の姿を、仲間たちが温かい拍手で見守る--。
その瞬間こそ、松本興産が大切にしてきた “人を真ん中に置く経営” が、はっきりと形となって現れた場面でした。
■ 松本興産が評価された3つの理由
“改革のための改革”ではなく、
“社員の人生と幸せのためのPX” を推し進めてきた会社だからこそ、今回の受賞につながりました。
１. 社員の声から始まる、優しいDX
松本興産のDXは、「社員の負担を少しでも軽くしたい」という想いから始まりました。
現場で働く社員が、日々の業務の中で感じた「こうなったらいいな」を形にする。その積み重ねが会社全体の改革を大きく前進させてきました。
社員がつくった業務改善アプリは 90本以上3万時間の作業を1万時間以下へ圧縮年間4,190万円の経費削減を達成 削減した資源は、働き方改善や育休支援へ再投資
DXは目的ではなく、社員を支えるための“道具”。
その姿勢が、他社の模範となる取り組みとして評価されました。
２. 育休が「迷惑」ではなく「みんなで支える当たり前の時間」に
松本興産は、育休を「特別な休み」ではなく、人生の大切な節目をみんなで支え合う時間 と捉えています。
DXによる業務標準化で、誰が休んでも困らない体制が整いました。
さらに、育休前後には社員一人ひとりに寄り添った働き方を提供しています。
子どもの送迎に合わせた時差勤務 残業の抑制や在宅勤務の選択 職場全体でのフォロー文化 有休取得率の改善、休日数は130日を目指す段階へ “休みやすさ”と“戻りやすさ”。
そのどちらも、制度だけではなく 仲間の思いやり によって支えられています。
３. “社員が会社の未来をつくる”文化
松本興産のPX推進の中心には、社員の成長と挑戦を大切にし、働く人の未来を守るという揺るぎない姿勢があります。
制度よりも、安心して学び、挑戦し、仲間と支え合える文化を育ててきた点が評価されました。
表彰式後の埼玉県知事との懇談会では、社内で重視している
「風船会計」 と 「DX推進」 を会社改革の二本柱として紹介。
社員が主体的に働くための仕組みと、働きやすさを高める改革が両輪として機能していることを説明しました。
懇談会ではさらに、
「松本興産は、何よりも社員を思う会社である」
という想いを会社として知事に真っ直ぐ届けました。
この姿勢は、HR DX AWARDS最優秀賞や日本DX大賞優秀賞などの外部評価にもつながっており、松本興産が“人を想う改革モデル”として注目される理由となっています。
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松本興産株式会社を支える若手社員
■ 代表コメント：「社員の幸せを、まんなかに」
代表取締役・松本直樹
「育休を取りたいと願う社員が、安心してその一歩を踏み出せること。
そして、小さな子どもを連れて戻ってきたときに、温かく迎えられる会社であること。
それは義務ではなく、社員の未来を守るための私たちの責任だと考えています。
今回の受賞は、社員一人ひとりと共に歩んできた結果です。」
松本興産のPXは、制度や数字ではなく、
“社員の人生に寄り添う経営” という価値観が基盤にあります。
■ 会社概要
松本興産株式会社
所在地：埼玉県秩父郡小鹿野町下小鹿野247-1
代表者：代表取締役 松本直樹
事業内容：自動車部品の金属切削加工
従業員数：170名
創業：1965年
特徴：現場主導DX・働き方改革・地域密着のものづくり
受賞歴：HR DX AWARDS最優秀賞、日本DX大賞優秀賞 ほか
■ お問い合わせ
松本興産株式会社
総務人事部 丸山 満
埼玉県秩父郡小鹿野町下小鹿野247-1
TEL 0494-75-0571 FAX 0494-75-3564
URL：https://www.mkknc.co.jp
E-mail：maruyama@mkknc.co.jp
