2021年3月7日よりテレビ朝日系で放送が始まる、スーパー戦隊シリーズ第45作「機界戦隊ゼンカイジャー」。BGMを特撮・アニメソングの巨匠、渡辺宙明さんが大石憲一郎さんとともに担当することが発表されました。また、主題歌を歌うのは第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」が放送された1975年に生まれた、つるの剛士さんです。
今回の「機界戦隊ゼンカイジャー」は、スーパー戦隊シリーズ第45記念作として、歴代スーパーヒーローがモチーフの“人間”ヒーローと“ロボ”ヒーローが活躍する作品となります。主人公の“人間”ヒーロー、五色田介人(ゼンカイザー)を演じるのは駒木根葵汰(こまぎね・きいた)さんで、“ロボ”ヒーローの声優陣も豪華メンバーとなっています。
渡辺宙明さんは1925(大正14)年生まれ。2020年に95歳の誕生日を迎え、日本最高齢の現役作曲家です。東大文学部在学中より團伊玖磨さんや、その師である諸井三郎さんに師事して作曲を学び、その後ジャズの理論や作編曲を“ナベサダ”こと渡辺貞夫さんに学びました。
1950年代から映画やテレビの楽曲を数多く手掛ける宙明さんですが、中でも特撮やアニメの主題歌やBGM(劇伴音楽)での仕事が有名。雄々しいホーンセクションや、特徴的なコードとリズム進行、擬音をリズム的に使う手法などは「宙明節」「宙明サウンド」と呼ばれ、ファンの間では巨匠として知られると同時に、その気さくな人柄が親しまれています。
東映特撮シリーズとの縁は、1972年の「人造人間キカイダー」から。スーパー戦隊シリーズでは、1975年~1977年放送の第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」を皮切りに、1982年~1983年放送の第6作「大戦隊ゴーグルファイブ」までの作品で主題歌・BGMを手掛け、今回の「機界戦隊ゼンカイジャー」は、実に39年ぶりの本格復帰となります(それまでの作品でも一部楽曲の作編曲では参加)。
渡辺宙明さんとコンビを組む大石憲一郎さんは、2004年~2005年放送の第28作「特捜戦隊デカレンジャー」挿入歌「デカレンジャーアクション」の編曲からスーパー戦隊シリーズに参加。2008年~2009年放送の第32作「炎神戦隊ゴーオンジャー」からはProject.Rのリーダーとして、2014年~2015年の第38作「烈車戦隊トッキュウジャー」まで、主題歌や挿入歌などの作編曲や、時にはボーカルまで担当しています。
そして主題歌を歌うのは、スーパー戦隊シリーズが始まった1975年に生まれた、つるの剛士さん。ご本人もスーパー戦隊シリーズとの縁を感じ、意気込みを制作発表会見で語っていました。
これまでのスーパー戦隊シリーズの伝統を受け継ぎ、新たにスタートする「機界戦隊ゼンカイジャー」。若い力からレジェンドまで、全力全開で臨みます。
(C) 2021 テレビ朝日・東映AG・東映
情報提供:日本コロムビア株式会社
(咲村珠樹)