その昔、船では食料を食い荒らすネズミを駆除するため、猫を乗せる伝統がありました。また、イギリスの首相官邸には「ねずみ捕り主任」の肩書きを持つ猫が暮らしているように、猫がネズミを捕獲するのは本能。とはいえ、飼い猫が捕らえる機会は多くないのですが、みごと「獲ったどー!」と誇らしげにネズミを持ってきた猫さんがいます。

※注意:画像のネズミは編集部にてモザイク処理を行っていますが、記事中掲載しているTwitterリンクの動画は、モザイクなしで再生されます。苦手な方はご注意ください。

 飼い主さんに「ねずみを捕獲しました!」と獲物を持ってきたのは、m/kさんの家にいる「にゃん」さん。9歳の男の子です。

ねずみを捕らえてドヤ顔のにゃんさん(m/kさん提供)

 日頃、来客や工事の音には臆病な性格というにゃんさん。しかし、猫の狩人としての本能は確かで、過去にもスズメなどを捕獲してきたこともあったんだとか。

「こんなふうに獲ったんです」とにゃんさん(m/kさん提供)

 今回の獲物となったネズミ。すでにとどめを刺した後で、飼い主のm/kさんに「どうですか。狩りの腕は衰えていませんよ」とドヤ顔で見せ、しばらく手元に置いていたそうです。

しばらく手元に置いていたそうです(m/kさん提供)

 にゃんさんの誇らしげな気持ちは分かるのですが、m/kさんは「よくできたね!」とにゃんさんを褒めつつ、隙を見てねずみの死骸は処分したとのこと。さすがに衛生面など、色々と差し障りもありますものね……。

 9歳といえば、そろそろシニアという感じの年頃ですが、にゃんさんは素早いねずみを捕獲するくらい元気な様子。運動量が豊富な猫さんは老化が遅くなるともいいますし、しばらくは現役のハンターとして獲物を持ってくることがあるのかもしれません。

<記事化協力>
m/kさん(@mkxxxsp1)

(咲村珠樹)