iPhoneのカメラについている、ナイトモードの「シャッタースピード」調整。実はこれ、普通なら3~5秒設定なところ、条件によっては最大30秒まで伸ばすことができるんです。
30秒といえば、かなり遅いスピード。光の少ない場所であれば、星空などもきれいに撮影できるはず!!
■ iPhoneのシャッタースピード調整とは
iPhoneのシャッタースピード調整は、明るさが足りない場所で調整できる「ナイトモード」(iPhone11以降)と呼ばれる機能で利用可能。「ナイトモード」は自動的に切り替わり、通常3〜5秒のシャッタースピードの調整が可能です。
ただし、シャッタースピードを遅くすると、手ぶれしやすくなるので注意が必要。iOS14以降では撮影中、フレームに十字カーソルが表示されるので、これを頼りに位置を合わせれば、極力キレイに撮影可能です。
このとき、特に一眼レフを使っている人なら「もっと秒数を設定したい」と思うこともあるでしょう。やっと本題です、このシャッタースピードは「条件さえ整えれば最大30秒まで増やすことができる」のです。
■ iPhoneのシャッタースピード調整を30秒にする方法
iPhoneの「ナイトモード」で「シャッタースピード」を30秒にするには、まずiPhoneを「暗い場所」で「固定」することが条件となります。ちなみにこれ、簡単に再現する方法があります。
机の上にiPhoneをレンズを下に向けて置けばOKです。置くことで固定されます。
すると左上の「ナイトモード」のアイコンに30秒という表記が出ます。もしここで30秒の表記が出なくても安心してください。
上に表示される、山みたいなボタンをポチッと押すことで……
時間調整が行えるアイコン(三日月の横に横線が入ったアイコン)が出てきます。ここで設定することが可能です。
よし!これで30秒に設定して、幻想的な写真をいっぱい撮るんだー!と意気込んでいる方、ちょっと落ち着いてください。今の説明は、机の上に置いて固定したから再現できた、あくまでテスト用のやりかただということを。
■ 三脚を使う
実際に撮影する場合の問題は「カメラの固定」です。この設定30秒は、カメラが固定されたことを検知してはじめてでてきます。
そこでやはり頼りになるのが、「三脚」。もう普通の一眼レフと変わんないじゃん!と思うかもしれませんが、それほどこの「ナイトモード30秒」はデリケートなのです。
こうして3脚を使うことで、外でも「ナイトモード30秒」という設定が可能となります。
まずは暗い外の景色を撮影してみようじゃありませんか。はたしてこの「ナイトモード30秒」の設定でどんな写真が撮影できるのでしょうか。
実際に撮影した写真が、サムネールにも使用した次の写真。ナニコレめちゃくちゃエモい!
手前の車の通ったあとの奇跡がまるでCGのように美しい。(心霊写真じゃないですよ)こんな写真がiPhoneで撮影できるなんて信じられませんね。
これで、星空を撮影できたらさぞかしキレイだろうな……とは思うものの残念ながら、中途半端な街中に住んでいる私は、すぐ撮れる環境ではありません。いつか、光が一切届かない山の中で試してみたいですね。
<参考>
iPhone でナイトモードを使う(Apple)
(たまちゃん)