「コンニチワー!」の声が聞こえてきそうな瞬間です。
ノドグロを釣り上げたXユーザーの「カジ」さん。「ノドの黒さ確認させてもらおうか……」と口の中を覗き込むと、そこにいたのは謎の小さな生物でした。
このほどカジさんがXに投稿したのは、釣り上げたノドグロを正面からとらえた画像。口を指で押し開けて中を覗き込むと……中に何かいます。
サイズは人の親指程度でしょうか。白い身体をしており、見た目は少しダンゴムシに似ています。小さな足でノドグロの口にしがみつく姿は不気味さと可愛さを兼ね備えています。
この白い生き物は「ウオノエ」といい、魚の体表や口腔内にいる寄生虫。食べることもでき、素揚げや炊き込みご飯などにすると美味しいのだとか。
アジやタイなどで、ウオノエを見かけることがあるというカジさん。ノドグロにもよくいるようですが、カジさんは当時、そのことを知りませんでした。口を覗いてふと目があってしまった瞬間について「出会うと思っていなかったこともありとてもゾワっとしました」と振り返っています。
このウオノエは発見時特に動いてはいなかったものの、生きてはいたそうで、カジさんはそのまま海に帰したとのこと。ちなみに投稿のコメント欄には「手に渡ってきた」こともある人もいたのだとか……それは、ちょっと、怖いですね……。
ウオノエとの予期せぬ遭遇はありつつも、無事にノドグロをゲットして帰宅したカジさん。しかし帰宅中に「ツガイでいる」というコメントをもらい、「いたら嫌だな」と少し不安が残っていたそう。
まさかいるはずが……そう思いながら念の為口の中を確認すると、見事2匹目を発見。
最初のものよりも小ぶりですが、たしかにウオノエが口の中にひょっこり姿を見せています。カジさんの釣りは、見事な伏線回収で幕を閉じたのでした。
それにしてもこんなサイズの生き物に寄生されるなんて、魚って、大変ですね。
僕『どれどれ、ノドの黒さ確認させてもらおうか…』
???『コンニチワー!』 pic.twitter.com/tlUX0Y3Ggd
— カジ (@BaKa_Ryy) August 14, 2025
<記事化協力>
「カジ」さん(@BaKa_Ryy)
(ヨシクラミク)