猫は優れたバランス感覚の持ち主で、狭いところでも平気で歩いていきます。また、極小のスペースにも器用に座り、人間が「どうしてそんなところに!?」と驚かされることもしばしば。

 朝のキッチン。飼い主さんが毎日の習慣であるコーヒーを飲もうとしたところ、コーヒーメーカーの上に荘厳な猫の精霊が降臨していました。

 コーヒーメーカーの上にちょこんと乗っているのは、ノルウェージャンフォレストキャットのひまりちゃん。1歳の女の子です。

 猫の中では大柄で知られるノルウェージャンフォレストキャットですが、狭いコーヒーメーカーの上で器用に座っています。……というより、そこに至るまでにもビンなど障害があるにもかかわらず、まったく倒れていないというのにも驚かされますね。

周りのものを倒していないのも不思議(つくね&ひまりさん提供)

 飼い主さんはお気に入りのコーヒー豆を持ってキッチンにやってきたわけですが、ひまりちゃんがコーヒーメーカーの上でお出迎えしていたため、一瞬固まってしまったそうです。どいて欲しいのだけど、可愛いのでどかせない……!と、飼い主さんは悩んでしまったのだとか。

 ひょっとして、撫でられるのを待っているのかな?と考えた飼い主さん。ひとまずコーヒー豆を横に置き、ひまりちゃんの頭を撫でてやりますが、動く気配がありません。

 ……困った。とそこで、飼い主さんはひまりちゃんの性格を思い出します。

 「ひまりの特性『どこにでもついてくる』を把握している私は、気にしないそぶりで離れましたところ、甘えさせてと寄ってきて足元にスリスリ」……こうしてコーヒーにありつきながら、ひまりちゃんを撫でられたと飼い主さんは語ってくれました。

 それにしても、どうして器用にコーヒーメーカーの上に座り込んでいたのでしょう?ひまりちゃんの心は分かりませんが、ひょっとしたら大好きな飼い主さんの日課を把握して、ここにいれば撫でてもらえる……と画策したのかもしれませんね。

<記事化協力>
つくね&ひまりさん(@tsukune216)

(咲村珠樹)