「目に入れても痛くない」と例えられるほど、自分の子どもはかけがえのないものですが、それはワンちゃんにとっても同じなのかもしれません。
生まれたばかりの我が子を、寝そべりながらじっと見つめているのは、柴犬の「北翔(ほくと)」くん。親子が互いに向かい合う光景に、思わず頬が緩んでしまいますね。これは尊い……!
飼い主さん宅で生活する北翔くんと紬ちゃん夫婦の間に、6月中旬に元気な5つ子の赤ちゃんが生まれました。今回の写真に写っているのは、そのうちの1匹であるミントくんです。
ワンちゃんの世界では、生まれた直後の赤ちゃんのお世話をするのはお母さん。紬ちゃんも赤ちゃんたちにお乳をあげたり、毛づくろいをしてあげたりと出産後も忙しくしているようです。
一方の北翔くんは、赤ちゃんの様子が気になるようではあるものの、近づこうとすると紬ちゃんに怒られてしまうため、いつもケージの外から見守るだけ。もしかすると自分も関わりたいと思っているのかもしれませんが、なかなかそうさせてもらえないようです。
とはいえ、紬ちゃんも5匹同時には授乳できません。そのため飼い主さん宅では、授乳のタイミングを2グループに分散して行っており、当時はミントくんグループが授乳を終えたタイミングでした。
紬ちゃんが見ていない間に、ブランケットの上で休むミントくんにそっと近づき、そばで座り込んだ北翔くん。飼い主さんたち家族も見守る中、貴重な対面交流を果たしました。
このまま5分ほど、お互いに見つめ合っていたという北翔くんとミントくん。間近で見る我が子に対して、どのように感じていたのか知るすべはありませんが、きっと父親である自覚はあって、優しい気持ちで見ていたに違いありません。
温かい父と子の様子には5万件もの「いいね」に加え、「いいパパさんしてるじゃん」「北ちゃんとミントちゃん、どっちもかわええ……」といったコメントも寄せられるなど、多くの方がほっこりしたようです。
ちなみに後日、紬ちゃんがぐっすり眠っている間に、北翔くんは念願の5匹同時対面を果たしました。お世話が出来る出来ないの差はありますが、赤ちゃんを大切に想う気持ちは、きっと北翔くんも同じであることでしょう。
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<記事化協力>
ほくつむ夫妻の5つ子柴さん(@ho92mu_diary)
(山口弘剛)